さて先週・先々週の週末俺は

 さて先週・先々週の週末俺は本屋古本屋乱交パーティーには行かなかった。先々週は千葉の親戚が亡くなり兵庫県糞田舎から我が家族が田舎者丸出しで上京してきて風邪気味にもかかわらずその相手をしなければならず、先週は風邪をひいたにもかかわらず会社の同僚の結婚式に無理して出席しなければならず、その結果として更に風邪をこじらせてしまった。「2009年?日本ラブコメ大賞2009?まだ始まったばかりやがな」と余裕綽々で札束を燃やしていたら既に3月であり、このようにして俺は老いていくのですね。
 そんなわけでこの3月は大いに遊ぼうそして女にもてようということで朝9時に起き、自慰を盛大にぶちかまし、歯医者に行ってなぜか置いてある妹ラブコメの元祖「みゆき」(日本ラブコメ大賞2001・1位で)を読み、家に帰って洗濯物を干していかんまだ○○○だとして××××をして外出するのである。目指すは高円寺の西部古書会館であります。別に俺は「古本はBOOKOFFとまんだらけが全て」と言っているわけではないのでそういう昔ながらの古書即売会にも行くのである。どうだ俺はもてそうか。無理だろうなあ。
 ちなみに高円寺というのは俺のような東京から遠く離れた兵庫県人からすれば「原宿とか下北沢とかと同じ、妙に理屈っぽくてそのくせオシャレには気を遣う生意気な若者の街」というイメージがあるのですが、どうなんでしょう。光よりも速く、流れる水のように電車を乗り継ぎ着きました。

 いやまあ写真なんか撮らんでもええと思うんやけどなあ。でも撮らんかったら撮らんかったで何か変な感じやしなあ。というわけで物色する。ちなみに西部古書会館に来るのは今日がはじめてであります。古書会館と言えばもっぱら五反田の南部古書会館の風俗に行っていたのですが、五反田よりは高いと聞いていたがそんなこともない。もちろん品揃えの方も申し分ないが、印象としては政治・歴史系が豊富で文学・小説系はあまりという感じでした。「これなんで細いの」「いや一緒に買ったから」「何かね、お客さんは公費で落としたいらしいんですよ」「それは向こうの都合でしょ」「注文入りましたー」とにぎやかな声が行き交う中を買ったのはこちら。三冊で1102円。うーん、やっぱり高いか。こんなもんか。

オフレコ!別冊[最高権力の研究] 小泉官邸の真実 飯島勲前秘書官が語る!

オフレコ!別冊[最高権力の研究] 小泉官邸の真実 飯島勲前秘書官が語る!

ドキュメント昭和―世界への登場 (6)

ドキュメント昭和―世界への登場 (6)

戦後アメリカ外交史 (有斐閣アルマ)

戦後アメリカ外交史 (有斐閣アルマ)

 で、本日の目的は終了したからさっさと帰るというわけにはいかんのです。JR高円寺駅の隣りは中野駅であり、当然今度はまんだらけに行きましょう。そんな節操のないことをするからいつまでも女にもてないのか。「やっぱりね、俺たちみたいなもてない男はね、もっと積極的に合コンにね、出て行くということが大事だと思うよ」うるさいわいボケ。まだ意味もなく写真を撮っ撮る方がええわい。

 先ほどは「真面目な読書青年」として非常に真面目に硬派に本を買ったのでここでは「読書成年」として欲望に忠実になりましょう。汗は自分でかきましょう、手柄は人に渡しましょう、しかしやったのは自分だと知らせましょうというのは竹下登の政治手法をいかんいかんまたしても政治の話が出てしまった。今日はそんなことは忘れて阿呆になりきらねばというわけでそんな阿呆はこれを買いました。630円。

 うわははははははははは。どうだ阿呆だろう。
 それでは帰りますかというわけにはいかない。今度は渋谷のBOOKOFFに行かなければならんのである。というのもBOOKOFF渋谷センター街店でしか使えない50円割引券を違法ルートで入手したからであって、どういう風に違法かというと風邪による鼻詰まりによるつまりは窒息の危機の中で結婚式に出席したというのに周りには鬼のような厚化粧のグロテスクなパーティードレスを身にまとった女ばかりであり、これでは俺は死んでも死にきれないと同じく結婚式に出席していた同僚に訴えたところその同僚は哀れむような目で俺を見てこの割引券をくれたのである。だから俺はこれを使うために渋谷に行かなければならんのである。しかしまあ何度も言うように渋谷であれパーティーであれそこにいる若者たちもいずれは俺と同じく年老いていくのだからそんなに目くじら立てなくてもいいではないか。負け、そして勝つのは俺だ(意味不明)。

 ま、特に書くこともありませんわな。携帯電話で話している女性が「いいから早くこっち来いよ」と怒気を含んで言ってたぐらいですな。あと、レジで俺の前に並んでいたイケメンの人が日本ラブコメ大賞2003・2位である「エイケン」を五冊ぐらい持っていましたな。そんなわけで適当に買いました。300円。
キミとボクとの∞ (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

キミとボクとの∞ (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

 渋谷駅に戻るといかにもデリヘル女ですと言わんばかりの女がぎこちなさそうに「山手線ですよね」と男に言い、男は不必要なほど大声で「山手線ですよ!」と言っていた。それから帰りの電車で爆睡して降り過ごし、家に帰ってポストを見ると、兵庫県糞田舎の高校生時代の友人から「結婚式の二次会に招待してやる」という手紙が入っていた。おお。もうすぐ26歳となる俺の周囲は今や結婚ラッシュであり、これに俺がどう対応するかが今後の俺の人生の非常に重要なつまり…。