どうも憂鬱な日が続いている。せっかく自分達が作った政権を1年も経たずして叩きに叩き、それで結局どうしようというのだろうか。また官僚やアメリカの言いなりとなってほしいのだろうか。或いは中選挙区制に戻してあの派閥全盛時代に戻りたいのだろうか(「政局」を無上の好物とする俺はむしろそっちの方が好都合だが)。よくわからない。一瞬の快楽のためには自分の首をじわじわと真綿で絞めるのも喜んで受け入れるのが大衆だとしたら…まあ続きは「政局好色」で述べましょう。
というわけで毎度のことながら土曜出勤して冷房が効いていない社内で力の限り孤軍奮闘、一般職女どもが「冷蔵庫にアイスクリームがありますから、いつでも食べて下さいね(でもそれは上司や管理職の皆さんに言ったのであってお前のような平社員のキモイ奴は食べるな)」と言っていたアイスクリームをぺロリと飲み干し(俺が偉くなったらあいつら全員辞めさせて美人で可愛い派遣を雇うつもりである)、何でもかんでも「政治が悪い社会が悪い」という目立ちたがり屋ではない俺はじっと耐えて17時に退社していつものようにどこかのブックオフ等に行きましょう。本来なら明日は選挙当日であるから前日である今日は去年の総選挙の時のように全国全選挙区の候補者を頭に叩き込み新聞の情勢調査を熟読すべきなのだろうが、今日を逃せば次にブックオフ等に繰り出すことができるのは更に2週間後なのであり、よく考えたら3年前の参院選前日には五反田の南部古書会館に行ってそれから風俗に行っているのであり、何事も前例を踏む俺は(その方が結局いいのだよ、面倒臭くなくて)とりあえず死神と相談して今日も東京の空の下でラブコメ云々と年甲斐もなくはしゃぐのであります。
とは言えさすがにこの時間から五反田や池袋や鶯谷に行っては時間がないので本日向かう駅が吉祥寺駅であることから当然中野のまんだらけにまず足を運ぼう。久しぶりに電車に乗ると女たちは当然のように薄着になっていて夏の到来を実感するが、あらわな腕や肩やうなじを見ているとヌメリとした肌の感触と鼻を刺激する香水そして厚い化粧の感覚が俺を襲ってきて少々不快。もちろんこれはプロの女性としか接したことがない俺の感覚なのであって素人がどうなのかはわかりませんが、まあ、何を言いたいかというとやはり二次元が最高…というわけでもないか。はて何を言うつもりだったかな。「メトロ東西線で遅れ」の文字が見えたのでJR中央総武線で中野駅に着いてブロードウェイの方へ歩くと「日本創新党」と「民主党」の選挙カーががなり合っていた。時刻は18時過ぎでありあと2時間足らずで選挙戦も終わるのだから命の限り叫ぶのもよくわかるが、とにかくうるさかった。毎度お馴染み、意味不明の店の写真。
ちょっと上の方にブレてしまいました。それにしても何でいつもいつも店の写真なんか撮るんでしょう。自分が確かにここに来たということを天下に明らかにするためかなあ。たぶんそうだろうが、毎度毎度こうワンパターンじゃ恥ずかしくてしょうがないよ。一方店内は相変わらず品揃えが豊富でようござんすが、全てにおいてビニールをかけられているのでブックオフのごとく中身を確認できず、何を言うかビニールかけんかったら全部立ち読みされて終わりやないかそれに中身確認してしょうもなかったら誰も買わんやんけ商売ちゅうのはお客をだましてなんぼじゃと言うのでそれはまあ世の中だますよりだまされる方が悪いですからなあでも俺は中身見なくても大体わかるんですよ日本ラブコメ大賞というやつをもう10年やってますからねえ。18時48分、315円(レジにいた女は白衣のコスプレをしていたが、色気のかけらもなかった。まあ何と比べて「色気がない」と言うかですが、俺のこの偏った経験から「色気がない」と言うとるわけです)。
- 作者: 堀多磊音
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
2月に田無駅北口店に行った時も言ったが、この「裏東京毒探偵」シリーズは範囲を東京23区内の大型古本屋に限定しており、しかし別に23区内でなければならない理由も特段ないので本日23区を離れて武蔵野市へお邪魔した次第である。とは言え23区よりも外だと電車賃も結構なもので、しかも23区外のブックオフを全て行くとなればもう1シリーズ続けなければならなくなるので23区より外を訪れるのは本日限りである。店に入ってみれば秋葉原駅前店のような混雑ぶりでまあ時間がまだ19時半ということもあるのだろうがいい事ですな。さあ踏まれても踏まれてもついて行きます下駄の雪ということでまたライトノベルス様の棚をウロウロして物色するが、本日も断念する。やはり活字になるとハードルがグンと上がるというか、俺はそこらの阿呆どものように夏目漱石も芥川龍之介も坂口安吾も松本清張も筒井康隆も村上春樹も読んどらんくせして「趣味は読書で、主にラノベと講談社エンタメミステリー何とかを読んでます」というような奴ではないからますます敷居が高くなるのですなあ。別に嫌味で言うわけではないが、俺も一度とことん阿呆になる必要があるか。しかし27歳で仕事もそれなりにこなして自信をつけ始めた人間に阿呆になれというのもなかなか難しいもんですよ。というわけで適当にこちら。20時11分、350円。
- 作者: 葉原鉄
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
えー、そんなわけでいつものように変わり映えのしないまま本日も終わるのであります。帰りの電車の中でフランス人らしきカップルが突如大喧嘩を始めたり近所のスーパーでドレスを着た20代後半の着飾った女と40過ぎの部長タイプの中年男の一目見れば不倫カップルだとわかる男女が「ちょっとうちのカミさんが…」「向こうのマンションに…」「別に私は悪くないでしょ」「いいわよ、別に、私は…」と喋っていたのが聞こえたりしたが、ともかく明日は参院選ですので皆さん投票に行きましょう。それでは。