第6シリーズ 生命線(15)BOOKOFFパサージオ西新井店

 さあ大変ですよそこのあなた。この俺その俺あの俺、世に蔓延する流行にあらゆる難癖をつけて反逆し白を黒と言い水を火と言い女を風俗嬢と言う俺がツイッターを始めたのですよ。予想通り多くの方から「お前がツイッター?気でも違ったのか。ああそうかお前はキチガイだったな」「お前のつぶやきは長い。くどい。見苦しい」「そんなことより金をくれ」といったご意見を頂き誠に汗顔の至りでありますが、とにかく今年はこれまでの殻を破り色々と試行錯誤を繰り返さなければならないと思っているのであります。というのも既に開始から4年が経ったこの「裏東京毒探偵突撃古本屋」シリーズが間違いなく今年で終わりを迎え、それに代わる新シリーズの候補の一つとして「ツイッターもの」を実験的にやり始めたということであります。やはり「政局好色」と「脱走と追跡の読書遍歴」だけでは華がないというか、ただの独り善がりに陥る可能性が大いにあるのでね。他にも「永神秋門」を月に一回やるという案がありますが、やるとしたら1年限定とかじゃないともう体力が持たんでしょうなあ。
 そんなわけで今日もどこかのブックオフへ行くわけですがそもそも土曜日に行くはずが会社を抜け出せず本日決行ということになり、日曜はあまり出かけたくないんだよなあ次の日の会社に影響が出ないとも限らんしと弱気になって、そんなことでどうするこれから先お前は会社とか家族のこととか自らの健康のこととかでこれまで以上に忙しくなるのだぞその中で生涯の趣味であるラブコメ探索と本屋古本屋襲撃をないがしろにするのかと強気になって大体もう27歳でそんなに若くないのだから(続けようと思えばいくらでも続きますが、とりあえず打ち切ります)。
 そしてまずは図書館へ行って勉強しようということで照りつける太陽に微笑んで図書館の近くにあるマクドナルドでシェイクのバニラとてりやきマックバーガーとポテトのSサイズとコーラのSサイズを頼んで(だから太るんだ)シェイクを飲み干すとバニラではなくストロベリーだったので怒鳴り込んでやろうと思ったが、俺の応対をしてくれたレジの人間は40過ぎの中年女でこれが20歳前後の若い女ならば迷わず罵声を浴びせるところだがこの中年女も若い女たちに混じって働いてさぞやしんどいだろうなあと思いめぐらして何も言えなかった。嗚呼かくも辛い世の中よと(続けようと思えばいくらでも続きますが、とりあえず打ち切ります)。
 で、本日は7月下旬でありますから去年・一昨年と同じようにブックオフに行く前に秋葉原へ行くわけであります。そしてなぜ一年前二年前と同じことをするのかと言えばそういうことをする俺がかっこいいからだ、ではなぜそういうことをするとかっこいいのかと言うとこれは皆目わからない。「そういうことをするとかっこいいと思っている俺」に聞いて下さい。電車に乗っていると浴衣姿の女がスッと俺の手を取ってスッと自分の胸に俺の手を入れようとして俺は「何をするのだ」と言って(続けようと思えば…もういいか)。
 相変わらず工事中のJR秋葉原駅を駆け抜けていつものようにBOOKOFF秋葉原駅前店。

 ここにはいつも土曜の夕方に来て人が多くて辟易していたが、今日は日曜の夕方だからそう多くないだろうと高をくくっていざ店の中に入ると土曜日より多いのではないかというぐらい人で溢れていた。ただでさえ狭い棚と棚と間に人が大勢いて、そこに割り込んで背表紙を凝視するには時間もないし体力もないので適当に買おうもう。18時11分、350円。

 日本ラブコメ大賞2009・4位の重要作品であす。ちなみ本作1巻はちょうど去年の、やはりこのBOOKOFF秋葉原駅前店で買っております。どうしてそんなことをするのかといえばそういう「時」と「状況」を踏まえて購入することがかっこいいからだ、ではなぜそれがかっこいいかのかというとこれは皆目わかりません。お前ひょっとしたら阿呆ではないのか。

 さて次はいつものようにワンパターンでとらのあなでありますが、いつも写真を撮る位置が同じなのでつまらんでしょうからちょっと遠くから撮ってみました(↑)。余計わからんがな。更にいつものように見本誌コーナーでたむろするむさ苦しい男たちの中に入ってラブプラスの話をして(寧々ルートがなかなか攻略できない…)こちらを買う。18時38分、1050円。
なかだしHAPPY END主義 (ポプリコミックス76)

なかだしHAPPY END主義 (ポプリコミックス76)

 なお、本書を買うにあたっては「酒とエロ漫画の日々」のgosplanさんの情報提供・解説を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
 というわけで次はいつものようにワンパターンでメロンブックスでありますが、いつも写真を撮る位置が同じなのでつまらんでしょうからちょっと遠くから撮ってみました(↓)。余計わからんがな。

 ところで去年・一昨年の今日はコミケに行くためにコミケカタログを買っておりましたが、今年はコミケには行きませんので買いませんでした。その代わりコミケ開催期間あたりに「裏東京毒探偵・特別編」として今年も日本のどこかに行く予定であります。などと考えてこちら。18時55分、980円。
ぱいぱいん (エンジェルコミックス)

ぱいぱいん (エンジェルコミックス)

 それで何度も言っとるのだがあの元気一杯なレジの人たちを何とかしてくれんかね。「はい次のお客様ー」「こちらでーす」などと言って「エロ漫画を買っている」という背徳感をきれいさっぱり吹き飛ばされ、出納と商品袋入れ係を男女のコンビでやられ、まるでユニクロに来ている気分だ。次回もこんな感じだったらもう店を変えよう。
 さてここまで経過してかなり体力を使っておりますが、本日の目的地へ向かいます。つくばエクスプレス秋葉原駅北千住駅、東部伊勢崎線に乗り換えて西新井駅、右を見て左を見て目につくのは薄着の華やかな女性や浴衣姿の華やかな女性ばかりでこちとら2万円出さなければ女にニコッと微笑んでもらえない身分なので腹立たしいことこの上ないが、まあそういうことも含めて27歳となった我が身を考えなければならんのですね。色々と難しいですね。というわけでBOOKOFFパサージオ西新井店。

 確かここは5月か6月にオープンしたばかりだったかな。「パサージオ」という複合商業ビルの4階にあるが、エスカレーターで4階に上がるまでに目に入ったのはきらびやかなファッションショップや雑貨屋でまあ俺とは無関係だと思えば腹も立たんわ。廊下の隅にあるベンチに座っていた30歳前後の男が子供と思われる幼児に「25歳までには結婚しないとダメだぞ」と言っていた。このビルは出来たばかりということで清潔感があってこの前行ったロッテシティ錦糸町店を思い出す。客の数もさっきの秋葉原駅前店と違ってまばらで、各棚をゆっくりと物色してやっと楽しくなるが、品揃えの方は悪くはないが良くもないという感じなので適当に非ラブコメ本を買う。19時50分、105円。
スキャンダル (新潮文庫)

スキャンダル (新潮文庫)

 そのようにして今回も無事終わりました。とにかくこの「東京23区のどこかのブックオフへ行く」ことこそ俺にとっては最も贅沢な休日の過ごし方でありまして、たとえ本シリーズが終わっても違う形で皆様に発信していきたいと強く考える所存であります。というわけでまた来週。