では消費税の話をしよう 

 さて前回の更新により俺は大いに男を下げたようなので今日はそのあたりに触れないようしかし反省なんぞしないぜとそれとなくわかるようにそそくさと更新しよう。触らぬ神に祟りなし、ただひたすら耐えれば向こうから自滅する。
 というわけで政局である。やれ特措法が小沢の家賃収入がと大変お盛んなことでありこれぞ政治の醍醐味と毎日退屈しないが、とりあえずは消費税について書くことにしよう。今一番の話題と言えばテロ特措法ということになるのだろうが、あいにく国内の政局ならともかく外交問題は全くの素人なので政局にからめて消費税について書いてお茶を濁します。青木幹雄の言う通り、「政策の勉強をすると政局の勘が鈍る」からな。
 皆さんは今度の福田政権で消費税が上がるかもしれんと考えたことがあるだろうか。いやまあ俺はドケチの権威だからもちろん1%だろうが0.5%だろうが断固反対だし皆さんも「何だかんだ言って上がらんだろう」と考えておられるでしょうが、しかし今度の政権は見事に財務省寄りの政治家が並べられているのであって増税の現実味が前政権・前々政権とは比べ物にならぬほど増しておりそれに気付いた時俺はわけもなく「やられた」と思ったものである。まず福田首相だがこれは父・福田赳夫が大蔵省主計局長であり言わずもがなだが、伊吹幹事長は元大蔵官僚であり谷垣政調会長(第4〜8代財務大臣)は完全なる消費税増税論者であり古賀選対委員長もまた財務族である。むしろ閣内の町村官房長官や額賀財務大臣の方が商工族として消費税反対になるだろうとも考えられるが町村は自民党税制調査会小委員長を務め、額賀は津島派親分である津島雄二が同じく自民党税制調査会会長であるからこれまたアレである。ああイヤやなあ。これまで105円だったのが107円になるかもしれんなあ。
  
 政策或いは政策過程において政治家、そして政局を無視しては何もはじまらない。とかくマスコミそして一部の阿呆は「政治家は信用ならない」「この問題を政争の具にしてはならない」と言うが、国を動かすのは政治家であり民主主義である以上政局は必ず発生するものなのである。政治家を批判するのはいいが否定するのはその政治家を選んだ国民を否定することになるだけである。というわけでこれまで通り自民党内権力闘争や民主党のゴタゴタにうつつを抜かすとしよう。