2014・アウェー・全国図書館大会

 まあ31年も生きていると「魔がさした」と思われるような事が何度かありました。何故か誘われるままにホイホイとディスコに行ったとか、井上喜久子のファンクラブに入ったとか、出会い系喫茶に行ってそこで指名したブサイク女と昼飯食うためだけに1万円払ったとか(昼飯代は別)、五反田のSMクラブに行ったとか、まあ色々ありました。しかしながら最近の「魔がさした」やつはこれまでとは少々趣が違っていまして、「日本図書館協会に入った(年会費を払った)」という事でして、まあ司書資格は持っていますし週に1回は必ず図書館を利用するヘビーユーザーでありますが、ただそれだけの、図書館関係者でもない人間が「図書館雑誌」みたいな業界誌を読んでもどうしようもないのですが、年会費を払うだけで業界の匂いを嗅ぐ事ができて何となくその業界の中に入った気になるのなら9千円など安いものですわな。
 つまり何が言いたいのかと言うと勘の良い人は大体おわかりでしょうが今日はもっと「魔がさした」ような事をしでかしましたのですがそれは後で述べるとして昨日は「愛・天地無用!」を見て(また「天地無用!」が見れるとは思わなかった、生きてて良かった)1時前に寝て、今日は会社も休みなのでゆっくりと寝るはずが7時に起きようと目覚ましをセットしたのに7時半頃に不機嫌そうに起きて××をして、「寄生獣」(日本ラブコメ大賞2000・8位)の予約録画しておいた先々週分を10分程見て(まさか「寄生獣」がアニメ化されるとは思わなかった、生きてて良かった)、8時ちょうどに家を出て8月のコミケ以来2カ月半ぶりとなる愛(自転)車「クイーン・ウィルコムⅣ」に乗り込んであいにくの雨の中を飛び出すことにしよう。久し振りの「永神秋門」だが…雨か。この「永神秋門」シリーズを3カ月に1回やっていたのは2007年から2011年まで、つまり24歳から28歳の時までであって、寄る年波には勝てず俺ももう31歳になったというのに20代の時のように傘をさしながら片手運転で30分も40分も自転車を漕げ続ける事ができるのだろうか、大体2007年〜2011年の「永神秋門」の時だって雨の日にぶち当たったのは1回か2回だろう…と不安になりつつ本日の参加券を忘れた事に気付いて家に戻って参加券をポケットにしまいこんで晴海通りの三越銀座駅日比谷駅

 さてここから国会目指して一直線、俺が消費税増税を阻止してやるというわけではなく日比谷通りを大きく右に旋回して皇居に唾を吐いて(届かないのは気にしない)、大手町付近から都心環状線を飛び越えて本郷通り小川町駅靖国通りを大きく左に旋回して神保町に向かいます。さてここで「ははあ、お前神保町祭りに行く気やな、それでこんな朝早くに出発したんか。若い頃は『そんな人が大勢集まるところに俺は行かん』とか言うとったくせになあ、やっぱり大勢に群れたくなったんか」と言っている人はまだ俺の恐ろしさがわかっていないかこのブログを読み始めて日が浅いかのどちらかでしょう。靖国通りを走って駿河台交差点で止まります。

 その通り、上の写真は駿河台交差点から明大通り沿いに撮ったものでありまして、今から明治大学とやらに行くのであります。雨の方も小降りになってきたので傘を閉じて明大通りを北上して、今回の会場である「リバティタワー」にはすぐ着いた。

 着いたはいいが…自転車はどこに置いたらええんじゃ、この歩道の端にでも置けばいいのか、いや周りを見渡しても自転車は1台もないぞ、そらそうか大学の前に不審な自転車があったらおかしいわな。うーん…と悩んでもしょうがないやろ、あそこに置くしかないやろと駿河台下交差点に戻っていつもの永田町(国会図書館)→神保町ルートで神保町に着いた時に置いている三省堂書店前の公衆電話の横に置く事にする。

