裏東京毒探偵突撃古本屋

特別編2017

この世に生を享けて34年、このブログを始めた3カ月後に上京して12年、兵庫県糞田舎で怠惰と惰眠を貪っていればよかった人間が東京で好き放題の暴虐の限りを尽くしてまだ生きています、皆さんお元気ですか、このブログはもう12年やっておりまして、最…

特別編2014(下)

JR中央線鶴舞駅を下車するとポツポツと雨が降り出すも東側の鶴舞公園の木々から蝉の声がうわあんと聞こえてくるので本格的に雨が降るのではないらしい。北へ進んで名古屋高速下の交差点を西へ歩いて、さすがに古書会館の場所は事前に調べているのですぐに…

特別編2014(上)

八方塞がり。四面楚歌。給料微増で仕事の量は激増、自らの仕事をやりつつ後輩新入社員の指導を行いつつ上司の顔を立てなければならず工場現場の顔色を窺わなければならない。大株主と主要銀行から派遣された役員達は自分達がいた会社のレベルの高さと今いる…

特別編2013

しかし時は轟々と流れた。俺の前に立ち塞がっていた人達はいつの間にか姿を消して俺もついに30歳となった。それは基本的にはいい事であって、20代の頃は絶えず「若いくせに暗いな」「若いくせに華がないな」「若いくせに自分の世界に閉じこもっているな…

特別編 裏博多毒探偵突撃古本屋(2)

3時、5時、7時と起きるたびに喉の奥が痛い気がして洗面所でうがいをしてまた寝て、はて大丈夫だろうかと心配になったものの8時過ぎにはっきりと起きた時には喉の奥の痛みはピタリと止んでいた。ほほう、そういうこともあるのだなと思いながら1階のレス…

特別編 裏博多毒探偵突撃古本屋(1)

部長に呼ばれた。嫌な予感がした。 「お前、夏休み、まだやったっけ」 「ええ、9月に取るんで。そこの予定表に、12日休むってマルつけてます」 「ほう」 「…どないしまいした?」 「いや、来いって言われてんねん。九州の工場で、会議あるから」 「また○○…

千葉五番勝負(5)BOOKOFFショッパーズプラザ新浦安店

今回で千葉編は終わりですので、いつものようにキチガイじみた不平不満不安を垂れ流すのも芸がないので本当に日記を書いている感じでやってみます。ああそう言えばこのブログは「ラブコメ政治耳鳴全日記」という名前だったか。 8時半に目覚ましをセットした…

千葉五番勝負(4)古本市場市川鬼高店

4年越しの彼女と結婚するという同僚に「これでお前も給料配達人や」「人生の墓場に入って良かったね」とさんざん罵詈雑言を浴びせておまけに奢らせて上機嫌で家に帰って寝ようとしたが暑いというよりは湿気による不快度がかなりのものでなかなか寝つけず寝…

千葉五番勝負(3)BOOKOFF浦安駅北店

「好漢、自重せよ」と言われたのでブックオフその他に嬉々として行ってその道中で目に入る大都市東京の醜悪な姿を極めて皮相的にいやらしく観察しては悦に入る行動は控えようとして去年の秋頃からこの「裏東京毒探偵」は月一回ペースになったが、諸君御高承…

千葉五番勝負(2)BOOKOFF本八幡駅前店

「皆さんこんにちは、今週もラブコメ政治耳鳴全日記の時間がやってまいりました」 「…こんにちは」 「本日は月に一度のお楽しみ、裏東京毒探偵突撃古本屋の千葉五番勝負の第2回目でありますが、毎度毎度小汚い田舎者の愚痴と被害妄想に付き合わされてはたま…

千葉五番勝負(1)BOOKOFF行徳駅前店

秋葉原や神保町のような超メジャーな場所に俺の居場所はない、俺にはもっと中途半端でスケールが小さくて居心地のいいところが必要なのだそうなのだだから「東京23区のブックオフを全て制覇したるぞ」と叫び、週1回のペースで23区を東西南北駆けずり回…

第6シリーズ 生命線(17)古本市場新小岩店

2006年8月のある日、上京2年目社会人2年目の俺は東京23区に点在するブックオフや古本市場を長期間かけて1店1店訪ね歩くことを思い立ち、当時も地の利を生かして永田町・神保町・秋葉原を休日の度に堪能していたものの何か違うものを感じていた俺…

第6シリーズ 生命線(16)BOOKOFF練馬光が丘店

さて「裏東京毒探偵突撃古本屋」の時間がやってきたわけであるがこの「裏東京毒探偵突撃古本屋」(ひらがなで書くと「うらとうきょうどくたんていとつげきふるほんや」)という阿呆らしい名前を考えたのは誰かというと俺である(当たり前か)。このような大…

特別編 裏京都毒探偵突撃古本屋(3)

8月15日(日)の朝はまず9時頃起きて1階のレストランのようなところに入ってのバイキングから始まった。いつもいつも言っていることだが俺はこの「朝食バイキング」ほどゴージャスなものはないと思っているのでとにかくご飯だろうが卵焼きだろうがウイ…

特別編 裏京都毒探偵突撃古本屋(2)

小田原駅17時41分発東京行きの「こだま」に乗るが、この日は14日でありまさに帰省から帰ってくる人たちで車内は大混雑であった。こういう混雑に巻き込まれないために14日に東京から離れ16日に東京へ帰るよう計画していたというのに何たることだ。…

特別編 裏京都毒探偵突撃古本屋(1)

