しかしながら俺はその程度の男ではない。東京を縦横無尽に走り回り道行く女たちをナンパするぐらい大したことではない。まあそれはさておいて大体貴様は「エロ漫画屋」なのか「政局野次馬」なのか「ラブコメキチガイ」なのかと問われ、いや待てどうしてそこに「古本好き」が入ってないのだと問い返せば「貴様はBOOKOFFに行って105円の文庫本しか買わないではないかそれのどこが古本好きだ」と言われ思わず答えに窮したわけであるが、それはそもそもBOOKOFFで105円で売られているような本を210円や315円で売っている古本屋が悪いからで俺が悪いわけではないと信じたいが、またしてもどこかから「そのくせ風俗には阿呆のごとく金を使うではないか」と罵られ、それはそうですでも俺みたいなもんは金を出さなければ女に相手にされないんですよおーいおいおいと涙で溺れそうになっていつものことながら何を言いたいのかと言いますと今日は約1年ぶりに古本市にでも行こうというわけでして、とは言え経済合理性を重んずる俺があのような「BOOKOFFで105円で売られているような本を210円や315円で売っている」ところに行くのは毎度のことながら抵抗がありまして、その抵抗を払拭するために猿芝居を打ったということであります。何て面倒臭い自己弁護なのでしょうね。阿呆ですね。
ただし物事は何事もうまくいかないのが世の常であって、「とにかくお前の歯は滅茶苦茶や。特に歯茎がひどい」というわけでまたしても歯医者に行くはめになり、ひどい下痢になり(3日連続で晩飯が明太子パスタだったのがいけなかったのだろうか)、さて出ようとすると携帯電話の電源がほとんどなかったりしてとにかくあれだ日本中の恋人たちに凄惨な結末をと神に祈って家を出たのが12時半頃、小雨ならぬ小雪がちらつき思わず手足が凍える気温の中を向かうのは池袋のリブロの古本市でありました。長らく行こう行こうと思いながらなかなか行けなかったのはなぜかというと大体俺が池袋に行くということは3回に2回が風俗に行くということであって、昔五反田の南部古書会館に行ったあとに風俗に行ったことがあるが何というか非常にあやふやなことをしていると後日反省したのでありともかくそのようなわけではっきり言うと「風俗を優先して」池袋の古本市には今まで行かなかったので今日はそんな自分を深く反省しまして、何せ1月に「風俗は月1回か2回」のルールを破り4回も行ってしまったのだから金がないのでとにかく池袋に着きました。ほう、西部百貨店の別館になっとるんですな。
で、中に入って物色するわけで、やはりこの古本市独特の雰囲気というのは大変興奮するものがあってもう獲物を狙うライオンに匹敵する最高のショータイムが始まるわけですが、いかんせん経済合理性を重視する俺は(ケチくさい俺は)文庫本が300円とか500円というのは許せないわけで、そんなことをして何になるのだ、図書館に行って借りりゃいいだけやないかとまで思ってしまうわけですが、いやこれは言い過ぎで俺とて稀にではあるが本当に欲しいものは700円だろうが2000円だろうが買いましたからね。まあお金のこと言い出したらどないもこないもできまへんからなあ一通り見て回りましょうやというわけで銃撃戦を勝ち抜いたのはこちら。14時43分、514円(内訳は上から157円、157円、200円)。105円の商品がなかったのが残念ですが、まあこれぐらいならいいでしょう。
- 作者: 小林久三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1981/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 井上靖
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1974/06/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/03/10
- メディア: 文庫
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さてもう見飽きてしまった感のあるBOOKOFF秋葉原駅前店です。「都内最大級の大型古本屋」と言われ、俺としてはまんだらけ中野店の方が「最大」だと思うが、まんだらけの場合商品が透明ビニールで包装されて中身が確認できないからやはりこちらが最大なのであろうが、いくら品揃えが最大であっても棚と棚の間が狭くて後ろにバックを抱えている人がいれば通り抜けさえもできないというのは非常に億劫ではないか。そのあたりを勘案すると実は一番「最大」なのはBOOKOFF西五反田店のような気がしてきたのですが、そんなことを考えて何になるのそれより婚活しましょうよ一人で無縁死するのって寂しいじゃないそれは確かに寂しいのでしょうが世の中にはどうしようもないこともあるのです特に俺に関しては…とあまりの人の密度の濃さに頭がボーッとして変な事を考え、我が「日本ラブコメ大賞2010」に合うものはないかと血眼になって本棚を引っくり返し本棚にたむろする奴らを機動隊の協力を得て根こそぎ引っくり返して買ったのはこちら。16時36分、350円。
- 作者: すみ兵,ニトロプラス×5pb.
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/04/27
- メディア: コミック
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さてお次は「エロ漫画情報ブログ」らしく、とらのあな・メロンブックスに行って成年漫画を買いましょう。今年は「できるだけ2冊買う」ことにしていますが、何せ前回から1ヶ月しか間が空いてないからどうですかねえ。和姦ものは本当に少ないですからねえ。嘆かわしいことですがねえ。
今までメロンブックスに行ってからとらのあなに行っていたのにどうして今日はとらのあなから行くのかというととらのあなでは見本があるがメロンブックスには見本がいつの間にかなくなったからであって、1冊しか買わないのであればそれでも良かったがとらのあなで1冊メロンブックスで1冊買うのであればまずはとらのあなへ行こうというわけで、もちろん俺は「表紙を見ただけでそれが和姦ものか否かわかる」のであるが、時には弘法も筆の誤りというものがあるので念を入れてしっかりチェックします。だってあれですよ、成年漫画というのは今や1冊1000億円もするのですよ。一昔前は840円とか900円だったのに、世間はデフレだというのに、鬼畜凌辱強姦輪姦ホモレズサドマゾその他の反ラブコメだといのに。そんなに俺を困らせたいのか君たちはというわけでとりあえずこちら。17時13分、1050億円。
ヴァージンルーム (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
- 作者: 八十八良
- 出版社/メーカー: ワニマガジン社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: コミック
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その唇で囁いて (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
- 作者: いとうえい
- 出版社/メーカー: ワニマガジン社
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: コミック
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さて大変前置きが長くなりましたが、ここからが本番です。正直読んでいる君も書いている俺もこの時の俺も疲れているのですが、あと少しなので頑張ります。JR秋葉原駅からJR上野駅で常磐線に乗り換えて向かうは亀有駅、さっきカレーを食ったばかりだというのに駅を出て目に入ったマクドナルドでプチパンケーキとチキンマックナゲットとシェイクのバニラを注文し(だから太るんだ)、俺が座った席の右にはキャバ嬢のごとくケバい金髪女二人が化粧品について話し、一方左側には初々しい高校生らしきカップルが数学の教師の悪口を言って盛り上がり、いたたまれなくなった俺はズズズとシェイクを飲み干して降っているのかいないのか小雨なのか小雪なのかわからぬなかをBOOKOFF亀有駅南口店。
おお、秋葉原と打って変わって人が少ないが品揃えはなかなかではないか。これで落ち着いて本棚を隅から隅まで這い回ることができるということで地雷を注意深く避け、そろそろラノベも手篭めにしないといかんなあしかしなあもうホンマひどいもんなあ、何せ「俺は女を置いて逃げたりしない」とか「俺を信用してくれ。俺は必ず君を守る」とか真顔で言う単細胞の単純思考のヒーロー気取りの幼稚園児的発想しかできない奴らの集まりだからなあラノベというのはということで結局こちら。19時10分、350円。
- 作者: 大井昌和
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: コミック
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