 呑気に写真なんか撮っとる場合か、今もう8時53分じゃ、9時から分科会始まるやないかと早足で明治大学リバティタワー」まで移動して、入口前の長蛇の列の最後から無事侵入を果たす。女はともかく男の方は…スーツ姿の人が多い感じやなあ、まあそうやろなあ真面目な大会やもんなあ、俺もスーツで行こうかとは思ったが…自転車で1時間半くらい乗り回すしなあ、夜は秋葉原に行ってエロ漫画買いに行くしなあ、私服で行くしかないわなあ俺は…と思いつつ列の動きに合わせて歩いて受付で「全国図書館大会」の参加券を見せて、「参加証」の名札をもらって、やけにでかい冊子が入った手提げ袋をもらう。

 うわー、こんなもん鞄に入れたら…もうパッツンパッツンになるで、他に本とか入れられへんやろ、どうしょうかなあ…と思いつつエレベーターに乗ると分科会の会場は10階なのに10階には止まらず(ボタン自体がない)11階で降りてエスカレータで10階に移動して、窓から見える都会の街を撮る。東京の大学生はこうやって人を見下ろしておるのか。ろくな大人にならんよ。

 俺が参加する分科会を行う教室の名前は「1103」であった。10階なのに「1103」なのか、この大学はアホなのかと思いながら「1103」へ入ると既に満席状態で、三人掛けの机の両端は全て埋まっていてわずかに真ん中が空いているという状態であった。そらそうかもう9時10分やもんなあ、どうするかなあ…と入口付近で躊躇していると「運営委員」の名札をつけた中年女が「どうぞ、真ん中しか空いてないですけど」と言う。
俺「あ、はあ」
中年女「前の方がいいですか」
俺「あ、あの、はあ」
 というやり取りによって左側の前から4つ目ぐらいの机の真ん中に座る事になった。もちろん俺は仕事の関係でセミナー等に行く時も席は後ろ側、必ず中央より後ろ側に座る人間なので憂鬱になったが、まあ今日は仕事とは関係ないがな、純粋に興味と言うか野次馬根性で来とるのだから何を恐れる事があるかそれにしても狭いなあ暑いなあと思っていると関西弁丸出しの白髪のおっさんの司会進行が始まる(滋賀県立図書館の館長?)。というわけでここからは分科会の内容メモとなる。もちろん俺が適当にまとめただけですのでその点はご了承下さい。
「第1分科会公共図書館全大会:本の力 図書館の力」
<前半>
・図書館で働く前は小さな出版社で働いていた。その出版社での仕事は図書館なしでは成立しないもので、事務所を移転して新しい事務所を探す時、上司に「都立中央図書館の近くを探せ」と言われた。
・版の違いは重要。新版が出ても「旧版があるから買わない」図書館も結構あるが、版が違えば内容が違う場合も多々ある。一例を上げると「ブリタニカ」。9版と11版が特に良い、とされている。
・図書館が購入した本が、どれだけ読まれたか借りられたかを気にするのは当然。税金を使っているわけだから。ただ、費用対効果だけ考えると、利用者は圧倒的に新刊書を求めるので、新刊書ばかりを買う事になる。古い本や専門書にも、できるだけ予算をつけて応える努力をしてきた。利用者が求めているものを、図書館がすぐに提供できるようにしなければならないわけで、古い本や専門書を求める利用者もいるので。ただ、利用者がどんなものを求めているかはなかなかわからない。
・インターネットが一般的になる前に、「東京都の図書館のどこに、どの本があるのか。その本は、東京のどの図書館に行けば読めるのか」を全部検索できるようにするにはどうすればいいか、研究会を作った事があるが、インターネットが一般的になる前に、その研究会はなくなってしまった。
・新刊書と既刊書のバランスは、9:1。利用者の要望に沿うと、そうなる。
・読まれない本、借りられない本があってもいいという事にはならない。どの本がどれだけ借りられているのか、徹底して調べた事もあった。
<後半>
・「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」の今後の課題について
