わはははははは。金融危機・株価急落・円高という未曾有の経済混乱はもちろん東証一部上場企業(外面だけ)に務めるこの俺にもモロに影響してくるのであるが皆さんいかがお過ごしでしょうか。いや本当に大変でありますな。何でも我々は百年に一回あるかないかの節目の時代に生きているそうで、もうしばらくは歴史の証人としてこの状況を楽しんでやろうと思います。あれ。これではまるで「阿呆スイーツ活字倶楽部講談社エンタメミステリ何とか女」が好きそうな「糞生意気な世間知らずのボケ男」みたいではないか。とにかくぶっ殺せ(意味不明)。
というわけでそんなわけであるから裏東京毒探偵突撃古本屋である。前に行ったのが今月の4日だから3週間ぶりかね。この間「大破の季節」はもちろんのこと叔父の急死や社内第二次改革プランをめぐっての大混乱などがあり土曜は当然のごとく出勤し日曜は昼まで寝て起きてまた夜まで寝るというひどい日々であった。このゴタゴタもようやく半分は過ぎたところだが、明日からはじまる後半戦こそ流血必至の大惨事になることは確実であって、だからとりあえずBOOKOFFにでも行けばいいのである。もうとにかく俺はモテてモテて困ってしまう(意味不明)。
本日行くBOOK・OFF中原街道長原店の最寄駅は東急池上線長原駅である。ということは五反田まで行ってそこから東急池上線に乗り換えるのが安くて時間もかからないのだが今のこのストレス暴発状態で五反田に行けば風俗へ直行するのは火を見るより詳らかであり、最近祝儀代やら香典代やらで財政がアレな俺には大層まずい。というわけでまわりまわって東急大井町線大井町駅から旗の台駅で池上線に乗り換えて長原駅へ着く。改札を出た時の光景は前に言った中延駅(http://d.hatena.ne.jp/tarimo/20080531#p1)とそっくりであり、下町といっても東京の下町というよりは大阪の十三のような雑然さがあっていい感じである。一旦環七通りに出てすき家でハンバーグカレー大盛を食べ、その後北側を歩き中原街道を左折すればすぐ見つかった。
うへ小さい店やなあ。その上半分くらいビニールパックで包んでおるではないか。そんなことをしては古本市場とどう違うのかまるでわからんではないかけしからん。狭い店ではカウンターにいる30代のデブとバンドやってますオーラを放つ20代後半の男二人が喋っていて、デブが一方的に喋りバンドの方は面倒臭そうに相槌を打っていた(「はあ」「そうすか」「へえ」)。なさそうで結構ありそうな光景であるが品揃えの方も貧弱であまり力が入らない。ただでさえこっちは「大破の季節」で弱りきっているのだ。ラブコメ以外の一般本を買うという選択肢もあるが今日のメインはあくまでここであるからなあ、どうしようかなあと悩んで結局適当に買ったのはこれ。
- 作者: 千明太郎
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2006/02/08
- メディア: コミック
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で、「二鷹体制」に従い次に行く近くの大型古本屋はBOOK・OFFJR蒲田駅東口店である。ここがまた雑然とした感じで俺のお気に入りである。東口を出たらゆとり高校生の更に先を行くゆとり中学生と思われる子供が「募金をー、をー、お願いー、しまー、しまーすー」と叫んでいてふと上を見ると「テレクラ」の文字がでかでかと目に入った。交差点で信号が青になって歩き出したら向こうから70過ぎと思われる白髪であるが身体つきはしっかりしている男と20そこそこと思われる女(はっきり言ってブサイクだが、化粧のおかげで顔真っ白唇真っ赤)が腕を組んで歩いて俺の横を通り過ぎた。25年生きてはいるがいまだに俺は何もわからない。そんなわけで着く。
ここに来るのは3度目で、そうだちょうど去年ここで「ルサンチマン」の最終巻を買ったのだ(http://d.hatena.ne.jp/tarimo/20071206#p1)。中原街道長原店とは打って変わって広くて客も多くてなかなか物色することができず、2階の文庫本コーナーで適当に買う本を決めるが精算する前にもう一度目を通そうと本棚をふと見ていたらこれが目に入った。
- 作者: 松山せいじ
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2008/10/16
- メディア: コミック
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