というわけで本日もまた「永神秋門」を訪問・陳情・執行するわけである。そしてすぐそこに12月がせまっているのであり今年の購入戦線もあと来週を残すのみとなり、もちろん永神秋門も今日が今年最後ということになる。まあ最後と言ったところで今年は3月・6月・9月・今回と計4回しか来ていないのだから真面目な「神保町・秋葉原居住者」に「何を大層な口ぶりで言うておるか」と怒られそうなので一つBOOKOFFを人質に(以下略)。だから(以下略)を使うなというのに。
ちなみに前日は例によって会社の人たちと飲んでいたわけである(と言っても俺はコーラとウーロン茶だが)。まあ金融危機とか何とかで40代50代のいいオッサンが戸惑い焦り嘆く様子は見るからに哀れなもので、さすがにこれは慰めないかんということで俺を含めた若手総出で相手をしてやったのである。しかし40代50代の酒飲みを相手にすると際限がないので家に帰ったのは3時であり9時に起きて歯医者に行かなければならないところを起きたら10時であった。いや9時に起きたはずなのだが夢見心地か寝惚けていたかよくわからんが自慰をして気が付いたら10時であったのだ。いやだからこういう時に(以下略)を使えというのに。
つまるところそういうことであって12時に家を出たのである。向かうは永田町の国会図書館であり、ここで「銀座を蹴飛ばし有楽町で会って日比谷でライブをして」などと言うのもだいぶ飽きてきたのでまあ写真をご覧下さい。
最後の写真にチラリ写っているのが俺の愛(自転)車「クイーン・ウィルコム2号」ですね。とにかく今日はどんどん写真を撮ろうということで久し振りに参議院議員会館に入り、俺(の親指)も一緒に写ることにしよう。
で、いつものように国会図書館へと来るわけである。今日はいつもと違ったところから撮ってみました。ちょうど俺のすぐ横を通った「お前ら国会図書館がどんなにすごいところか絶対知らんやろ」と言いたくなるようなカップルを睨みつけてやりました。
やっぱりね、前にここに来たのが9月なわけですよ。それでその時「ああ、また12月にここに来れるかなあ。『大破の季節』を乗り切れるかなあ」と非常に心配しておったんですが、見事乗り切って(というより逃げ切って)またここに来ることができたわけですから、非常に楽しい気分になるわけですね。だからもうちょっと写真を撮ったろかいと思うわけですね。しかし撮ったら撮ったでまた退屈天国な国家公務員に狙われるかもしれませんので、とりあえずこんなもんで。いやあ、もっとすごいもん撮ってもうたけどねえ。むわははははははははは。
時刻は13時前であり、例によって本館3階の喫茶室でカレー(大盛り)を食べよう。大盛りといってもココイチで言うところの通常の量だが、少しでも痩せるべく努力しなければいけません。その後新聞資料室へ行って(そして写真を撮…いや何でもありません)72年12月の総選挙及び第二次田中内閣発足関連の新聞記事を読み、新館1階の隅の方にあるフカフカのソファーで読書をはじめたわけである。俺はその長いソファーの端に座ったのであるが、もう一方の端には確実に35歳以上と思われるみすぼらしい男が座っていて、男の前にあるテーブルには「電撃大王」が6冊ほど置いてあった。まあ俺もここでエロ漫画を資料請求した人間だから何も言わんがね。少し品がないような気がするなあ。そういうのはもっとコソコソとやった方がいいのでは。
で、このソファー一帯は通話エリアであるからいつもの「盗み聞き」癖を発揮しようがしまいが会話が耳に飛び込んでくるわけである。当然今回も飛び込んできたが、大して面白い話でもなかったので省略しよう。いや、一応メモを取ったのでやっぱり書こう。20代後半と思われる、非常に穏やかで丁寧な話し方が印象的な男の電話。「もしもし。ええ。ええ、大丈夫です。この声でよければ。はい。あ、そうですか。それではですね、右クリックをしてもらうとですね。…出てきましたか。出てきましたらですね、そのうち『形式を選択する』を選んでもらって。はい。はい。それをコピーして。え?…いや、右です右。あー、いや、それはどこでもいいので。うん。そうです」。ああ阿呆らしい。よりにもよって国会図書館に来てまでエクセル指導会話なんぞ聞きたくないわい。
