裏東京毒探偵突撃古本屋

特別編 裏札幌毒探偵突撃古本屋(2)

何度も言っているように俺はホテルに泊まる場合必ず「朝食付」のホテルに泊まることにしていて、何故かというとあのバイキングというやつに幼い頃から憧れていたからである。とにかく焼魚だろうが野菜だろうがハンバーグだろうが何でも食べてよいというあの…

特別編 裏札幌毒探偵突撃古本屋(1)

このように電子空間において俺のような極悪犯罪人(前科なし)の書いた文章を発信できるのであるから、その文章は謙虚にして明快、客観的で合理的な視点によって書かれたものでなければならないことは承知しておるが、一方で俺はもはや存在自体が凶悪犯罪的…

第6シリーズ 生命線(2)BOOKOFF桜上水駅前店

今更の話だがこの俺その俺あの俺つまり俺には世間一般で言うところの幸せというのは訪れないのであって、そうであれば暴走と暴虐のなすがままにひたすら踊り狂うことが使命とも言えるのであるが今日も道の端を下を向いて歩き小市民根性丸出しで宝くじなどを…

第6シリーズ 生命線(1)BOOKOFF板橋前野店

「どうしてですか。現場の工場の人間だからと言って気楽な仕事ばかりで定時上がり、一方東京の本社の人間だからという理由で責任重大な仕事を押しつけられて毎夜毎夜残業続きなのに残業代は出ない。不公平でしょう。俺はもう東京来て丸4年ですよ。そろそろ…

特別編 裏横浜毒探偵突撃古本屋(2)

2時前に寝た俺は8時頃起きた。場所は横浜である。電車で1時間もすれば家に帰れるものをわざわざ8千円も払ってホテルに泊まり一体何をしているのだと猛烈な自己嫌悪に襲われるが、朝食のため1Fのレストランに入ってその豪華さに自己嫌悪も吹っ飛んでし…

特別編 裏横浜毒探偵突撃古本屋(1)

大事なことは、自分がとんでもなく阿呆で救いがたい糞人間であることをよく自覚することであります。これだけ多くの恥をかいておきながら俺のプライドはなお空の上の遥か向こうまで垂直に伸びているのでありまして、それではいかん、金と健康と虚飾に恵まれ…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(11)古本市場西大島駅前店

「あのー、やっぱり仕方ないと思うんですよ。何せ100年に一度の危機ですから、売上も利益も激減していますから、給料カットも一斉休業も仕方ないと思います。ただですね、その、俺なんかが言うまでもないことですけど、やっぱり給料カットというのは、本…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(10)BOOKOFF桜新町駅前通り店

降って沸いたような話だが、久し振りの土日2連休となった。仕事が片付いたからではなく、あの超巨大高層ビルが東京都何とか条例による全館一斉停電を行うからである。それを聞いたのは昨日の夕方であり、「どうせ土日のことだから関係ない」と我が部自慢の…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(9)BOOKOFF江戸川東小岩店

「はあ」 「俺は実力主義や。お前がやれ。細かいことは気にせんでいい。いくら資格持っとったって仕事できへん奴はできへんねん。お前が一番詳しいんやから、お前の好きなようにやったらええねん」 「いや、確かに俺は他の人よりは詳しいかもしれませんけど…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(8)BOOKOFF大森駅東口店

できることとできないことがあるのであって、とりあえず頑張ってはみるがなにくそここが男の意地の見せ所とかこの失敗や挫折をバネにして必ずや頂上に旗を立ててみせようぞとか思う情熱さは持ち合わせていないのであるから適当にやればいいのである。しかし…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(7)BOOKOFF中板橋駅北口店

2009年がやってきて3月には26歳になる俺ですがどうも皆さんお元気ですか。長いようで短かった年末年始休暇が終わりまたしても本格的に日本経済の激流に呑みこまれ、いや俺が呑みこまれるはずがないと思っていたが犠牲者は多いほどよいという首脳陣の…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(6)BOOKOFF大久保明治通り店

2008年12月28日から2009年1月3日まで糞田舎の実家で疲れを癒し、鬼のように本を買い、またこの東京砂漠へ戻ってきたということはまあそれはそれでいいのだが、いや別にこんなとこで言う話ではないがこのまま何事もなく時が過ぎてゆくわけがな…

特別編 裏名古屋毒探偵突撃古本屋(4)

眠りについたのは3時前にもかかわらず8時の目覚ましが鳴る前に俺は起きた。11月23日、俺は「名古屋大型古本屋10連続訪問」という前人未到・驚天動地・意味不明・理解不能・精神病院な大イベントを行うのであり、若き血潮がたぎり足の小指をベッドの…

特別編 裏名古屋毒探偵突撃古本屋(3)

静岡駅からとりあえず掛川駅まで行くことにする。「次は○○です。お客様、おしたくをお願いします」というアナウンスが聞こえ、窓の外は相変わらず「神戸−明石間のような田舎でもなく都会でもない微妙なバランスの風景」が続いてまさかここが静岡だとは信じら…

特別編 裏名古屋毒探偵突撃古本屋(2)

昼12時ちょうどに家を出た俺はとりあえず地下鉄・JRを乗り継いで品川駅そして横浜駅に着いた。考えてみれば横浜に来るのは初めてである。とにかく「横浜」という言葉が持つ過剰なほどの「オシャレ」感が鼻について無意識に避けていたのだが、こういう時…

