公開後悔

 というわけであるから、今日も東京から陰湿な愚痴をお送りするわけである。さて今回は。ん。おや。何と。もう6月ではないか。なるほどだからノーネクタイが多いのか。会社の他の奴らがノーネクタイでかなりラフな格好をしているのを横目で見ながら内気で弱気で終始怯えている俺はカッターシャツにスーツにネクタイをびっちりと揃えて汗を流しているのだ。ああ何というしんどさだ。
 周りの先輩上司お局含めての仕事内容がまったく理解できず、レクチャーを受けてもまったく理解できず、どうも臆してしまって質問すらできないので「辞めたい」と言ったのが先月のGW明けすぐであり、そうしたら「我々は君に惚れ込んでいるので絶対辞めさせたくない」と言われ連れ戻された。ええい買いかぶられておるのだ。一部上場企業でこのような浪花節を体験させられるとは思わなかった。だが民間企業は俺には怖すぎるのだ。え。お前が口を酸っぱくして言っている公務員だっていじめとか色々あるだろうって。なるほどそうか。楽な道はないってか。わかっとるがなそんなもん。だからこそ何かにすがりたいのだ。いやそれもむなしいかもしれんが。おお。俺、22歳。生きることの難しさよ。
 それはそうと先週の土曜日に自転車で秋葉原に行ったりしたのだが、一体古本屋はどこにあるのだ。まんだらけ古本市場しかないではないか。それでは到底俺の心はつかめぬぞ。何だあのエロゲーの高さは。何だあのDVDの高さは。そう言えば「ああっ女神さまっ」のDVD欲しいなあ。あれっ。そう言えば「脱走と追跡の読書遍歴」とか「爆笑結婚」とかどうなったんだ。ええいそんな時間と余裕がない。なぜなら俺は社会人だからだ。勉強しなければならないことは膨大にある。一年前、いや二年前に戻りたい。2003年の6月のラブコメと言えば、おおそうだ「エイケン」だ。
 ところで、今の俺は財政的には親の仕送りや水道光熱費食費を除いてもかなり余裕があるのである。何と、余裕があるのであるのである。その上古本屋で使う本代といったら週で500円にも満たないのであり、3日に一回は上司や先輩が昼飯か夕飯を奢ってくれるのでこれまた余裕が出てくる。これが独身貴族というやつか。しかしこの状態で結婚や子供の養育費を賄えるかといえば絶対無理である。これが少子化問題の元だと思うのだが、おお政治の話をするのは久しぶりだ。しかしもう時間はなくまた次回。次回は株主総会前で突如勃発した社内派閥対立の実況レポートをお送りします。ああ、派閥抗争大好きな俺。