フカフカのソファーで気持ちよく眠り、16時となったので国会図書館を後にして次は神保町である。しかし今日はまた気持ちよい眠りでしたな。今までで最長の39分寝ましたからな。「眠い→だから眠る」というのは実に最高の快楽でありますな。一体俺は何をやっておるのでしょうかな。
そんでもってまた最高裁判所とか皇居とか大英帝国大使館とか靖国神社とかを殲滅して神保町の三省堂書店前まで行って自転車を置くわけですが、まあ毎度のことですから省略しまっせ。写真でも見て下さい。
上の方の写真は靖国通りの九段下駅あたりの下りの坂道を猛スピードで走るまさにその時に撮ったものである。すごいだろう。あまりにすごすぎて死ぬかと思ったぜ。
で、いつものように神保町BIG3へ繰り出しましょう。しかしその前にロッテリアに寄ってシェーキのバニラとフレンチフライポテトを頼み(何が「痩せるべく」じゃ)、俺が一つだけ空いていた席に座って食べていると次から次へと客がやってきてもう空いている席がないものだから皆どうすることもなく立ち往生していた。その客というのが子供3人に母一人でその母というのが池袋の風俗で見たような…お前そればっかりやんけというわけで小宮山書店のガレッジの方へ行きます。
時刻は17時前でだいぶ暗くなり、所詮携帯の写真ですからこれ以降の写真はだいぶ見にくくなりますがご了承願います。だって写真より何よりこの俺が醜いからねえ。いやあその通りだものねえ。誰も否定しないんだものねえ。
いつものように文庫は1冊百円、文庫以外は1〜3冊で500円である。何度も何度も何度も言うように高いは悪・金持ちは敵・古本は安いのである。というわけでこちらを100円で買います。
- 作者: 会田雄次
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2000/04
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- 作者: 戴国フェイ
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ブックス@ワンダーを出て引き返すが、すずらん通りも上の写真の通り華やかに装飾されてすっかりクリスマス気分である。俺もクリスマスはやはり恋人と一緒に過ごそうと思います。恋人がいるかいないかはこの場合問題ではありませんよね。
いつもの通り訪問した古書モールで買ったのはこちら。
- 作者: 南伸坊
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毎度のごとく三省堂書店に入ってトイレで用を足して本に見向きもしないで次行くのは秋葉原である。「お前は便所しか能がないんじゃ」ってのはどっかのSMプレイのセリフみたいだがあいにくそっち方面はよくわかりませんのでいつものように5分もすれば秋葉原に着き、いつものように万世橋交差点のラムタラの前の公衆電話付近に自転車を止めてオーイエー秋葉原。
しかし今日はここで新たな実験が行われるのである。既にこの糞ブログをお気に入りに登録しているキチガイの諸君はご存知のように、ここ秋葉原で俺が訪問するのはメロンブックス・とらのあなのみである。対して大型古本屋はまずBOOKOFF秋葉原駅前店へ行き、その後BOOKOFF江東門前仲町店へ行く。つまりサラ本と古本が「2プラス2」としてバランスよく成り立っているのであり、だからこそ去年古本市場AKIBAPLACE店がなくなった時あれほど大騒ぎしたのである。しかしこのバランスが崩れ、「2プラス2アンド1」となる事態が起こったのだ。まんだらけ秋葉原コンプレックス店である。
1週間前、名古屋にて俺はまんだらけに行ったが、その時秋葉原のまんだらけがリニューアルしたことを知ったのである。知ったからには行かなければならない。3年前のまだ上京して間もない頃に行った時のまんだらけは男性向け同人誌に成年コミックが少しという驚愕の店舗であったが、それが変わったということだろうか。それならば…ということでメロンブックスに入ってどうせまた反ラブコメのオンパレードやろああほらやっぱりなということでさっさと出て、いざまんだらけへ。
