春の大海戦、とおちゃらけて

 春の大海戦、とおちゃらけて言うのはいいが実際にそれが我が身にふりかかっているのだから実にどうしようもないわけであって、去年も同じことを言っておったな本当にお前は進歩のない奴だなと諸君から嘲笑されるわけだがまあ俺は適当にのらりくらりと死ぬまで生き延びていこうと非常に若者らしくないスタンスを保ち続けるのであります。俺とて社会人サラリーマンとなって丸4年を迎えたのであり、今さら4年前のように怯え震え続けるほど阿呆ではないのであって、かなり重要度の高い仕事を任され工場や支店の人たちと独自の人脈というやつを築き上げたりもしているのであるから大抵のことは一生懸命やればできるし難しい時は夜遅くまで残って考えれば何とかなるものなのだ。うわはははははこれがいわゆる自信というやつか。確かに今の俺は上司から「ノリにノッている」と言われるほどであるから好調なのであろう。というわけで春の大海戦の序盤戦のヤマ場にさしかかろうという時に思いがけずやってきた休日なのであるから一つ大いに遊ぼうではありませんか。
 となると毎度のごとく大人の男の嗜みとやらに出発するわけで池袋(北口)まで行きます。俺の風俗球場は五反田だけではなく池袋や鶯谷など非常に多妻、じゃなかった多彩なのだ。これぞ華の東京独身一人暮らしというものである。どうだなかなか味のある阿呆だろう。違うか。

 上の写真は池袋駅北口を出てすぐ撮ったものである。ここから線路沿いに歩いて平和通りが見えてきたら×××のあるマンションの×階に行き、金を払い写真を見て女を指名し、ホテルに光よりも速く入ってそこから電話してここで(中略)が入る。
 
(中略)
 
 ああ良かった。今回の女はまた当たりでした。いや最近当たりばっかりで調子いいですなあ。しかしこっちは××コースを頼んでいたのに向こうは痴女コースと思っていたみたいでそれがまたよかったりしたわけなのです。ただし左手首にリストカットの傷があったな。それにしても俺も寄る年波かあんなに何回も出しては腰が持たんというもので、よく成年漫画で「一晩で5回も6回も」というのがあるがあれはやっぱり漫画ですな。目に入った松屋で大盛りカレーを食い、441号線・要町通りを西へ向かうことにしよう。しかしさすがにあんなに濃いプレイをしてしまうと道行くカップルを見ても何も思わんですなあ。むしろ俺の方がお前らよりすごいんじゃ何かようわからんけどすごいんじゃと光文社や祥雲寺を駆け抜けて着いたのはこちら。BOOKOFF池袋要町店。

 おお。こういう風に普通にBOOKOFFに来るのは久し振りな気がしますなあ。先週は会社に缶詰で先々週は永神秋門攻防戦でその前は横浜掃討作戦であったからほぼ一ヶ月ぶりなわけです。やはり休日はこうでなくては。休日の過ごし方くらい誰にも邪魔されず自分で決めたいものです。品揃えもなかなかで楽しく、まだ腰と足がフラフラな俺が買ったのはこちら。16時17分、350円。

歓迎!未亡人横丁 (ヤングコミックコミックス)

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 さて「二鷹協定」に従いもう一つのBOOKOFFに行かなければならない。ん。いつから「行かなければならない」と決まったのだろう。そんなつまらん決まりごとに拘束される時から全てのマンネリが始まるのであるが、とは言うものの来週はたぶんまた会社に缶詰だろうからまあどうでもええがな。有楽町線要町駅でフルーツジュースを飲んで一息をつき、飯田橋駅でJRに乗り換えて向かうはJR両国駅である。それにしても今日は4月とは思えないほど暑く、交差点で信号待ちをしていると横の厚化粧のケバい女は半袖でへソを出していた。俺を誘惑しても無駄だ。BOOKOFF14号墨田両国店。

 ここに来て腰・足が回復してきて俺のラブコメ狩猟本能も最高潮に達するが、品揃えの方は大したことないようなのでこちらを買おう。17時43分、105円。
永田町の暗闘 小泉は日本を変えられるか

永田町の暗闘 小泉は日本を変えられるか

 おお鈴木棟一の「永田町の暗闘」シリーズではありませんか。現代日本政治の第一級資料が105円で買えるわけですから生きていればいい事があるということですな。このような贅の限りを尽くした休日を過ごし、また平日の戦いへと旅立とうではありませんか。しかしさすがに2週連続で風俗に行くと財布は見事にスッカラカンだ。わははははははははははは。はは。