・国又は政府が図書館の方針・ガイドラインを出すという事になっていない。これは国が具体的な方針やガイドラインを示すと、図書館間の格差を明確にしてしまう事や、地方自治体の自主判断に影響を及ぼす可能性があるから、が考えられる。
・「望ましい基準」が今回できたが、次にいつ改訂されるかはわからない。時代が変わって図書館も変わっていくのだから、定期的に見直すべきだが、今のところ「定期的に見直す」という事にはなっていない。
・「司書及び司書補を確保」という表現は一歩前進だが、もう一歩踏み込んで「図書館には司書が必要」という表現があればもっと良かった。
・「関係行政機関並びに民間の調査研究施設及び民間団体等との連携に努めるものとする」と書かれている。ここが今までは考えられなかった事だが、「望ましい基準」で明確に、連携しなさいとなった。教育委員会以外の行政部門や、民間団体とどう連携していくかが、これからの図書館の勝負どころ。
・それぞれの図書館が「基本的運営方針」を策定し、公表しなければならないし、「利用者及び住民の要望並びに社会の要請に十分留意する」ことが求められる。考えられるのは「図書館協議会」の活用等。
・「図書館協議会」の活用についても、各図書館で濃淡がある。あまり熱心でない図書館もあるが、そういう図書館は、協議会を「圧力団体」的に考えているからではないか。何か圧力をかけるのではなくて、図書館を支援する、より図書館自体がやりやすくするように意識を変えていく必要がある。そうすることで図書館がより良く変わっていく。
・色々ある公共施設の中で、図書館が利用者の訪問が圧倒的に多い。だから水道光熱費もその分多く発生する。それはちゃんと説明していく事が必要。
・委託、指定管理者制度に、国ははっきりとした事は言っていない。というか、言えない。ただ、国会審議等を見ていると、積極的に「委託は可」という事ではない。
 司会進行者が「国会図書館の館長も来ておられますので、せっかくですから」と発言を促して、国会図書館の館長であれば大臣待遇なのでSPがおるはずや、どこやどこやと後ろを見渡したが見つからなかった。
 というわけで第1分科会は12時半に終わって、参加する前から薄々思ってはいたがこの大会は本当に図書館関係者向けの大会であって、俺のようなただの利用者、つまり一市民が来てはいけない事がわかってきた。でも「図書館関係者限定」とは書いてなかったしなあ、大体「図書館関係者限定」なんかやっとったら元々国民一般に理解されていない図書館がもっと理解されなくなるがな、そうや俺は悪くない悪くないそもそも参加費もう払っとんねん大丈夫じゃ本当にお前は気が弱いのうと思索しつつとりあえず昼飯としよう、朝飯を食っとらんのだ、これから夕方から夜にかけて神保町・秋葉原を勢いに任せて突撃しなければならんのだ、腹を満たすのだ、そうやこの神保町に昼飯時に来るなんて事は滅多にないんやからカレーを食う事にしよう、いつもは「松屋」「ココイチ」で満足している極めて低能な味覚の持ち主である俺だがたまにはいいだろうと明大通り沿いにあるカレー屋に入ろうとするも席が一杯で、「二階にも席があります」と張り紙があったので二階に続く階段を登ろうとすると中年女が降りながら「いっぱい」と言ったので引き返して、「はなまるうどん」という定食屋に入って500円の「カレーセット(カレー+卵かけうどん)」を食う事にする。卵かけうどんがやけにうまかった。
 店を出たのが13時頃で、13時半に午後の分科会の会場に入ればいいから30分時間があるか、フラフラッと古本屋を見るのもいいが…雨が降り続いているので俺が好きな100円〜500円のワゴン販売は今日は無理やろなあ、店の中には入りにくいしなあ…と思いつつ錦華通り・猿楽通りを歩いて、まあ17時以降やなと「リバティタワー」に戻って1階のトイレに行こうとすると銀行のATMが目に入った。何かね東京の大学生さんは大学の中にATMがあるのかね。大体この超高層ビルみたいな施設は何なのだ、これが都会の大学生か、それで頭の軽い女とヤりまくりなわけか。