はるけくも来たものかな。2005年1月に兵庫県糞田舎で怠惰と惰眠を貪っていたこの俺が悪い冗談で始めたブログは同年4月の上京社会人デビューの荒波に呑まれながら彷徨と罵倒を続け、幾多の醜悪な人間関係と反ラブコメ派との闘争に巻き込まれながら今回も日本の中枢を破壊することに成功したわけであります。やっぱりいいですね「永神秋門」は。何と言いますか、自分の人生の縮図のような気がしております。実は先週兵庫県糞田舎の実家に帰ったのですが、そこでも国道2号線や明姫幹線を自転車で爆走して大型古本屋群を殲滅し、1週間経てば今度は東京を爆破するわけでありまして、更に札幌・横浜・名古屋・京都・広島の秘密基地にも独自の人脈を築いておるのであるから俺は無敵なのであります。最もそのような天狗状態で仕事をしてどでかいミスをやらかして所詮俺はただのフニャチン野郎だったことがわかったが、それでも次から次へとわけのわからぬことに巻き込まれこの間は同僚と同僚の彼女が喧嘩して、その喧嘩の原因というのは同僚の浮気によるものなのだが紆余曲折の末にいや違いますこの男は浮気するような男ではありませんまあメイド喫茶には何度か連れて行ったことはありますがねはっはっはと俺が言うはめになってしまった。なぜだ。更には「だってあれですよ、俺が五反田の風俗に連れて行った時もね、彼はね、『やっぱり俺彼女いるから無理やわ』って言ってタクシーで帰ったぐらいですからね。はっはっは」とも言ったが、今考えるとこれはわざとらしかったか。彼女がいる男が「同僚に強引に連れられて」風俗に行くというチャンスを逃す筈はないもんねえ。
それはともかく悪い奴ほどよく眠り、俺は眠れなかった。なぜかと言うとここ最近急に冷え出したのに相変わらずシャツ一枚パンツ一丁で寝ようとしたからであって、急に鼻水がズズズと流れ出していかん今日は名も知らぬ誰かが楽しみにしている永神肛門、じゃなかった永神秋門の日なのであり風邪をひくわけにはいかんのである。まかり間違えれば土日に風邪をひいて月曜日には治るかもしれずそれでは会社を休めないではないか。早速毛布を引っ張り出して寝るも鼻水は去らず、これはやはり身体を動かして汗をかくしかないとパッと飛び起きた俺はグッと手に力をこめて自慰を(以下略)。
というわけで午前中はあれほど薄暗く憂鬱そうだった天気も12時前後には晴れやかな青空となり見事な「永神秋門」日和となった。そして俺は元気だ、規則正しい生活を心がけ、以前は朝飯を抜いていたが最近は朝飯をしっかり食べるようになって元気過ぎるのか今まで週2〜3回だった自慰の回数が(以下略)。今週九州に出張に行った時に博多の中州の風俗で(以下略)。五反田の風俗嬢に「○○さんのって、すごい大(以下略)。天皇陛下が(以下略)。神保町の古本屋なんて潰してブックオ(以下略)。いつものように銀座・有楽町・日比谷を通って永田町。
さて国立国会図書館に着きました。もう毎度のことなので特に言うこともありませんが、新館1階の喫茶店で頼んだカレーはご飯がもう生煮えというか半炊きというかひどいもので全く食った気がしなかった。しかもカレーを持ってきた時の従業員の「お待ちどおさま〜」という口調は中年夫婦の妻が面倒臭そうに夫に声をかけているようで大変不快であった。何が「国民読書年」だこの野郎、日曜祝日が休みでは大半の国民は利用できんわいボケカスめという怒りにかられながら新聞資料室へ行き、過去の世界にタイムストリップして癒されよう。あのう、俺いつも「タイム・スリップ」を「タイム・ストリップ」と言って小ボケをかましてますが、これ皆さん気付いてますか。
今日は25日なので25年前である1985年9月の読売新聞を見るとまず9月1日の一面に「赤字国債の発行を前年度1兆円以上減額させる方針」という文字が目に入るが、「赤字国債の発行を昭和60年度の5兆7300億円から1兆円以上減額へ」と書いてあるのを読むと月並みですが隔世の感があります。またこの日から新学期が始まったが、3週間前に起きた日航機墜落事故の死者520人中54人が小・中・高生であり、「帰らぬ日焼けの顔、悲しき新学期」として残された遺族の悲痛な叫びが載せられていた。続く9月4日には太陽神戸銀行調べで「現在働いている人の46%が『定年後も働く』『貯蓄・年金だけでは不十分』と考えている」ことがわかったと書いていたが、残る54%の人は定年後は働かなくていいと考えていたわけで、やはりいい時代だったのだろう。9月6日には「政府、防衛費1%枠撤廃見送り」と書かれ、今となっては荒唐無稽もいいところだが当時は「防衛費はGNPの1%以内とするかしないか」で大問題だったことがわかる。そんなことで手間取っていてはその先の防衛論議など夢のまた夢であっただろう。