27歳になって最近とみに感じるのは躁と鬱の落差がなくなってきたことであって、例えば5年前ならば楽しい時は(主に本屋めぐりをしている時はラブコメを読んでいる時は)我が世の春を謳歌している気分であったが、辛い時は(主に仕事中や包茎である我が息…

第6シリーズ 生命線(15)BOOKOFFパサージオ西新井店

さあ大変ですよそこのあなた。この俺その俺あの俺、世に蔓延する流行にあらゆる難癖をつけて反逆し白を黒と言い水を火と言い女を風俗嬢と言う俺がツイッターを始めたのですよ。予想通り多くの方から「お前がツイッター?気でも違ったのか。ああそうかお前は…

第6シリーズ 生命線(14)BOOKOFF吉祥寺駅前店

どうも憂鬱な日が続いている。せっかく自分達が作った政権を1年も経たずして叩きに叩き、それで結局どうしようというのだろうか。また官僚やアメリカの言いなりとなってほしいのだろうか。或いは中選挙区制に戻してあの派閥全盛時代に戻りたいのだろうか(…

第6シリーズ 生命線(13)BOOKOFFロッテシティ錦糸町店

「もうお前もええ歳になるんやからブックオフブックオフ言うてもしゃあないで」との内なる声に従って今年からブックオフに行くのは2〜3週間に1回にして、その代わり「脱走と追跡の読書遍歴」(幼稚園児並)やら「政局好色」(大学教授並)やらを載せてい…

第6シリーズ 生命線(12)BOOKOFF大蔵多摩堤通り店

案の定、27歳にもなると周りに結婚したり子供が生まれたりした同僚や後輩が多くなってやたらと「お前も結婚した方がいいぞ」と言われるようになった。もちろん俺はその度に「何を言うておるか。2〜3年もすれば愛は醒め生活の垢がびっしりとこびりついて…

第6シリーズ 生命線(11)BOOKOFF中葛西店

今年に入ってから急に本ブログの読者が増えたようで誠に嬉しい限りだが、それでどうなったかと言えば俺の確固たる「ラブコメ・政治・読書・ブックオフその他」に対する姿勢が癪に触るのかやたらと俺を誹謗中傷するメールが多くなっただけであった。孤立無援…

第6シリーズ 生命線(10)BOOKOFF池袋サンシャイン60通り店

いよいよと言うべきか、この春に俺も27歳となって「TVに出てくる人が皆俺より年下」というべき状況が多くなってきた。まあこの歳まで生きることができるとは思わなかったのでそれはそれで喜ばしいことだが、TVや雑誌の華やかな世界で舞う年下の人々に…

第6シリーズ 生命線(9)BOOKOFF田無駅北口店

なぜならば仕事の方も一段落したので昨日は今年初めての有給を取り、これにて三連休が成立し実にいい気分となって銀行に行って10万円を口座から下ろしてきて親への仕送りのため5万円を送金して鶯谷の風俗(デリヘル)に2万5千円を使って電気代・ガス代…

第6シリーズ 生命線(8)BOOKOFF亀有駅南口店

しかしながら俺はその程度の男ではない。東京を縦横無尽に走り回り道行く女たちをナンパするぐらい大したことではない。まあそれはさておいて大体貴様は「エロ漫画屋」なのか「政局野次馬」なのか「ラブコメキチガイ」なのかと問われ、いや待てどうしてそこ…

第6シリーズ 生命線(7)BOOKOFF高田馬場北店

しかしながらこれ以上はもうやりようがないのであって、あとは俺の好き勝手にやらせてもらおうと思うのである。いやもちろん今までも好き勝手に意味不明のことを書き連ねてきたのだからお前今更何を言っとんねんということになるが、平成日本の廃棄物とまで…

第6シリーズ 生命線(6)BOOKOFF阿佐ヶ谷南店

疲れている。ひと晩中自分のいびきで眠れなかった。普段いびきをかくことのない俺がいびきをかくということは疲れているということであって、それは相変わらず「捨てられた子犬が雨に濡れているからと言って傘を差し出し、派遣切り等で家を失った人には目も…

第6シリーズ 生命線(5)BOOKOFF船堀店

生きております。生きております。生き延びました。生き延びました。華やかでキレイでカッコイイ男女たちがあらゆる手段を講じて俺を殺そうとしましたが所詮は汚れ仕事のイロハも知らぬ弱々しい我が身可愛き坊主の遠吠えであって焼け火箸も平気で手で握る泥…

第6シリーズ 生命線(4)BOOKOFF練馬区役所前店

兵庫県糞田舎で怠惰と惰眠を貪っていた糞阿呆俺が東京にやってきて5度目の秋を迎えたわけであり、26歳という年齢にさしかかり今や会社と仕事の命運が俺の肩に重くのしかかってきて身動きができず、ついにあの1年に4回開かれるというオリンピックと双璧…

第6シリーズ 生命線(3)BOOKOFF飯田橋駅前東口店

しかしながら今の俺は仕事において増長し貯金もそこそこたまってラブコメだ政治だ真面目な読書青年だと豊穣なプライベートを謳歌しているのだから食欲も性欲も並外れて沸き起こってくるのを止めることができない。そもそも東京独身一人暮らしの男が土曜日に…

特別編 裏札幌毒探偵突撃古本屋(3)

俺とて人並みに旅行をしたいという感覚は存在する。旅行とは日常とは一線を画す非日常的な時間である。しかし人と同じように観光名所など巡っても仕方ないのであって、そこで導き出される結論が「地方都市のBOOKOFF等へ、地方の公共交通網を駆使して…