ああ腹立つなあ、俺の暗黒の大学生活の百分の一でもいいから味わってみやがれ、だから大学に来るのは嫌やったんじゃ、俺の僻み根性はものすごいんやぞ…と何やらブツブツ口に出しながら14時から始まる分科会の教室へと行く。今度の教室は午前の部と違って小さいというか…こりゃ参加者50人、いや30人くらいしかおらんのとちゃうか、その30人のほとんどが図書館関係者でもしかしたら俺一人だけが何の関係もない人間ちゅう事になるかもしれへんぞ。どうするかなあ、もう帰るかなあ、でも参加費払っとるしなあ、図書館関係者に限るとか書いてなかったしやなあ、俺は悪くないんであってやなあ…と逡巡している間に14時となって分科会が始まる。以下はメモとなる。もちろん俺が適当にまとめただけですのでその点はご了承下さい。
「第3分科会公共図書館第2分散会:読書と図書館・書店」
・最近の出版社は、編集側は著者と、営業側は取次や書店と対話する事に重きを置く傾向がある。読者(お客様)が忘れられている。それが売れない原因かもしれない。
・発行部数が減っていくに従って、図書館の重要性が相対的に増している。また、司書はさすがに見る目が厳しいが、それが出版物のクオリティを上げることにつながっている。
・図書館に置いてもらえるという事は、たくさんの人に見てもらえる可能性があるという事。図書館で読んで、気に入ったら買ってもらうという事もある。書店と図書館が敵対しているムードがあるが、それでは何の解決にもならない。
・最近の公共図書館では自動予約機械が発達して、予約の受け取りは人ではなく機械で行う。それがすごく違和感がある。窓口はあるにはあるが、それも利用者と話すというより利用者の要望を聞いてパソコンで作業するという感じで、図書館は利用者にウェルカムである、という雰囲気を醸成する事が必要ではないか。
・それぞれの図書館の力がわかるのは、例えば「特集コーナー」。「今まで一度も借りられた事のない本」の特集コーナーがあったりした。
電子書籍について、編集側は積極的。やっぱり色んな人に読んでもらいたいので、紙の本が売れないなら、電子書籍で売ろうというスタンス。一方営業側は消極的で、売上が落ちると思っている。紙の本ももっと売れなくなると思っている。ただ、最近、電子書籍はかなり売れてきている。
・昔は、出版社が地方の図書館に有名な作家を連れてきて講演して、その作家の本を地元の本屋で売る…という事もやっていたが、最近は出版社も厳しくなってきて、出張の交通費は誰が負担するんだとか、出張しても日帰りでという場合が多くなっている。
・地方の本屋だと、買いたい本がなく、仕方ないので大都市の本屋に行って買うか、図書館で読むしかない。これは取次の配本システムが、部数が減れば地方から減らしていく傾向があるため。そのため、地方の本屋にはないのに、大都市の本屋では平積みになっている場合がある。
・ある図書館は、図書を購入する場合に「地元枠」を持っていて、東京で一元的に購入するのではなくて、いくらかは地方の書店から購入する事にしている。そうすると取次も地方の書店を無視できなくなる。
 司会進行が原書房の社長で、しかも「ここに筑摩書房の社長が来てらっしゃいますので…」「(小学館の)社長室の方に…」と言うのを聞くたびに俺はここにいていいのかと思ったが、何度も思っているうちに面倒臭くなったので「ラブコメがあるなら君達の会社の本を何冊でも買ってあげよう」と言ってやろうと腹をくくると楽になった。
 17時に終わって教室を出て窓を見るともう真っ暗だった。17時でこの暗さか、そうか今日は11月か、また冬がやって来るのか…と思いながらとにかくこんな元気ハツラツな若者の巣窟には一秒たりともいたくないわい、時代はヤンデレなんじゃ(意味不明)と叫びつつ明大通りを南下すると神保町が見えてきた。さあここからが俺の時間だ、9時から17時まで長い間「アウェー」状態であったが今からが「ホーム」だ、今日は何の日かというと「永神秋門」の日なのだわはははははははのはとまずは小宮山書店へ。

