2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2009夏

またしてもこの時がやってきた。永田町・神保町・秋葉原・門前仲町と日本の中枢(門仲はどうでもいいが)を個別撃破するという大イベントが今日行われたのであり、これが都議選・総選挙に与える影響は計り知れないわけであるから諸君も固唾をガブ飲みして見…

SFアドベンチャー 1987年6月号[徳間書店]

80年代のSFの全てがわかる雑誌・SFアドベンチャーのバックナンバーを断続的に買い続けてもう7年は経つ。どうしてこんなものを買い続けるのかと言われるといつもなら「そんなもん俺が聞きたいわい」と答えるところだがまあ少し真剣に考えてみると、結…

いかん、このままでは俺は「真面目な読書青年」に

いかん、このままでは俺は「真面目な読書青年」になってしまうではないか。えらいこっちゃ。天下の糞煮込みともあろう俺が凡百のブログと同じようにえらそうに何を語っておるのか。もっと自分は阿呆だということを身体に叩き込んで百鬼夜行が渦巻くカネ至上…

英仏百年戦争/佐藤賢一[集英社:集英社新書]

英仏百年戦争 (集英社新書)作者: 佐藤賢一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/11/01メディア: 新書購入: 9人 クリック: 79回この商品を含むブログ (57件) を見る 世界史にはあまり興味がない。というより日本史を追うだけで疲労困憊なのにこの上世界史にま…

殺ったのは誰だ?! ミステリー傑作選36[講談社:講談社文庫]

殺(や)ったのは誰だ?!―ミステリー傑作選〈36〉 (講談社文庫)作者: 日本推理作家協会出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る うーん。うーん。なるほど。これはミステリーだね。ミステリー傑…

逆説の日本史(5)中世動乱編/井沢元彦[小学館:小学館文庫]

逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫)作者: 井沢元彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/12/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 3回この商品を含むブログ (18件) を見る おおっとこれはまたかなり面白い本を読んでしまいました。いやあページをめく…

社会派くんがゆく!/唐沢俊一・村崎百郎[アスペクト]

社会派くんがゆく!作者: 唐沢俊一,村崎百郎出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2001/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (10件) を見る ヌルい。これではヌル過ぎる。「超過激社会時評」と言うからには一体どんな地獄の笑いを…

花嫁化鳥/寺山修司[中央公論新社:中公文庫]

花嫁化鳥 (中公文庫)作者: 寺山修司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/11メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 名前だけはよく聞くベストセラー作家の小説を読んだだけで「趣味は読書です」と堂々と言う阿呆が増えそれに…

寝ぼけ署長/山本周五郎[新潮社:新潮文庫]

寝ぼけ署長 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/08/27メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見る 殺人に限らず犯罪というのはとにかく憎むべき悪であって、そんな犯罪を犯す者は極悪非道の大悪人に決まっ…

怨念の系譜/早坂茂三[集英社:集英社文庫]

怨念の系譜―河井継之助、山本五十六、そして田中角栄 (集英社文庫)作者: 早坂茂三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (9件) を見る 幕末、越後長岡藩に河井継之助という豪傑がいた。「長州…

深い河/遠藤周作[講談社:講談社文庫]

その昔、と言っても2001年頃の話であるが、当時大学1年生であった俺は第一次大病戦争と未曾有の経済恐慌の中でとにかく大変な状況にあった。よくわからんがとにかく今の俺は非常に危機的な状況にある、ということだけは肌に感じていた。そんな折、ふと…

日本トンデモ本大賞2009

「ラブコメ狂いが政治語ってんじゃねえよ」「BOOKOFFに行っておきながら神保町に行くな馬鹿」「アキバ系のくせに純文学とかノンフィクションとか読んでかっこつけるな」「風俗行った後にどうして普通に本屋に行けるんだ変態」等、俺の多彩にして節操…

政治は踊る2009

小沢一郎がニコニコしながら話し出す辞任会見を見て、やはりこの男は田中角栄の系譜に連なる経世会の人間だと思った。幾多の権力闘争を観察し、自身もそのど真ん中に身を投じた人間にしかできない芸当をやってのけたのである。年明け以来「民主党有利」だっ…