第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(8)BOOKOFF大森駅東口店

 できることとできないことがあるのであって、とりあえず頑張ってはみるがなにくそここが男の意地の見せ所とかこの失敗や挫折をバネにして必ずや頂上に旗を立ててみせようぞとか思う情熱さは持ち合わせていないのであるから適当にやればいいのである。しかしそこで百戦錬磨の首脳陣が責任と賞賛を絶妙なタイミングで繰り出してきて、まさに今、俺は会社人生の大きな曲がり角に来ているというわけである。特に全社的に導入した新○×△システムについては開発・検証段階から携わりその仕組みを知っている人間が気が付けば俺一人ということで俺の仕事量は今や加速度的に増しているのである。こんな事があっていいわけがないのだ。何度も言っているが俺は本来兵庫県の糞田舎で怠惰を貪る引きこもりなのだからな。それはそうと「一生懸命働けば、必ず女の方から寄ってくる」というのは嘘である。こちらが真剣に仕事の問題点や今後の課題を掘り起こし業務改善のために今度からこういうやり方でやって下さいと言っても女どもは「今まで通りのやり方をずっとやってきて慣れているから楽なのに、どうしてわざわざ新しいやり方に変えるのか」と反発するだけである。やはり女に改革は無理だよ。しかしまあ組織に身を置く以上常に人間関係の煩わしさに遭遇するのであって、やっぱり俺には一人で作業するような仕事が向いているのかしらん。だって土曜日に一人で東京23区のBOOKOFFに行くのが休日の作法だからねえ。
 そんなわけで本日も一人でどこかに行きましょう。今週も戦いおまけに今日土曜日も10時から18時まで戦ったのである。「うちはクビ切りはしません。その代わり残業時間を減らしましょう」と言うことであるから当然サービス残業となるが、ま、そんなもんですわなというわけで中野のまんだらけである。福満しげゆきがいたりして。

 本ブログではすっかりお馴染みなので今更特に言うこともないか。2009年が始まってまだ一ヶ月も経ってないし年末の日本ラブコメ大賞の記憶も生々しく残っているので適当に買います。結局俺は世界のラブコメ王なわけだからね。これにプライベートの大半を費やすという天下の糞阿呆なわけだからね。19時35分、367円。

ラブユメみっくす 1 (チャンピオンREDコミックス)

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 まだ読んでないが、それなりに期待はできるな。中の上ぐらいのレベルですかな。
 それにしても道行く女が全てブサイクに見えるのはどういうわけだろう。いや最近はグラビアアイドルを見てもブサイクに見えてしまい、はて目が悪くなったのだろうかと二次元のエロ漫画を見ればこれはええわいと即勃起するのであって、やはりこれはもう3ヶ月も風俗に行かずすっかり二次元にズブズブ状態となっているからか。となれば一にもニにも風俗に行かねばならんが、うーん。風俗行ってもブサイクが出るだけやから(以下略)。
 中野駅からJR大森駅に行くためまずは新宿駅へ行って山手線に乗り換えることにして山手線のホームに行くと人だかりができていて、人々の視線の先には倒れて頭から血を流している男がいた。救急隊員がその男の頭をガーゼか何かで押させているのだがその白いガーゼも真っ赤に染まっていた。山手線に乗って品川駅まで行き、そこから京浜東北線へ乗り換えようとすると20代前半らしき男女がものすごい形相で睨み合いながら喧嘩していた。「あんたはノダさんにまかせて、何もしない。電話もしない、書類も書かない、金も出さない。何してんのっ」「いやだからさ、俺疲れてるんだよ。それでイライラして」。それから5メートルも離れていないところでは40代らしき女と50代らしき男がこれまた睨み合っていたが、こちらは睨み合ったまま黙っていた。俺の視線に男が気付いてこちらを見たが、女はずっと男を睨んでいた。一体どうなっているのだ。これではまるで俺の生活の方が平穏みたいではないか。諸君は愛とか友情とか思いやりとかボランティアといった勝ち組のみが享受できるものをグロテスクに身につけて人の苦しみなんか構わず幸せ街道を爆走するのではないのか。俺を含む多くの貧乏人を踏み台にして。
 そんなわけでJR大森駅で下り、本日の主戦地・BOOKOFF大森駅東口店である。カラオケの呼び込みらしい金髪の男が「カラオケ、いかがっすか〜」と叫んでいたが、周りに人はいなかったのであれは俺に言ったようである。

 店内は広くて清潔感漂う造りで自由が丘駅前店を彷彿とさせよう。品揃えもなかなかのものである。どういう風に「なかなか」なのかをうまく説明できないのが歯がゆいが、それはともかくレジで俺の前にいたのが絵に描いたような醜悪ヤンキーカップルであり、男が店員とポイントカードのことで喋っていると思って聞いていたがよくよく見るとそのダミ声は女のものであった。で、買ったのはこちら。21時6分、400円。
コーヒーもう一杯 IV (ビームコミックス)

コーヒーもう一杯 IV (ビームコミックス)

 ラブコメ狂・世紀の変態と言いながらこういう作品をサラリと買うところに俺の器の大きさを感じ取ることができますね。できませんか。
 そんなわけで今週もまた何が言いたいのかわからんうちに休日が過ぎていくのであります。とにかく皆さんそれそれの方法で生き延びてください。そうすれば俺がまたこの糞ブログを更新するという阿呆のような行為を嘲笑することができるでしょう。若者は老人となり、勝者は敗者となるのです。