「好漢、自重せよ」と言われたのでブックオフその他に嬉々として行ってその道中で目に入る大都市東京の醜悪な姿を極めて皮相的にいやらしく観察しては悦に入る行動は控えようとして去年の秋頃からこの「裏東京毒探偵」は月一回ペースになったが、諸君御高承の通りその代わりとして「政局好色」「脱走と追跡の読書遍歴」が当ブログのメインとなりつつあって、「裏東京毒探偵」ならば昼頃家を出て夜帰ってきて1〜2時間ほど被害妄想と彼女がいる者への妬みとこんな文章書ける俺ってすごいという驕りを放出すれば楽に書けるが他の2つはそうはいかないのでただでさえ仕事や付き合いで侵食されがちの休日が更に窮屈なものになってしまった。また仕事の方は年を経るごとにきつくなってきて、平社員の安月給なんだから気楽に適当にやればいいものを田舎者の真面目な気性のせいでわけのわからぬ仕事をわけのわからぬままに押しつけられ、俺より給料は高いが金持ち家庭に育った坊ちゃん気質の先輩と資格を持っているだけで対人コミュニケーション能力はゼロに近い後輩に挟まれて青息吐息状態である。おかげで風邪を引き、鎮まりかけていた花粉症が再燃し、血圧は上がり、肩凝りがひどくなり、会社の女たちからは白い目で見られ、体重は増え、池袋の風俗で俺と体重が同じであろう女がやってきた。1・2・3月と1ヶ月に1回のペースでブックオフその他に行ってラブコメの尻を追い掛け回していたがここで休みを取ろうか、「自粛」「地震の影響を鑑みて」等いくらでも言い訳ができる今こそチャンスであると企んだが、そんな事でどうするお前はラブコメさえあれば命などいらんと言ったはずだそしてそれは今も変わらない信念のはずだと言う声が聞こえて渋々どこかへ出掛けることにした(何かの病気のようだな)。
4月は決算だの新年度準備だので一番忙しい時期で当然昨日は会社に出て働き、夜には上司先輩に「土曜だというのに会社に出て疲れているだろう。飯でも行こう」と言われ酒をついで更に疲れた。しかしこういう時こそ自分がサラリーマンとして頑張っていることを大いに実感するのだからやはり古い人間なのだろうねえ俺は。家に帰って風呂に入って「ラブプラス」をして(寧々に「彼女の誕生日って…忘れるものなの…はあ…」と言われてからはマメにやるようにしています)寝たのは3時頃であり起きたのは10時頃、すぐに近くの小学校に行って東京都知事選挙に投票して(各候補者に「ラブコメ政治耳鳴全日記」をどう思うかアンケートした結果をもとに投票した)家に戻って布団を干して掃除をしてトイレ掃除をしてクリーニング屋に行って12時〜14時に指定していた佐川急便からの荷物が12時10分に届いた(アダルトアニメDVDです)ので13時頃家を出るが、ちょっと待てもう13時なのか。休日もあと数時間ではないか、何が「時間は平等」だ道を歩けば男が女に首輪をつけて引っ張ってあいつらには性奴隷にした女を思う存分いたぶりねぶる時間があるが俺にはないんだぞこの野郎と罵詈雑言を浴びせながらメトロ丸の内線銀座駅まで歩いて節電のためかいつもより暗い感じがして心和むのであった。いつもこんな感じでええやないか、化粧品やらファッション何とかの広告やらをデカデカと毒々しい光で見せてどうするんだ、そんな事を言うから彼女ができないんだうるさ(以下略)。
メトロ丸の内線銀座駅→新宿駅・JR新宿駅→中野駅。トイレに入って下痢の大便をかまして(いつも下痢しているようですが、そんなことはありません。たまたま昨日コーラとサイダーを飲み過ぎただけです。計10杯ぐらい)中野駅の改札を出ると満開の桜が目に飛び込んできた。
素晴らしい桜の後ろには「麻雀」「武富士」「ビデオ鑑賞」といった看板が見える。ぬわはははは、これでいいのです、この混沌とした猥雑な風景が日本という国の姿なのです我々は好むと好まざるに関わらずこういう国の住人なのですと納得してまだ昼飯を食っていないので「松屋」で大盛カレーを食べようとドンキホーテの前を通るとヤンキーカップルの女の方が「お腹空いた〜」と言って男も「腹減ったなあ」と言い、彼女いない歴28年の俺はこのような会話を聞いただけで怒髪天を突くような怒りに襲われるのであってどうだかわいそうだろう(何が言いたいんだお前は)。というわけでまんだらけ中野店。今年初めての訪問であります。
言っておくが、もうここの写真はこれで最後だからな。今年中にあと2〜3回はここに来るだろうがこれが最後だ、大体君たちは甘え過ぎなんだ(意味不明)。というわけで肩凝りは一向に良くならんし適当に買うことにしよう。15時11分、525円。
- 作者: イワシタシゲユキ
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: コミック
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「だからすごい厳しいんだよ。何時までに帰らないといけないとか、決まってるらしいよ」
「えー、でも、仕事の時も?」
「うん。言ってたもん」
「確かにね、アッコのところはちょっと変だよ」
「ねえー」
「それでタニムラさんとかセキグチさんに怒ってたもんね」
「タニムラさんって関係あるの?」
「ほら、セキグチさんには話しにくいからでしょ。アッコが」
浦安駅で下りて北口を歩くとすぐに目的のBOOKOFF浦安北店は見つかる。道路を挟んだ反対側からこのブックオフへ行こうとするも横断歩道には交差点がなく結構広い道路で車がひっきりなしに通っていてなかなか渡れなかった。危ないなあ。
時刻は16時半頃で、月〜土曜日の疲れがようやく取れてきた感じがして元気が出てくる。やはりまんだらけやブックオフに行くのが一番のリフレッシュですな。やはりこの裏東京毒探偵シリーズというのは俺にとって大変よいものなのだなあとしみじみ思っていかん早く見つけんかい早く家に帰らな休日が終わってしまうがなと本棚を穴の空くほど見つめるも品揃えが中途半端な感じなのでたまには非ラブコメ本を買うことにしよう。16時49分、105円。
- 作者: 佐々木邦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/07
- メディア: 文庫
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