いきなりですが疲れました。「怠惰と惰眠の権威」と言われる俺は人一倍疲れやすいのですが、先週土曜日から月曜日にかけては横浜に行き、水曜・木曜は仕事の関係で福岡へ出張に行き、昨日金曜日は帝国ホテルとかいうわけのわからんところへ行き更に日をまたいで2時まで飲みに付き合わされたわけである。おかしい。絶対におかしい。本来ならば俺など兵庫県糞田舎でひきこもりとしてひたすら陰々と暮らしているはずなのだ。最近強くそう思う。そらまあ給料をもらうためにはそれなりに忙しくなければならないのだろうが、このような生活が続いて俺の身体が持つかどうかが心配なのだ。しかし今日も永神秋門(永田町・神保町・秋葉原・門前仲町)攻防戦を攻略できたということは結構いけるのではないか。いやそうやって油断させておきながら病気というやつはブワッと襲い掛かってくるのだ。彼女欲しいなあ(意味不明)。
そんなわけで12時に家を出たかったのだが我がパソコンが「メモリの領域不足です」と主張し、ディスク・クリーンアップをしたにもかかわらず「あと200MBは空けといた方がええで」と言うのでもう4・5年使っていないエロゲーをアンインストールするかどうかで悩み家を出たのは12時半過ぎであった。つまりだから彼女が欲しいのだ(意味不明)。
で、毎度のように自転車走らせて日本の中枢を攻撃するのであり、その証拠として写真を載せていこう。お馴染みの永田町であるが、最近の動きは激動の現代政治史の中でも群を抜いて異常事態であり、詳しいことはまた「政局好色」で話すが官僚たちの総攻撃がはじまっているように見受けられる。武器が飛び交わないだけで今や「戦争状態」と言っても過言ではないのだ。ということで国会議事堂、首相官邸、議員会館(解体工事中であった)を通って国会図書館。
いつものように新館喫茶でカレーライスを食べ、新聞資料室へと行って安らかに過去にひたろう。昭和3年1月の朝日新聞を見ていると「田中首相が浜口民政党総裁に突如会談を申し込む」「普通選挙実施、政府は野党・民政党の重要人物に尾行をつけることを決定」「狂犬に噛まれ婦人が狂死」「夫婦の貞操問題について(下段の婦人雑誌広告のアオリ文)」等と書かれてあって面白いの何の。それから63年後の1991年11月の讀賣新聞には「竹下派、宮澤政権に『反主流宣言』」「宮澤の『三塚派外し』により宮澤派内に亀裂」「坂本弁護士一家失踪から2年経過、オウム真理教は関与を否定」等と書かれこれまた面白いんですなあ。テレビ欄を見ると「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」や「美味しんぼ」といった懐かしい番組が目に入って俺は当時8歳だったがあの頃の風景が目に浮かぶようだ。過去はいい。未来など糞くらえだ。
15時を過ぎ、新館1階の隅っこにあるソファーに座って本を読み、気持ちよくて寝てしまうが珍しく10分もしないうちに起きて再び読書に勤しんでいると21世紀ゆとり世代のブサイクな女二人がよくわからんがジャニーズの何々君っていいよねえという風な話をしていた。このように世の中が阿呆ばかりになれば賢い俺はちゃっかりおいしいところを頂けるわけで、要するに様々な意味において狡猾でなければいかんということですな。頑張ります。
16時となり、時限爆弾をしかけて国会図書館を出て向かうは神保町である。いつものように国立劇場や英国大使館の立ち並ぶ内堀通を通って靖国神社まで行くのであるが今日はやたらと人が多く、人々が構えるカメラの先には桜があった。そうかもう桜が咲いたのか。春なんですねえ。当然俺は大勢の人間が入り乱れて行うあの花見とかいう乱交パーティーは嫌いだが、桜そのものは嫌いではない。そうか春か。またしても俺はこの冬を乗り切ることができたのだ。というわけで靖国神社から九段下駅付近へと続く坂道を猛スピードでスノーボードしながら撮った写真はこちら。花見でもするのかやたらと人が多くて歩道はいっぱいなので車道の隅を走ります。そっちの方が危ないか。
まったく大勢で集まってどうせ花なんか見ずに酒を飲むだけの下らんイベントにどうしてそんなに集まるのかね。そんなに一人でいるのが怖いのだろうか。何度も言うが俺がおかしいのか俺以外がおかしいのかわからず真剣に悩んでしまう時がある。ん。神保町がこれまた人が多いのではてこの近くにも桜が見れるところがあるのかといぶかしんでいると「神保町さくら祭り」の文字が目に入った。ああそう言えばそんなことも言っとったなあ。見慣れた通りのそこかしこに露店のような一角が存在しており、これはもうロッテリアに入る時間などない、105円或いはもっと安い古本が俺を待っているはずだとウキウキワクワクしながら自転車を宙に放り投げて出撃するが、何のことはないいつものように250円や300円や500円で売られているだけだった。つい1週間前に「BOOKOFF7連発」を堪能した俺に言わせれば、BOOKOFFに行けば105円で売っているような本を250円だの300円だの表示価格から半額だので売るその神経がわからない。俺は優しく不合理な古書マニアではないただの平凡な読書好きの庶民であるからそこのところは厳しく言うのである。今や神保町は「神保町」というネーム・バリューにあぐらをかいて価格面での努力を怠っているような気がしてならない。そんなわけでいつものように小宮山書店のガレッジセールコーナーへ行って100円の文庫本を買おう。
- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1976/06/01
- メディア: 文庫
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店の2階でいつものように新書コーナーに陣取っていると世の中をなめているような女子大生風のブサイク二人が「なにこれー。日本人のルーツだってー。うわー。マジ受けるんだけどー」と言っていた。もうね、何と言いますかね、こんな女が「結婚するならイケメンで、年収1千万以上で、専業主婦でいいよって言う人」とか真顔で言うわけでしょう。この国はもう滅びた方がいいと思うよ。買ったのはこちら。210円。
- 作者: 服藤早苗
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/04/25
- メディア: 新書
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古書モールは5階にあるのでエレベーターを使わなければならないが、俺がエレベーターに乗って間髪入れずに30過ぎのなかなかの女も乗り込んできて2階の居酒屋ですぐ下りた。なぜかドキドキが止まらなかった。もう俺って奴は一体何なのでしょう。店内をグルッと回ってこれでも買おう。100円。
- 作者: 高杉良,佐高信
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/05
- メディア: 単行本
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その後三省堂書店に行って、週刊ダイヤモンドの「永田町の暗闘」を立ち読みして、他に見る価値もないだろうからトイレに行ってちょうど18時になったので秋葉原へと出発する。やっぱり楽しいですなあ。前に来たのが去年の11月29日で、色々あったけどまたこうして来ることができたのだから俺は恵まれている方なのだ。流れる水の如く、光よりも早く秋葉原へ。
今日も大盛況ですな。そして行くのはメロンブックスととらのあなであり、先週行った横浜店が思い出されよう。綺麗とは言えない雑居ビルに身を隠すようにあった横浜店と、露悪的なまでにその存在を誇示する秋葉原店。俺がどっちを好むかは言うまでもない。別に俺は秋葉原に未練なんてないからね。しかし東京に住んでいる以上はやはり「東京に住んでいる」ことの旨味を味わい尽くすべきなのだ。しかし狭いのにこんなに人が多いと辟易するし置いてある新刊たちは反ラブコメ、ホモ、レズのどれかでありこれはもう俺を挑発しているとしか思えない。もし俺が日本ラブコメ大賞を発表しないとなれば貴様らの命なんぞいくらあっても足りんのだぞ、と叫んで今度はとらのあなへ行き、流れる水の如く光よりも早く地下の成年コミックコーナーへ行きそこにいる俺と同じような体型(デブ)の奴らと徹底討論して買ったのはこちら。18時55分、920円。
- 作者: 猫玄
- 出版社/メーカー: 富士美出版
- 発売日: 2009/03/25
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うわははははははははははは。結局俺は変態なのだ。しかしこれほど個性的な変態もなかなかいないだろう。変態なら変態なりの考えを持たないとな。
で、上の写真がBOOKOFF秋葉原駅前店である。先週死ぬほどBOOKOFFに行っておきながらなおもBOOKOFFへ行く俺の生き様は別に美しくも何ともないが、俺の人生において何らかの必然性があるはずなのだ。もはやここまで来れば「面倒くさいからとりあえず本屋に行って休日を過ごす」レベルはとうに超えているのであり、そんな俺を褒めてほしいってあれ俺は何を言っているのだ。結局そんなもんなのかいや違うそうではないもっと崇高にして感動的な希望という名の(収拾つかんので以下略)。19時33分、105円。
- 作者: 萩尾ノブト,原田重光
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/11/29
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というわけで本日最終爆撃地・BOOKOFF江東門前仲町店である。別に写真を見たところでどうということもないが、まあ撮ったからアップします。
よし、もう疲れて(書く)パワーがないので終わりにしよう。買ったのはこちら。21時3分、350円。
- 作者: 阿智太郎,立羽
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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