2005-01-01から1年間の記事一覧

2005年の憂鬱と疲労について

さて諸君。今回が2005年最後の更新となります。年末の会社は忘年会一色で酒酒酒のオンパレード、ちっとも酒が飲めない俺はアルコール中毒の奴らに愛想笑いを浮かべては顔の筋肉に疲労がたまるという苦痛と、他の先輩社員が酔った勢いで言う誰某の悪口を…

Ⅲ 恐怖の愛

わははははははははははははははははははははは。 今や絶好調誰も俺を止める者はおらんのだ。この日本という大量消費と阿呆どもが踊り狂う嵐の住処にあって俺は俺だけの方法で自分だけの世界を作るのだ。社会人となって八ヶ月、数え切れぬ失敗とちっとも治ら…

Ⅱ 戦争回避

おお2005年が終わり2006年がやってくるなどと誰が言った。こちとら何もかもが終局へと向かって突き進んでいるのだ。東京に残るか、それとも兵庫県の糞田舎に帰るのか。このまま秋葉原を支配しメイド喫茶で快楽を貪りあげくの果てに銀座の高級キャバ…

Ⅰ 黙示は踊る

世間一般ではあまり知られていないがしかし実はよく知られていることの一つに、俺の「冬の本ごもり」がある。これは1月から11月までの阿呆のように何度も何度も本屋古本屋へ行き本を買いそして読んだ日々を反省・整理・評価する大変態重要な時期である。…

季節の終わり

兵庫県の糞田舎から上京してきてかれこれ7ヶ月が過ぎた。この間永田町を闊歩し神保町を支配し秋葉原を破壊するという我が世の春を謳歌してきた俺であるが、その偉大にして変態たる俺には一つの絶対に避け得ない義務があった。この東京に居を移したことによ…

9 リクルート試験

問題:次の文の( )の箇所を埋めよ。但し、人名の場合は苗字のみの解答も可。全問正解者には12月下旬発売予定の自費出版「ラブコメ政治耳鳴全日記:FINAL INTRODUCTION」をプレゼントします。 1986年( A )月( B )日に行われた…

カスタネットによる非常事態宣言

[1] 疲れている。一晩中妄想に浸っていて現実に帰るのが困難だった。それはこの大都会の片隅でひっそりと生きる俺を国家公務員が追う夢であり、参議院のせいで衆議院が解散される幻であり、何よりもこの童貞非社交的内向的人見知りオタク男俺が社会人とな…

事件2005、夏

こんなメールが来た。 tarimo 様 国立国会図書館×××(俺の判断により削除)部の×××(俺の判断により削除)と申します。突然メールを差し上げ、申し訳ありません。 早速ですが、当館をご利用になった際の詳細について書かれている7月30日付のブログを拝見…

陰気な微笑2005

だからこそ最近思うのは「楽しんだ者が勝つのだ」ということであって、緊張し周りに気を遣い胃腸炎になってしまっては何の意味もないのである。仕事にしろ私生活にしろもっと楽しまなければならんのである。即ち責任重大な仕事を任されたとしても「ここは俺…

8 東京湾上陸作戦

「何ということだっ」 「何ですか」 「秋葉原だっ」 「…」 「秋葉原の大型古本屋と言えば何だっ」 「古本市場とまんだらけでしょう。自分で言ってたじゃないですか」 「それが違うのだっ。秋葉原のあのビルの5Fと6Fにあるのは確かにまんだらけだが、俺は…

ラブコメ政治耳鳴全日記電車男

にもかかわらず俺は一人なのである。これを「寂しい」とか「むなしい」とか言うのは間違いである。大いに間違いである。なぜなら俺はこの、「寂しい」生活を心から楽しんでいるからである。一人で自転車で永田町国立国会図書館に行き神保町古書街に行き秋葉…

サラリーマンよ殺意を砕け

だからこそ日に日に感じてしまうのは「もう俺は大学生ではないんだな」ということであり、行く手には巨大な経済時計の歯車が俺を挟み込もうと待ちかまえているということである。責任、結果、利益、効率といった諸命題が重圧となって俺の肩にのしかかり、そ…

公開後悔

というわけであるから、今日も東京から陰湿な愚痴をお送りするわけである。さて今回は。ん。おや。何と。もう6月ではないか。なるほどだからノーネクタイが多いのか。会社の他の奴らがノーネクタイでかなりラフな格好をしているのを横目で見ながら内気で弱…

陰気な愉しみ

わはははははははははははははははははははは。 この俺その俺逃げることだけがとりえの俺はこの一ヶ月ただひたすらごまかしついには初任給とやらをもらってしまったのだ。どうだこの野郎。まだ全く何の仕事もしていないのにこんなにもらっていいのかい。ああ…

陣中携帯国会3 混濁朗読会

ところですごい夢を見てしまったのだ。それはもう壮大にして奇妙にして劇的にして絶対に誰も考えられないようなものすごい夢を見てしまったのだ。日記を書くというのは無意識へと潜行する絶好の機会であると2月20日の日記に書いたが、そのように無意識と…