驚くべきことに9月8日まで読み進んで時計を見ると既に15時半を過ぎていた。喫茶店を出たのが13時半過ぎだから2時間経過したことになるが感覚としてはほんの20分ぐらいだったぞ。まあそれぐらい楽しい時間を過ごせるというのはありがたいことです。最近秋葉原にいる時よりこっちの方が時間の進み具合が早いくらいだ。というわけで残り30分は新館1階の隅にあるソファーに深々と座って読書を堪能し、ついでに昼寝も堪能し、夢で俺はなぜか会社にいる39歳の派遣の女に言い寄られ、課長に「いや、別に君がどうしても彼女と一緒になりたいというのならいいんだけど…」と言われた。よほどの悪夢と見えていつもは16時の館内アナウンス(「即日複写の受付は終了しました」)で起きるはずが16時15分まで寝てしまった。というわけでさっさと国会図書館を出て神保町へ行きます。
いつものように三省堂書店前に自転車を止めて今日もせっかく神保町に来たというのに決まった店にしか行きません。そういう頑固さが俺らしく、またそういう面倒臭がりなところが母性本能をくすぐってこう…非常に魅力的な…うまく言葉に出てこないところがまた女性に人気の秘訣ではないかと思うのですが(誰か助けてくれ)、ユーロビート(?)のサントラ(?)が流れる小宮山書店ガレッジで適当に買います。16時36分、100円。
- 作者: 上山春平,三宅正樹
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ここで小便がしたくなったのでshomotsubugyo教授の「肉便器にするなら三省堂書店ではなく東京堂書店の方がいい」というお奨めに従って東京堂書店に入って小便をして、三省堂古書館に入って相変わらず客は全然おらへんし文庫本が400円とか750円とかしよるし(どんな価格体系なんだ)で難航するも、何とか手頃な値段の本を見つける。17時51分、210円。
- 作者: 半藤一利
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相変わらず盛況であります。しかしながら何度も言っておりますがこの騒がしさはやはり性に合わんというか、先週行った三宮のセンタープラザ西館のとらのあなやメロンブックスぐらいが俺にはお似合いと思うが、まあ秋葉原まで自転車で行くことができるという環境には素直に感謝しております。というわけでとらのあな秋葉原店Aに侵入して反ラブコメ派を分断させて(そらもう札束使ったらイチコロよ)18時46分、1050円。
- 作者: Dr.P
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で、次はメロンブックスでありますが、繰り返し述べておりますように今年は「エロ漫画情報」ブログらしく秋葉原に来たらとらのあな・メロンブックスで一冊ずつエロ漫画を買うと皆さんに約束しましたが、当初の予定以上に真面目にエロ漫画を買い過ぎまして、これ以上買うと年末の日本ラブコメ大賞成年部門が大変なことになります。そこでメロンブックスへ行きましてもエロ漫画は買わず、何か他のものを買いますというわけで同人誌を買いましょう。最近俺のことを「読書家で政治とかに詳しくて近寄りにくいですなあ」という人が増えているが(まあラノベしか読んでない奴から見たらそう見えるんかなあ)、俺もまたエロ同人誌を買うようなキモいオタクなのです。19時9分、630円。
こちらは日本ラブコメ大賞2009・成年部門で1位となられたフクダーダという人の同人誌で、ラブプラス・愛花本であります。愛花ちゃん最高。ま、俺は寧々の彼氏だけどね。
さてお察しの通りここまで来るとだいぶ疲れております。しかし負けるわけにはいかない、俺は世界のラブコメ王なのでありラブコメを探索し収集することに命をかけているのでありなぜかブックオフでしか買うことを許されない孤高の戦士なのだ。たとえ人々が俺の行く先を邪魔しても(単に人が多いだけ)敢然とBOOKOFF秋葉原駅前店へ立ち向かうのであります。
店に入ると人が多いから狭く感じるのか店自体が狭いから人が多く感じるのか微妙なところだが(よく考えたら秋葉原の店は全部そうだ)、血に飢えた鮫の如くラブコメを探し、俺よりも太った奴を見て安心し(昔おかんが「秋葉原に来たらあんたがスマートに見えるわ」と言っていた)、6階のレジで並んでいたら「よろしかったら、4階にもレジがありますのでご利用下さい」と言われ4階に下りたら7〜8人並んでいて動転しながらも更に2階に下りるとレジには並んでいる者はいなかった。見事な機転ですね(何と規模の小さい「機転」だ)。19時41分、245円(30%引きであった)。
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ラーメンを一気飲みしてチャーハンにダボダボと醤油をつけて一気に腹に注ぎ込んでさて最後はBOOKOFF江東門前仲町店であります。もうこの店は上京して以来5年以上の長きに渡って俺が実効支配しているようなものなので写真は撮りません。そもそもいつから本屋の写真をしつこく撮り続けるようになったのだ、いくら俺が変態だからと言ったって限度があるだろう。まあそんなわけで20時59分、350円。
- 作者: 西野映一
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