選挙2007

 うわははははははははははははははははははは。うわははは。うわはははははははははははははははははははははは。面白い面白いこれが政治じゃ政局じゃ楽しいのう愉快じゃのう与党過半数割れやてぎゃはははははこれで当分は退屈せんのう。政治は選挙が全てじゃからのう。ぬわはははは過半数割れやで。この先どうするっちゅうねん。相手は百戦錬磨の小沢一郎であって自民党を誰よりも良く知っているあの男が次に何をしてくるかああ楽しみじゃこれが政局じゃうは。うはは。うはははははははははははは。俺が政治を生涯の趣味とすることに決めたのは2001年でありそれから2003年2004年2005年と選挙はあったがいずれも俺の血を逆流させるほどの興奮はなかったのだしかし今回は違うのだ過半数割れであってこれはもう毎日が政局となり政治家の欲と野望が最も醜く輝くわけでうはこれこそ自称・政局評論家たる俺が踊らずに誰が踊るのだ。ぐわははははははははははは。これは89年参院選98年参院選以来のチャンチャンバラバラであってその時俺は政治に興味がなかったので適当に見ていたが今回はしかと見た。しかと見たぞ。これが政治だ。我々の手で起こしたまつりごと(政)なのだ。血が騒ぐ脳が踊る世界は変わる。ああ、生きてて良かった。本当に良かった。(0:20)
  
 えーとですね、一夜明けた俺の様子ですがやはり盛り上がっております。昨日の選挙特番を手当たり次第録画しましたから(結局3時まで起きてしまった)、しばらくそれを見て今まで生きてきてよかったこんな面白いイベントが待っていたのだからなと喜びをかみしめたいと思っております。
 小生は政局評論家でありますから、「安部は退陣すべきだ」とも「民主党は何のビジョンもない」とも言いません。俺及びこのブログは鬱陶しい青臭い理想論の極北にあるのであって衆議院過半数がありこれ以上組織がガタガタになることを恐れる安部自民党執行部が責任を取るわけないのでありそれが政権党の政権党たる所以なのでありそのような政権を取るためにはまず批判を繰り返すのが野党なのである。政治は生きた人間のドロドロとした権力闘争であることをいい加減認めたらどうかね諸君。
 しかし民主党の肩を持つわけではないが、あの「民主党には何のビジョンもない」とか「自民党が負けたのであって民主党が勝ったのではない」というのはちょっと厳しすぎるのではないかとも思うのである。大体「野党のお手本」たるイギリスの労働党アメリカの民主党がそんなに立派かと言えばそんなことはなく所詮ネガティブキャンペーン先行なのであって、なぜならもしいい政策を発表してもそれを時の政権に横取りされたらそれは与党の功績になってしまうからである。いくら何でもそこまでと諸君は思うだろうが政党や政治家が何のために活動するかと言えば選挙に勝つためであり(これは政治学の常識である)、そのためなら相当エグイ事をするのも常識である(これは戦後政治史の常識)。ただでさえ野党の党首は自民党を誰よりも知っている小沢なのであるからそれは無理というもので、そもそもイギリスのように影の内閣執務室というのがちゃんと国会内に備わっているほどの予算的裏付けがないのにひたすら「野党は反対するだけだろう」と冷やかになるのは少し酷かな、とこれは政治学を齧った者のぼやきである。
 断っておくが俺は民主党支持者ではない。公共事業はどんどん増やしてもらいたいし中国韓国は嫌いだしレズビアンは死ねばいいし(何であんなの出したんだ)派閥抗争大好きの経世会マニアである。だが「日本で政権交代が起こる」ことがもし定着すれば、その時日本はアメリカ・イギリスに次ぐ優れた民主主義国家になるはずでありそれを願うのは民主主義者として当然の事であるとも考えているのです。(23:56)