2012-01-01から1年間の記事一覧

永田町・権力の興亡、お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ、お目当ての同人誌(LAS

10月6日 ついに俺も同人ダウンロードに手を出そうというわけでこれを買ったhttp://t.co/leTwuELo。日本ラブコメ大賞で言及しているようにヤンデレというのは非常に扱いが難しいものですが、これはヤンデレを意識的にマイルドにしているので全然苦痛になら…

逆説の日本史(9)戦国野望編/井沢元彦[小学館:小学館文庫]

逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)作者: 井沢元彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/05/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (21件) を見る さて不定期に読み続けているこのシリーズ、読む度に「目から鱗が出る」というか「コロ…

政治は踊る2012

「解散総選挙の先送り」を企図していたはずの野田首相が突然解散総選挙に踏み切った狙いを考えてみる。それは「第三極」の勢力が予想以上に強まってきたからである。決して自民党に脅威を感じたからではない。民主党と自民党・公明党が消費税増税で協調した…

文藝 2009年夏季号[河出書房新社]

文藝 2009年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/04/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (33件) を見る これほど読むのがしんどかった本というのも珍しい。まあ普通だったらこんな本を俺が買うわけがないので読むわけ…

遠隔操作ウィルス事件の本質

インターネットを使って犯罪予告を行った疑いで逮捕された容疑者は皆、容疑を自供した。「就職試験に落ちて、むしゃくしゃしたのでやった」「楽しそうな小学生を見て、困らせてやろうと思ってやった」等が犯行の理由だという。ところがその後、真犯人からT…

もてない男/小谷野敦[筑摩書房:ちくま新書]

もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/01/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 121回この商品を含むブログ (174件) を見る どうして「もてない男」は「もてない」から劣等感を感じてしまうのかと言…

ダブル党首選の意味

9月の民主・自民両党のダブル党首選挙をマスコミは「国民不在の政局闘争」と冷ややかに評したが、実態はそんな単純なものではない。両党首選を観察すれば今の両党の問題と今後の方向性が鮮やかに浮かび上がってくる。 まず民主党の方であるが、戦う前から野…

ロボット失業、おねがいティーチャー、復興予算

7月16日 今は便利な世の中になったからTV番組を録画する時も時間指定しなくても番組表から選ぶだけでいいが、そんなにすごいとは思わんなあ。小学生の頃、時間を指定すれば深夜番組であろうが平日の昼であろうが録画できると知った時は「すごい!これが…

撃たれると痛い/パーネル・ホール[早川書房:ハヤカワ・ミステリ文庫]

撃たれると痛い (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: パーネルホール,Parnell Hall,田中一江出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1995/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 私の名前はスタンリー・ヘイスティングズ。どこにでもいる、…

決められない政治

消費税増税が成立して「これから『決める』政治が始まる」と言われたが、それから一ヶ月も経たずして参議院では首相問責決議が可決され、赤字国債法案や「一票の格差」是正問題については「決められない」ことがはっきりした。決める政治とは所詮「将来の消…

誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答/山本夏彦[文藝春秋:文春新書]

誰か「戦前」を知らないか―夏彦迷惑問答 (文春新書)作者: 山本夏彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/10/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (39件) を見る――皆さんこんにちは。「土曜日の女」です。今回の「脱走と追跡の読…

政策よりも政局

「政局より政策が大事」と言う人がいて、俺にはそれが不思議でたまらない。政策は官僚や学者や専門家でも作ることができるが、複雑な利害が渦巻く人間社会と謀略が渦巻く国際社会においてその政策を実現させるためには政局という権力闘争を勝ち抜かなければ…

2012夏

とにかく「気が付いたら30歳になっていた」「気が付いたら40歳になっていた」云々の間抜けな男にだけはなってはいけない、田舎者で不器用でろくに人と話もできず黙々と自分の世界を構築することだけに熱意を燃やす俺のような人間がこれ以上哀れな姿にな…

耳の物語/開高健[イースト・プレス:文庫ぎんが堂]

耳の物語 (文庫ぎんが堂)作者: 開高健出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2010/05/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 恐らく酒が飲めない人間に本書の面白さはわからない。だから酒が一滴も飲めない俺には本書の良さはわからないが…

謎の彼女X、ファミレスでモーニング、サンテレビ

5月20日 冬クールは「キャッツアイ」「未来日記」「アマガミ」を見なければならなかったので大忙しであったが、春クールは「謎の彼女X」のみにしたので(「キャッツアイ」は3月で視聴打ち切ってやったわい)だいぶ楽になった。やっぱり1クール1本が普…

