第6シリーズ 生命線(5)BOOKOFF船堀店

 生きております。生きております。生き延びました。生き延びました。華やかでキレイでカッコイイ男女たちがあらゆる手段を講じて俺を殺そうとしましたが所詮は汚れ仕事のイロハも知らぬ弱々しい我が身可愛き坊主の遠吠えであって焼け火箸も平気で手で握る泥まみれの俺にかなうわけがないのでありますが、それはともかく本日より少なくとも年内までは週1回以上の更新が可能となりまして、これによって天下の糞阿呆・地獄の醜悪者・平成日本の廃棄物と言われる俺がまたしてもきれいでかわいくてあったかい電子空間を阿鼻叫喚の惨劇へと突き落とすことが可能となったわけであります。もう奴らの思い通りはさせぬ、清潔で洗練された豪華な晩餐の奥に隠された生々しい欲望と憤怒と憎悪を炙り出してくれようぞ。ぬわはは。ぬわはははははははははははは。
 というわけで永神秋門攻防戦・秋の陣が中止に追い込まれ今や閑古鳥が鳴く日本ラブコメ大賞第一戦線であるがとにかくどこかのBOOKOFFへ行くことにしよう。どうしてBOOKOFFに行くのですかとかなぜラブコメとかにこだわるのですかと言われたらそれは俺が阿呆だからですと答えておけばもう十分だ。そんなことを言い出したら八百屋にどうしてキャベツを売るのですかと聞きサラ金業者にどうして人に金を貸すのですかと聞き居酒屋の店員にどうしてお酒を売るのですかと聞かなければならんのであって、結局生きること自体が非常につまらん、どうでもいい、面倒くさいことに成り下がるだけなのだ。ぬわはははははははというわけで約百人を殺害した戦いが終わってJR本八幡駅から都営新宿線に乗り換えて船堀駅、大学生のサークルの集いのような若き男女たちの集団を見つけてとりあえず殺し屋に抹殺を依頼して向かうはBOOKOFF船堀店。

 いやっほう。BOOKOFFどころか本屋を訪ねるのが一ヶ月ぶりでありますので店内に入った瞬間から心が躍りますな。やはり休日は本屋に行かないといけません。店内をグルリと回ってジロリと一睨みすればもはや勝敗は決まり獲物は我が手中にあるのです。16時59分、350円。

大歓迎!未亡人横丁 (ヤングコミックコミックス)

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 本日の決戦を迎えるまでの一ヶ月間、とにかく今日という日を無事に迎えることができたならもう死んでもいいと棺桶に両足を突っ込んでいる我が肉体と精神を奮い立たせてきたわけでありますが戦い終わってボロボロになりながらもまだやるべきことは残っているのであってそれがもう長く続いている「二鷹体制」によるBOOKOFF等二店舗訪問であり次なる目的地へ向かいます。都営新宿線船堀駅住吉駅→メトロ半蔵門線に乗り換えて錦糸町駅。秋が深くなり冷たい風が頬を打ち一つの危機を乗り越えて新たなステージが待っているかもしれません。都道465号線を南下し首都高を走り幅跳びの要領で飛び越えて前を歩く20代後半らしきカップルの後ろを尾行するようにしてBOOKOFF錦糸町南店(モタモタ歩いたあげくBOOKOFFに入るもんだからなんか俺がそのカップルの護衛みたいじゃねえか冗談じゃねえよ)。

 ここには少なくとも過去3回来ているが、そのうち2回が会社をズル休み(当日に有給を申請)して来たものだからどうも後ろめたい感じがするので今日それを払拭するのだ。こういう店が他にも結構あります。俺って面白いでしょ(何がだ)。というわけでグルリと回ってジロリと一睨みしてペロリと平らげてグリグリと女のクリトリスをいじって買ったのはこちら。18時29分、105円。
ディック傑作集〈4〉まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫SF)

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 えー、そんなわけでまたしても電子空間に異臭を漂わせながら糞阿呆の生涯が恥も外聞もなくレポートされる日々が再開されますので、皆さん法律に触れない範囲で存分に俺にかかってきなさい。それでは。