特別編 裏名古屋毒探偵突撃古本屋(1)

もう半年程前のことになるが、俺とほとんど同じ時期に会社に入ったTが入社3年を期に辞めた。Tは俺とは違い快活で社交性があって視野も広く、しかも上司や先輩に対して言いにくいことをズバズバ言ってそれ故周りからも注目されるという、俺とは全く対極に…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(5)BOOKOFF喜多見駅前店

というわけでちょっと教えてくれ。いや「働かなくても生活に困らなくて病気もしなくて女にチヤホヤされる」方法をだ。なにそんなものはないと。嘘をつけでは君たちはどうやって生きておるのだ。まあ俺は天下の糞煮込みと言われるほどの被害妄想で神に見捨て…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(4)BOOKOFF中原街道長原店

わはははははは。金融危機・株価急落・円高という未曾有の経済混乱はもちろん東証一部上場企業(外面だけ)に務めるこの俺にもモロに影響してくるのであるが皆さんいかがお過ごしでしょうか。いや本当に大変でありますな。何でも我々は百年に一回あるかない…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(3)BOOKOFF渋谷センター街店

何が何だかわからんうちにもう10月となり2008年も終わっていくのであるが一体俺はいつ死ぬんでしょうねえといつものように被害者面してほざくのであるがまあ今日も朝になって目が覚めたのですからこれは生きている証拠というやつですな。それで毎年の…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(2)BOOKOFF足立加平インター店

…。どうも皆さんこんばんは。…ええ、まあね、今どこにいるのかと言うと便利なのか不便なのかわからない東京の我が家(社宅)にいるというわけですね。まあいつ夢の国(兵庫県糞田舎)からこの巨大経済都市東京に戻ったのかというと24日(水)なわけですね…

第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(1)BOOKOFF池尻大橋店

というわけで人生最期と思われる夏が終わって人生最期と思われる秋がやってくるのである。それにしても振り返れば8月はビッグサイトに行ったり広島へ一人旅に行ったりと大変忙しかった。これでは「怠惰と惰眠と情欲の権威」ではなく「自分探しが好きなどこ…

特別編 裏広島毒探偵突撃古本屋(3)

8月24日日曜日の東京は雨が降っていたということだが、広島は爽やかな晴れであった。俺が泊まったビジネスホテルは安くて部屋も狭かったがテレビがBS・CS見放題でありもちろんアダルトチャンネルも見放題であったがそんな実写のブサイクな女の厚化粧…

特別編 裏広島毒探偵突撃古本屋(2)

飛行機に乗ったことは25年の生涯で3回しかない。とは言えその3回とも仕事の出張で行ったのでありつい6月も飛行機に乗っているのであるがプライベートで乗るのは今回がはじめてである。いや俺としては新幹線の方がゆっくり本を読む時間があるので新幹線…

特別編 裏広島毒探偵突撃古本屋(1)

この週末東京はずっと雨であったそうで、週末はどこかのBOOKOFFに行くお前にとってはさぞかし鬱陶しいことであっただろうざまを見やがれこのアンポンタンボケナススカタンと今日もどこかの誰かに罵倒される俺であるが実はそういうわけにはいかないの…

第4シリーズ 光よ天まで(13)BOOKOFF上野毛店

内閣改造が断行された。俺の人生と生活と経済を支えるこの内閣は一体どうすべきかと言うのは後日にして、阿呆とも化け物とも評されるこの俺の遺言的行動記・「裏東京毒探偵突撃古本屋」は本日その第4シリーズを終えることに大成功したわけである。福田内閣…

第4シリーズ 光よ天まで(12)BOOKOFF竹の塚店

そう言えば俺は人生というやつに深く絶望しいつ死んでもええがなもうどうなってもええがなと9年前から声高に叫んでいるのに誰でもいいから殺そうとかは思わんのである。人を殺して家族が泣いて警察に引っ張られて良心の呵責に苦しめられるのは断固拒否する…

第4シリーズ 光よ天まで(11)BOOKOFF白金台店

おおっとっとっと。危ない危ないつい死神の誘惑に負けてあっちの方の向こうに行くところだったがまだ俺は宇宙の地球の日本の東京にいますからね。いやもう本当にね、いつ死ぬか死ぬかと手ぐすねひいて待っている人がわんさかいるのだからこれはもういつでも…

第4シリーズ 光よ天まで(9)BOOKOFF江戸川大杉店

おお。何ということか気が付けばもう6月も終わりで2008年もその半分が過ぎてしまったではないか。などと毎年のように言うとるがもうそんなことを言う年齢でもないのでこれで最後にしておこうと、これも去年に言ったかな。まあよろしい、俺は生きておる…

第4シリーズ 光よ天まで(8)BOOKOFF荻窪駅北口店

何が起こっているのかと言うと土曜日曜と連休のはずが土曜日に会社に来ているということであって、そらまあ来週も来々週も来るつもりがないのだからせめて今週ぐらいは行って早めに仕事を片付けておかんとなあといやちょっと待てどうして土曜日に行かねばな…

第4シリーズ 光よ天まで(7)BOOKOFF戸越駅前店

とりあえずは命を確保したと言えるがただそれだけであって、政治はたいへん経済はたいへんの波にのって会社はたいへん仕事はたいへんでもちろん俺の方も病気とか家計とか家族とかが変態でもうどうするどうなるどう払うのてんやわんやな状態なのである。まあ…