東西冷戦の最前線

 ハーイ。この日記というか駄文というかキチガイ文章を連載しはじめてはや半月。カウンターは4500を超えました。これが多いのか少ないのかはよくわかりませんが、しかし一応このHPもしくはブログは喜劇的な現在進行的な政治とラブコメとひきこもりのための啓蒙的なことを書きそれを公開し読んでもらうことを主たる目的としているのでありまして、そうであれば文章を発表したその時点でワッと評判にならなければ意味がないのです。まだまだ多くの人に読んでもらい爆弾を投げ地雷を踏み侵略を進めねばならん。「10人にけなされてはじめて一人褒めてくれる」というのを聞いたことがあるが、その通り知名度とは批判される尺度であり、批判賞賛誹謗中傷罵詈雑言入り乱れての百花繚乱雪の舞こそが同時代に生きる手応えと喜びを与えてくれよう。であるからまだまだ俺は頑張るが、実際問題一人でも多くの人に読んでもらうにはとにかくリンクを貼ってもらうしかないのである。しかし俺から相互リンクしてくれと言うのもなあ。「BLACK徒然草」さんの場合は運良く向こうのあれにどこかの誰かがコピペしてくれたからこっちも言うことができたが、第一この日記見て怒る人が大半なんじゃないかね。いや、政治云々はともかくほらあのラブコメ云々で。「そんなわけのわからんもんにリンクできるか」と言われたらおしまいだしなあ。しかし俺としてもどうしようもないのだ。日記を書いたところで金がもらえるわけでもないからやはり自分の好きなことをやった方が精神経済的にもいいのだし、何より今日も三宮のミニ秋葉原街に行って激怒して帰ったわけでして。あ。いや。ははははは。
 このわけのわからん日記の固定読者はコメントや俺へのメールから推測すると少なくとも六人おります。まことにありがたいことであります。確かに俺は一銭ももらってないがそれはこれを読んでいるあなたとて同じであり、感謝の念をこめてこの前買った「ふたりエッチ」のコンビニ本を進呈しよう(置き場所がないので。いや第一あのコンビニ本は全部再録だった)。あ。そうだ肝心なことを忘れていた。この日記の固定読者数6人のうち4人は驚くべきことに女性なのだ。そんな阿呆な。いや何もあなたが阿呆だと言っているのではなくてですね、まあ男なのに女のふりをする奴もいるだろうがそんな奇特な人がよりにもよってこのような何十万ある日記サイトの一つに来ることもないであろうから、であるから女がっ。おお何ということでしょう肉親親戚以外の女と五分以上話したことのない俺が、わけのわからん危険な長文を載せたメールをもう三通も出したのだ。うは。死ぬ。いや違う、死にそうだ、いやいやそういうことを言いたいのではない。そもそもこの文章群を読んで女の人はどう思っているのであろうか。それはまあ激怒するか無視するかだろうが、その四人のうちの一人ははてな単語の「光彩書房」から来たらしい。ええそうですあのホモの光彩書房のあれから。弱ったなあ。確かに2月1日のオールナイトラブコメパーカーには光彩書房の文字があるがあれはあの本「女のコからせまってもイ〜イ?」(…え?)がホモではなくレズでもなく俺好みの男女和姦だったので載せただけなのだ。そもそもタイトルからして「ああ、これは女の方が積極的に出て男は平凡でおとなしいのだな」と容易に推測できたから買ったまでであって、俺はホモではないっ。どうしてあの憎きホモレズ部隊にこの俺が武器援助をしなくてはならんのだ。アメリカは国民党軍への武器援助を打ち切っていやまあとにかく、どうして光彩書房にそのような本があることを知っていたのかといえばラブコメ探索に命をかける(休日を過ごす)俺をなめてもらっては困る。革命とは暴力であり俺もまた暴力的なまでのパラノイアわはははははははははは。
 ちなみその四人のうちの一人さんは「私はやおい系のサイトをしていますが、タモリじゃなくてtarimoさんの文体や政治に対する考え方は気に入っています。でも、もしこの日記を私のサイトに紹介したら常連の人から袋叩きにされますのでリンクを貼ることはできません」とメールしてきた。なるほど世の中にはこのような批判精神旺盛な立派な人もいるのだなあと思いそのやおいサイトのアドレスは記載されてあったので案内されるまま行ってみたがやはり革命とは暴力である。宣戦布告だ。我々は断固として戦う勝利以外受け入れないホモが増えレズが増えればそれだけ男女の恋愛が減りラブコメが減るのだキューバからアメリカへのミサイル発射はソ連からアメリカへの攻撃とみなすのだ。
 と、まあ喜んでばかりもいられない。何せメールアドレスを日本全国に公開したものだからやはりちょっと頭のネジが緩んだ人からのメールが来たりするし、あの「愚鈍の礼賛」と「極東地下演説」の時のコメント欄の荒れ模様といったらもうベトナム戦争の如き惨状であった。とにかく消してはやってきて消してはやってきた荒らし嵐と俺の対決を見た人はいるかな。mishinさんやラサさんは知らないかな。どうも2ちゃんねるあたりにこの日記が出たらしいのだが、あのおかげで3日目にしてカウンターが1000を超えたのだ。わははははははは。しかし同時代に生き同時代に何らかのメッセージを発する以上は反発を買い激怒を呼び暴行を受けるのは必然でありそれこそがインターネットの華であり俺もええじゃないかと踊ろうではないか。世界大戦だこれは俺の人生つまり俺の世界における世界大戦なのだわははははははははは殺せ殺せぶっ殺せ右にホモレズ部隊左に鬼畜凌辱師団さらに正面と後方には反オタク軍反秋葉原軍が銃を向け絶対絶命四面楚歌夜を超えろ死を放てうわはははははははははははは。
