「武官弁護士エル・ウィン②ハタ迷惑な代理人」(富士見ファンタジア文庫)

 うへ。何でノーイメージなんだ。こちとら有料ポイント払っとるのだぞ。何とかしろ株式会社はてなめ。怠慢じゃ怠慢。
 というわけで読了。最近のライトノベルスはどうも偉そうで好きになれんのだよな。大した文章もなくイメージも貧困なくせして鬼の首を取ったかの如く「今、時代はライトノベルス」って言われてもなあ。まあ俺はラブコメだったら何でも読むけどさあ。これでは中高生とかが「ライトノベルスさえ読めばいいんだ」と思いかねんぞ。やっぱりライトノベルス読むよりは夏目漱石とか太宰治とか大江健三郎とか村上春樹を読んだ方がずっと読書が楽しくなるし人生が深くなるのであってね。今そんな事言う大人っていないのかねえ。ああそうか、今なんかラノベが話題になっとるらしいからとりあえずわあわあ言うとるだけか。まあそんなもんですわな。
 本書は一応ラブコメであるからということで読んだが、ライトだけあって文章も読みやすくその上ヒロインの一人称形式だからスラスラと1時間で読めた。キャピキャピした17歳の女が見た目は地味だが最強の「武官弁護士」と一緒に色々な事件に出会う、というストーリーは今まであるようでなかなかなかったのではないか。詳しくは年末の「日本ラブコメ大賞2007」で。