あんまり怪しい感じはしないね。やはりまんだらけと言えばあの独特の雰囲気が特色だからなあ。まあ秋葉原全体が怪しいからしょうがないか。品揃えはさすがであるが、あのー、中野も名古屋もここもそうなんだけどね、どうしてこう狭いのかね。梅田みたいに広くしてくれんかね。というわけで買う。
オレたま 3―オレが地球を救うって!? (ジェッツコミックス)
- 作者: 原田重光,瀬口たかひろ
- 出版社/メーカー: 白泉社
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続いてとらのあなである。先週行ったのは名古屋のとらのあなで今日は秋葉原のとらのあな。秋葉原とらのあなのいいところは何と言っても最初から最後まで読める見本が置いてあるということですなあそうですなあと地下1階の成年コミックコーナーへ行くが何やこの人の多さは。いや多いというか、見本の本の回りだけ濃い男たち(狂気を内に秘めた肥満気味の男たち)が占領しているのである。まあいい、今年は成年コミックが豊作で既に日本ラブコメ大賞を盛り上げるだけの量は確保しているからということで早々に戦線離脱しこれを買おう。400円。
安全・安心・いつもニコニコ・ポプリクラブ。本当にもう困った時はとりあえずポプリクラブにしときゃいいんだから助かるよ。
えー、ここまで書いてだいぶ疲れてきて読んでるお前もだいぶ疲れているでしょうが続きまして、今度はBOOKOFF秋葉原駅前店であります。先週死ぬほどBOOKOFFに行ったくせにまだ行くのかと言われそうだがまだ行くわけですな。別腹ってやつですよ。ちょっと違うか。この店も最初の方こそご祝儀相場でなかなかの品揃えであったが、どうもこれからが正念場の感じである。というわけでこれ。
まじしゃんず・あかでみい1 (MFコミックス アライブシリーズ)
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というわけで秋葉原を退却し、最後の目的地・門前仲町へ向かいます。自転車を取りに戻ったら前のカゴに中国語で書かれたビラが3枚ぐらい入っており思わず舌打ちするとすぐ横にいた40ぐらいのオッサンがビクっと震えた。こいつやな。
最後の力を振り絞って日本橋や東証会館や永代橋を爆破しながら門前仲町へと移動するわけだがもうそのへんはいつも通り省略しよう。そしていつもの通り駅前の交差点近くの中華料理屋に入り、ラーメン半チャーハンセットを頼むことにする。痩せるためにはこういうものをできるだけ食わん方がいいんだろうなあ。しかし珍しく俺以外に客がおらず、暇なのか従業員同士が中国語で喋っている。あの中国語というのはどうも終始怒っているように聞こえるなあ。「ちーちゃんちゃんぽんつおあ?」「ぽーちんちゃんつうつうじばんたあ」「ちばんちゃつあ!」「つーばんちゃあちゃ!(笑ってるらしい)」。そしてラーメンと半チャーハンを食っていると50過ぎの男二人が入ってきて「トイレ借りていいですか」と言い、トイレから出た後「へー、ここ2時までやってるんだあ」「お持ち帰りの餃子一人前が290円かあ。安いねえ」などと言いながら何も買わず出て行った。いいのかおい。
で、これからBOOKOFF江東門前仲町店へ行くわけであるが、毎度毎度店の外観の写真を見せられて辟易している諸君のために駅前の交差点の写真を見せよう。
大したことないがな。いやそもそもなぜ俺は写真を載せるようになったのかね。記念にか。本当にそこに行ったことを万民に広く認めさせるためにか。しかし観光地や奇跡の一瞬ならともかくBOOKOFFの外観が見れてもどうしようもないのではないか。しかしそれを考えると時間がいくらあっても足りないのでとりあえず今年はこのまま逃げ切る(先送り)ことにしよう。来年の俺に全てを託し、今年の俺は今年で死のう。というわけでこれを買う。
- 作者: 立花隆
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というわけでここまで書くのに3時間かかりました。ああ疲れた。いよいよ今年もラストスパートということでついに12月の幕が開いて2008年が閉まるのである。そして毎年思うことだが俺は年を経て成長しているのだろうか。などと書くとまた疲れてしまうのでこれも来年の俺に考えてもらおう。とにかくもう寝る。