 いかん。支離滅裂になってきた。いつも支離滅裂だが今日は一段と支離滅裂だ。ところでこれも俺に送られてきたメールなのだが、まことに丁重に「普通の日記をやったらどうですか」ということが書かれてあった。つまりラブコメや政治のことを書くより、もっと日常的なことを書いたほうが多くの人に受け入れられやすいしそれがいわゆる日記サイト・ブログというものであるというのである。なるほど確かによく考えればこれは「はてなダイアリー」ではないか。ダイアリーつまり日記である以上は俺も日常生活について書かねばならぬ。すなわち「のら犬を殺した」とか「マクドナルドのトレイを盗んだ」とか「電車に乗って傘を拾った」とか「バイト先のメモ用紙を盗んだ」とか「エロサイトを見た」とか「市役所のトイレの水道の蛇口を出したままにした」とか「大学のトイレからトイレットペーパーを盗んだ」とかその他その他。そうだそうしよう。「彼女募集中」とか「1時間2万で」とか。
 ん。ちょっと待て。いついかなる時からホームページもしくはブログというものがそういうものであると決まったのだ。いや仮にそうであったとしてもなぜ俺がそれに従わなければならんのだ。ブログというものがどういうものかはよく知らんが別に俺が日記にちっとも日記ではないことを書いたところで一向に構わんはずだ。それははてなダイアリー規約違反ではないのだ。そしてこれは俺の著作物であり俺の人生の一部分であるのだ。むしろほとんどの人たちがつまらぬ日常を書いているなかで俺一人がこのようなキチガイめいたことを書くというのはいい事なはずだ。そうだ誰も俺を拘束することはできんのだということで俺はこれからも変態となって書こうと思います。俺は法律と規則を重んじるがそのルールにさえ触れなければ何をやってもよいのだ。そしてこの電子空間においては何をどのように書いてもいいのである。時よ止まれ俺には書くことがある。
 で、ここまで書いて俺の矛先はあの同人誌及びコミケへと飛ぶ。つまりエロのことである。俺はいつも不思議に思うのだが、同人誌というのはそれこそ何をどう書いてもいいジャンルのはずなのにどうして多くの人たちがまるで義務であるかのようにエロエロエロを書くのだろうか。俺も同人誌の存在を知った当初は「同人誌というのはエロでなければならない」と思ってしまったぐらいであり、同人誌というのはそれこそ何人たりともその拘束を受けない表現手段であるにもかかわらずどうしてエロに限定されるのだ。そんなに諸君は性欲が強いのかね。いや確かにコミケなんてのは所詮は若い男のたまり場だから気持ちはわかるが、どうして右向け右の如くエロにこだわるのだ。一体誰がエロを書かなければならないと決めたのだ。確かに非エロ同人誌もあるがその絶対数においてエロが多すぎる。そして彼らもそんなにエロばかり書きたいはずはなく、では何がエロを書かせるかというと何となく「エロじゃないと同人誌じゃない」という空気があるからとしか考えられないのである。しかしどうしてそれに従うのだ。サークルや固定読者の関係上そうしなければならないのか。別に商業活動しているわけでもなし、もっと自由に創作してもいいはずなのだ。
 何も俺はエロが駄目だと言っているのではない。俺とてエロが大好きだ。おおそうだ声を大にして言うが大好きだ。ただ、本来自由であるはずの同人誌が「エロ」に限定されるというのではまことに残念でならないのである。エロエロと書いて女性読者の方にはまことに失礼だがあなただってやおいでまあそのエロをやっているのだからまあいいとして、しかしエロばかりやってもつまらないでしょう。俺には「オタク友達」という人がいないしサークルに入ったこともないからよくわからんが、一体その規則というのは誰が決めたのかね。いや決められたところでそれは守る価値があるものなのかね。守るものと守らなくていいものの基準を見極めるのは非常に難しい、しかしこれは大変重要なことなのだ。ブログといい同人誌といいそれらは本質的に自由であり自由とはどんな概念にも拘束されないということなのである。
 というわけでまた明日。毎週土曜日は貧窮問答シリーズですね。明日。明日だ。なんで今日お前がしゃしゃり出てくるのだ。「いや私も土曜日だけの出番じゃねえ」「いやこれは俺の舞台であって」「まあいいじゃないですか。あ。コーヒーください」「こらそれは俺のだろうが」「あ。砂糖が多いですよこれ」「飲むなよだから」「あ。思い出した」「何だ」「実は社会保険事務所の方から」「いやそれは水曜日の話だ」「知りません」「何が知りませんだ。俺は帰る」「じゃ、コーヒーはかわりに全部飲んどきます。あ」「何だっ」「おかわり」「うるさい」「あ」「だから何だっ」「そろそろ死刑執行の時間が」「それは日曜日だっ」以下、明日(収拾がつかないので)。