第4シリーズ 光よ天まで(7)BOOKOFF戸越駅前店

 とりあえずは命を確保したと言えるがただそれだけであって、政治はたいへん経済はたいへんの波にのって会社はたいへん仕事はたいへんでもちろん俺の方も病気とか家計とか家族とかが変態でもうどうするどうなるどう払うのてんやわんやな状態なのである。まああれですねやっぱりグローバルとか競争とかいうのは他人事ではないですね。何度も言うように俺としてはどこか田舎で平和に穏やかに地味にそして世捨人のように暮らしたいのだがねえ。同僚が次々に結婚し他の同僚が合コンだディスコだと言っているなかで俺としてはただラブコメを読み本を読むだけが望みなのでありそんな自分について今のところ後悔はしていない。一期は夢、狂う必要もなし。
 そして実は今日・明日と二連休なのである。おお久し振りの二連休。あまりにも久し振りなので罪悪感さえ感じてしまうがとにかくそうと決まったら少し(大いに)ハメを外してまた女遊び(風俗遊び)でもしてやろうというのが大人の男の嗜みである。大体男の嗜みというのは云々かんぬんと言っておったらまた時間がなくなる。もっと簡潔に書こうということで11時に起きて昼12時に家を出るわけである。そして行き先といえば五反田であり今から行く店というのはかつてこの日記にも出たことのあるあの店である。というわけで
   
(中略)
   
 となるところでありそれで終わってもいいのだがいやもう今回はハズレもハズレ、金をドブに捨てたようなもんですわ。まずもともとブサイク(見た瞬間タコかお前は、と言いそうになった)である上に鬼のようなぶ厚い化粧を施しているのがあの薄暗い室内でもはっきりわかった。そして致命的なのが無愛想であったことだ。こちらが喋らないと向こうも喋らないし、シャワーでの対応等も嫌々やっていることが露骨にわかった。ブサイクな女が斯業において最もやってはいけないことなのである。全くやる気も何もあったものではないがそこは25歳の盛りであるから出すには出したが、いやもうあの店二度と行かねえ。
 それから松屋で大盛りカレーを食べれば向かうはBOOKOFF西五反田店である。風俗に行った後は必ずここに行かねばならないなぜなら罪悪感を帳消しにできるからだといやだからまた長くなるので割愛して世界のラブコメ王は常に第一線で活躍するわけである。あのブサイク女の醜悪化粧が残っている気がしてあまり気分が良くないが品揃え自体もあまり良くなく、結局買ったのはこれである。

 というわけで本日の本題にやっと入るわけですが今週はBOOKOFF戸越駅前店に行きます。都営浅草線五反田駅からわずか1駅であり当然歩くわけである。小雨の降る中を桜田通りに沿って歩き途中遭遇した女子高生らしき大群に不審の目で見られたのはやはりアレか風俗帰りを非難していたのだろうか。「あたし達がいるのにそんな不潔なことしたなんて」という状況を思い描けば宜しい。それに心配せずとも今日のはかなりダメージが効いたのでしばらく風俗に行く気が起こらないだろう。

 1駅分歩いただけでこの疲労感はいかがなものか俺は泣く子も黙る25歳なのだぞとして店内に入る。印象としてはそうですね杉並方南町駅前店の時と感じが似てますね。そしてその時と同じようにあまり品揃えが豊富という感じがしないので(これも大体店に入った時にすぐわかるんだよなあ)買ったのはこれである。まあ可もなく不可もないということですかな。ああそういえばゲームの方全然手をつけておらんなあ。
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 さて「二鷹体制」の約束事に則ってもう一つBOOKOFFを訪ねなければなりません。何だ君はさっき西五反田店に行ったではないかと言われるだろうが西五反田店は風俗帰りの俺の贖罪みたいなものなのでカウントされないのである。などと書いておる間に日付が変わってしもたやないか。全くもうどうして俺の日記はこんなにのんべんだらりとダラダラなのだ。というわけで次は中延駅前店である。こちらは以前にも書いたことがあるが(http://d.hatena.ne.jp/tarimo/20061125#p1)、かなりの小型店舗にも関わらずなかなか良質な店で俺は重宝しておるのである。しかしご存知の通り世界のラブコメ王は最近その豪腕ぶりを発揮し過ぎて食傷気味なので普通の本を買うことにする。

 上の写真は中延駅前店です。至近距離過ぎてよくわからんな。それにしても今年に入って「身の丈に合った購入戦線の構築を」心がけてきたおかげで、そろそろ「まだ読んでない本」が尽きそうなのである。どうしようかなあ。何しろ「まだ読んでない本」が0冊になるなど、読書に目覚めた高校生以来一度もなかったことですからな。神保町に行くのは来々週の予定であり、0冊になる可能性は十分にあろう。そうなった時一体俺はどうなるのかも興味があるなあ。などと考えながら買ったのはこれである。105円。まあ105円ならドブに捨てたって何とも思わんわなあ。
オヤジの知恵 (集英社文庫)

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 というわけで明日も休みなのである。万歳。ゆっくり本でも読みながら死なないための方策を考えよう。とにかく俺はもう寝る。