 調子に乗るのはいいが神保町で俺に許された時間は18時までだ、すぐに秋葉原に向かわなければならんからな、しかし時間がないから任務を遂行できませんでしたなどというのは許されんのだ、俺は図書館関係者なのだ(意味不明)というわけで早速こちらを買います。17時20分、100円。

 おおもう17時20分か、実質あと30分ぐらいしかないやないか急がねばと雨で中止になったせいであろう青いビニールシートで覆われたワゴンを横目に見ながら靖国通りを西側に歩きつつ20代の頃のように身体に力が漲るのを感じつつそうは言っても来週会社で早速打ち合わせの内容考えないかんなあ…と邪念が頭に浮かぶのを振り払っていつもの「ブックス@ワンダー」へ。

 あー、俺ももう31歳やねんからなあ、気弱な大学生みたいに「知っている本屋にしか行けません」とか言うてもしゃあないんやけどなあ、まあ今日は時間ないから見知ったところに行くしかないけどいずれはなあ、ちょっと待てその前に家にうず高く積まれている未読の本を何とかせなあかんがな、読んでいない本がたんまりあるのに能天気に節操無く買っとる場合かと言われるのを完全に無視して鼻糞ほじった手で本触ったらあかんわなあとハンカチで手を拭いてこちらを買います。17時58分、216円。ん。もう買うんやったら鼻糞ほじった手で買っても構わんのか。
外務省革新派 (中公新書)

外務省革新派 (中公新書)

 三省堂書店まで戻る時は白山通り・すずらん通りを通らなければならないので(誰がそんな事を決めたか。俺はわからん)祭りが雨で中止になった寂しい光景を写真に撮って、すれ違ったカップルの女の方が「お姉さんの事を悪く言う気はないけどお、でもやっぱり自意識過剰っていうかあ」。

 既に18時を過ぎているので急がないといかんが神保町に来たら三省堂書店のトイレに寄らないといけないので(誰がそんな事を決めたか。俺はわからん)トイレに行って用を足して、エスカレーターで2階から1階に移動すると目の前にいたカップルの男の方が「向こうの家は特殊なんだよなあ」。ああもう腹立つなあ、幸せな奴は敵じゃ、人類の敵じゃクソッタレめとブツブツ呟きながら9時前に置いた位置から5mほど離れたところに移動されていた愛(自転)車「クイーン・ウィルコム」に乗り込んで、そろそろズッシリと重い鞄が肩に食い込んできたようだが構わず神保町→秋葉原へ移動して、いつものように万世橋交差点の中央通り側に自転車を置いて、猥雑・混沌としているが不快ではないところがさすがやなあと感心しつつとらのあな秋葉原店A。

 さて…「日本ラブコメ大賞2014」用のエロ漫画を買わなければいかんわけだが…買ったとしてもそれをちゃんと今年中に審査して発表できるかだが…去年みたいに「20142015」とかでやったらいかんかなあ…とか弱気になっとるわけだが…さっき「時間がないから任務を遂行できませんでしたなどというのは許されん」って言ったばかりやしなあ…。しかし何でこう「処女単行本!」「超ド級新人デビュー!」とかいうのが多いのかね、もうとっくに溢れ返っとるだろう、これ以上新人を増やしてどうするんだ。本当にパンクする時が来て、絶滅したら困るのは…俺か。というわけで見本誌をパラパラっと見て18時45分、1080円。
いきなり! ハーレムライフ (MUJIN COMICS)

いきなり! ハーレムライフ (MUJIN COMICS)

 1080円。高いよ。俺は945円だった時代から高い高いって言い続けとるんだぞ、ああそんな事を言っとる場合ではないか、ここ秋葉原を20時には出発しなければならずこれからメロンブックスブックオフと征伐しなければならんのだ、時間がないから任務を(以下略)。メロンブック秋葉原店。

 あれ。ここって見本誌ありましたっけ。なかったですよね前は。いやまあ、ないよりはあった方がこちらとしては助かるんですが、何と言いますか、透明ビニールで閉じられて表紙だけで判断するしかないというあの極限状態の緊張感もたまにはいいかなという変態人間がここにいるわけでして、19時5分、1080円。
君がため心化粧 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