司書宣言3 縦、横、司書

というわけで今日もマンガ喫茶から司書の話の続きである。司書資格というのが国家資格でありながら就職特に図書館で働くことには全くと言っていいほど役に立たないことは世の乙女たちには相当衝撃であったようで、俺へのメールで「それでは司書資格を取って…

司書宣言2 日本の黒い司書

わりと評判がいいので司書の話を続けることにする。どうも3月20日の日記で俺の株はあがったようだ。コメントも多かったが、メールも5通来た。5通すべて女性(と本人は言っている)である。おお。そしてラブコメなんて書くなホモをけなす文章は書くなと…

司書宣言1 不安の司書街

ああやはりパソコンのワード文書で書く方が楽でいいなあ。携帯電話のあの小さなボタンをくりくりピコピコと押していてもどうも思考がまとまらんのだ。それに加え携帯電話の表示画面では文章全体が読み直せないのだから文章のリズムがぎこちなくなり、そのぎ…

陣中携帯国会2 地獄の予感

はい携帯電話から今日もお送りします。しかし当世風の若者にはなりたくないと思って風雪を忍び肉体労働に精を出し学費を全て自分で賄いその夜間大学を明日卒業するこの俺がなぜあんな茶髪のピアスの奴らと一緒になって満員電車のなかでメールをしなければな…

貧窮問答5 夢の家編

「それではお便りのコーナー。まずはジョージさんから。『いつも腹の立つことばかり書かれてあるので荒らしているのですが、すぐに消されてしまいます』。そうですね、ここにいるデブおやじ22歳は荒らしが来たらすぐに消してしまうのです。何ということで…

爆笑結婚4 激流編

「もしもし」 「いやあどうも。もしもし。ははは。」 「…」 「いやあ、はっはっは。そちらはタモリさんのお宅かい。おおっと違うのかな。はっはっはっは。マリモさんだったね。いやいやジョークさジョーク。はっはっはっは」 「…」 「ヘイ。tarimoさん」 「……

我が青春の中選挙区制

中選挙区制というものがあった。1993年まで、日本政治の主役である衆議院議員を選ぶ選挙制度は中選挙区制であった。これは世界でも大変ユニークな選挙制度として有名で、どうユニークかというと一つの選挙区に当選者が3人から5人と複数存在するのであ…

5ベルリン陥落

「抵抗して勝つつもりあるのかい」 「…」 「天皇陛下の命令は聞いておらないんだよ。下士官、将校は」 「…」 「だからこちらはね、連隊長殿もね、涙を流して」 「…」 「お前らを殺す、ということになったんだよ」 死線を超え、修羅場をかいくぐり、世間の冷…

車社会の憂鬱

ある人が言いました。「このような猥褻なポルノ画像を放っておけばきっと犯罪に走る人が出るでしょう。ここはやはり、全面的に禁止すべきです」。 そこで俺が言いました。「このような危ない機械もとい車を放っておけばきっと犯罪に利用する人が出るでしょう…

貧窮問答4 鎮魂歌編

「みなさんこんばんは。世界が呼ぶ夢が呼ぶ湖が呼ぶ、なにわの帰国子女こと『土曜日の女』です。お元気ですか。今日もここから、関西一の鬼畜男を血祭りにしてやろうと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいませ」 「…」 「シャレにならないくらいの荒…

爆笑結婚3 革命編

「奈良県が『合コン』メルマガ、少子化対策で出会い支援:独身男女に出会いの場を提供し、少子化に歯止めをかけようと、奈良県は新年度から、レストランなどで開く合コンなどの日程を希望者にメールで配信する企画を始める。また、既婚者や結婚間近のカップ…

ミカドの乱、ラブコメの船

あっ。何ということだっ。Googleで「ラブコメ」を検索したら17件目でこの日記が出ると書いたが、今やってみたら(2月22日11時46分)20件目になっていた。なぜだ。いや大体MSNやYahooで検索したらこの日記なんて出てこないのだから…

4 ルビコン川会戦

それは間違いではありますまいか。かの人は確かにあの森の中に入ったはずです。ええ、私ははっきりと見ました。あの人です。あの恐ろしい獣たちがいる森へ。何ですか。最近では皆さん日記を書かれるようですなあ。それも自分の生活や思ったことを赤裸々に書…

朝の夢、見果てたり

皆さんはよく夢を見ますか。いや「お兄ちゃんと結婚するのが夢」とかいう夢ではなくて、ええさっきまでその手のエロゲーをやってたんですが、とにかく夜でも昼でも寝て見るあの夢のことです。夢というのは潜在的なその人の本質だとか真の姿だとか、無意識か…

貧窮問答3 東京迷走編

「と、いうことで全国4000人の『土曜日の女』ファンの皆さんこんばんは。土曜日の女です。うーん。やはり不便な名前ですね。これ」 「…」 「まあここにいるこの人はですね、『女性というのは本質的に娼婦だ』などと平気で言う人ですからね。『土曜日の女…