国民の敵

消費税増税をめぐる政治の動きやマスコミの反応を見て、「国民の敵」がはっきりと見えてきた。今や政界は「国民の敵」だらけである。にもかかわらずほとんどの人間は「自分たちこそ『国民の味方』」と思っているところに日本政治の病理がある。 そもそも参議…

インド現代史/賀来弓月[中央公論社:中公新書]

インド現代史―独立50年を検証する (中公新書)作者: 賀来弓月出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る うーん。本書を読み終えての第一の感想は「困った」であった。世界第二の人…

政界再編

政治は単純なものではない。ニュースの表面だけを読んでわかったようになっていては本当の動きがわからない。権力者や腹に一物持つ政治家はマスコミがどういう反応をするかわかった上で行動しているのであり、マスコミによる表面的な解説は「本当の目的」の…

国家の敵、国民の敵

衆議院議員任期満了の半年前に野党第一党党首の秘書が突然逮捕されてから3年が過ぎ、「警察は犯罪者を捕まえる組織だが、検察はそうではない」ことがよくわかった。検察は犯罪者ではなく「国家の敵」を捕まえる組織であった。そしてその「国家の敵」とは誰…

3月11日、MHK、くっとろい奴

3月10日 先週日曜の「NHKスペシャル」をようやく見る。地震や津波の映像が延々と流され、やや薄れかけてきたあの日あの時のことを完全に思い出した。当時俺は有楽町駅近くのビルの10階にいたが、テーブルの下でうずくまりながら、ああこれは大災害だ…

オール讀物 2009年6月号[文藝春秋]

行きつけの図書館のリサイクルコーナーにこの雑誌が置いてあったのでそれはもう目にも止まらぬ速さ(だったような気がする)で手に取って鞄にしまいこんだ。何せ中間小説の老舗の大家・「オール讀物」ですよあなた。これはもう珠玉の小説が所狭しと凝縮され…

消費税と苦悩の歴史

話は1979年まで遡る。この時の総選挙において、首相であった大平正芳(元大蔵官僚)はいわゆる「一般消費税」について発言した。財政悪化の立て直しと将来の少子高齢化を見越して国民から薄く広く税を徴収する構想を表明したものだったが、唐突さゆえに…

第二次世界大戦 ヒトラーの戦い6/児島襄[文藝春秋:文春文庫]

第二次世界大戦 ヒトラーの戦い〈6〉 (文春文庫)作者: 児島襄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1992/09/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る ――「スターリングラード攻防戦」が「第二次世界大戦の趨勢を左右する」戦いである…

もうあきらめよう

俺はただ政局を楽しみたいだけなのだが、最近は柄にもなく「〜でなければならない」と偉そうな事ばかり言っているようなのでこれからしばらくは少し距離を置くことにしよう。というのも「2月25日に野田首相と谷垣自民党総裁が極秘会談」のニュースでマス…

陰性、こはるの日々、アレを握る気も起きない

1月9日 2012年、日本経済を支える非エリート(「非モテ」みたいな感じで)サラリーマンである俺は去年と同様多忙を極めることであろうが、それでも時間を見つけては40分ほど歩いたところにあるゲームセンターに設置されているラブプラスアーケードを…

アメリカの壁/小松左京[文藝春秋:文春文庫]

アメリカの壁 (文春文庫 こ 5-9)作者: 小松左京出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1982/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 小松左京と言えばどうしても「日本沈没」「首都消失」等の本格SFに見られる、「高度な科学的知識と文明論に裏付…

守る気はない

福島原発事故を受けて設置された政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されていなかったというニュースを聞いても俺は特に驚かなかった。もちろん「業務が忙しくて作成できなかった」という理由を信じたからではない。政府に限らず、その組織の今後を…

どこまで続くヌカルミぞ 老老介護奮戦記/俵孝太郎[文藝春秋:文春新書]

どこまで続くヌカルミぞ―老老介護奮戦記 (文春新書)作者: 俵孝太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/09メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る 「介護」とは、一般的に言って痴呆や重病を患った両親を子供たちが面倒を見るこ…

「情」と「理」

政治は国民の生命と財産を守り、国家を運営することであるから、合理的且つ理性的に動くことが求められる。ところが政治を行う人間は感情の動物であるから、合理的且つ理性的に動くとは限らない。景気が悪いのも失業するのも病気になるのも全て「政治が悪い…

川崎のソープランド、日本ラブコメ大賞2011、政治

12月3日 小生、「脱走と追跡」の文章を本館に掲載した後はほとんど読み返しませんが、11月19日の「盗みとバラの日々」の文章をたまたま読み返して、あまりのひどさに嘔吐しそうになった。接続詞の使い方がもうおかしい。修正しましたhttp://t.co/f8DiRwLI…