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 だから1080円は高いと言っとるやろが。日本図書館協会の年会費が9千円、大会の参加費が5千円、「はなまるうどん」の「カレーセット(カレー+卵かけうどん)」は500円(だから何なんだ)。雨の中を移動してブックオフ秋葉原駅前店。

 さて…「日本ラブコメ大賞2014」用のラブコメを買わなければいかんわけだが…買ったとしてもそれをちゃんと今年中に審査して発表できるか(以下略)。いやその前にエロ漫画を2冊買って鞄がかなり重くなって肩に食い込んできたのでそれどころではないぞ、さすが31歳だ体力が確実に衰えてきておるのだ、いや待てそれは「図書館大会」のでかい重い要項書のせいだろう、それはそうだがそんな事より本当に「日本ラブコメ大賞2014」はできるのかねできないならできないとさっさと言った方がいいぞ後になればなるほど言いにくいうるさいわい。20時2分、360円。 360円。350円だと本体額333円に消費税17円、360円になると本体額333円で消費税27円という事で値上げはしとらんのでまあいいだろう。もう20時を過ぎたので秋葉原に用はないとクイーン・ウィルコムⅣを置いた場所に戻ろうとすると「女子高生喫茶」か「女子高生散歩」かの女がチラシを配っていたのでニッコリと笑いかけて無視して、雨足が強くなってきたのでこの重い鞄を自転車の前カゴに入れるわけにはいかんからずっと肩から提げとくしかないわなあ…と覚悟を決めて国道17号線を神田駅〜三越日本橋と走らせていると雨足が少し弱まってきたのでやっぱり前カゴに入れて傘をちょっと前の方に持っていけばええねんこれは覚悟とは別やと上機嫌になって永代通りに出たので大きく左に旋回して地面が水に濡れて滑りやすくてちょっと危なかったので冷や汗をかいた。一体俺にどれだけ試練を与える気だ、今日だってあんなアウェー状態に…いやあれは俺が勝手にやった事か。
 日本橋茅場町を通って、そうだ日本図書館協会のビルがこの近くにあるのだ、どうだ俺は勝ちはしないが負けもしないのだと意味不明な事をのたまって上機嫌になって、永代橋〜西支川と走り抜けて最後の目的地「門前仲町」に着いて、もう20時半頃なので飯にしようといつもの汚い中華料理屋に入る。すぐ横にきれいな「餃子の王将」ができたので何度か行ったが、まあ「永神秋門」だとやっぱりここですな。いつもなら「ラーメン半チャーハンセット」を頼むところだが昼にうどんを食べているのでチャーハンと餃子。

 上の写真は食べている途中のものなので汚くてすいません。写真撮るのを食べてから気付いたもので。iPHONEの電源が切れるのを心配しながらチャーハンに醤油をドボドボかけて食べていると(餃子は5分ぐらいしてから来た。こんなんだから「餃子の王将」に喰われてガラガラなんだ)斜め右前にいた50歳前後のおっさん二人が「嘘だあ、授業止めてまでそんな事言うかよ」「いや、本当、本当」「下ネタをかよ」「そうだよ」「あの教官、そんな感じだったっけ」「俺が聞きたいよ、それは(笑)」「勘違いじゃねえの」「どう勘違いするんだ(笑)」。平和っていいね。まあ、場合によるか。
 チャーハンと餃子を腹に押し込んで、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しているが最後に行くのはブックオフ江東門前仲町店。俺は元気だ、しかし鞄が重い、肩が…つまりその…ま、負けるものか、最後の力を振り絞るのだ、いや違うか力は残しておかんと。今日の事をこれからブログに書かないかんのだ。

 というわけでこの時の俺、この時の俺を書いている俺、この時の俺を書いている俺の文章を読んでいるお前、は全員疲れているので要するに買ったのはこちら。21時10分、108円。 さてこれで俺の人生で最も華やかと言われる(お前が言っているだけじゃ)「永神秋門攻防戦」は無事終わる事ができましたが、また、3カ月に1回とは言いませんが半年に1回くらいはやりたいなあ…いやそのためにはこの未読の本を何とかしないといかんわけでして、図書館問題よりもこっちの問題の方が切実ですなというオチもつきましたので今日はこのへんで。