何が何だかわからんうちにもう10月となり2008年も終わっていくのであるが一体俺はいつ死ぬんでしょうねえといつものように被害者面してほざくのであるがまあ今日も朝になって目が覚めたのですからこれは生きている証拠というやつですな。それで毎年のことであるが10・11月というのは「大破の季節」でありまして、この時期はいつも完膚なきまでに叩きのめされ身ぐるみ剥ぎ取られ人間の尊厳などどこか遠い国のおとぎ話と自然に思える大変に微笑ましい瞬間瞬間であるから土曜出勤したわけである。ああ阿呆くさい。そもそも係長が今年いっぱいで辞めるからといってどうして俺がやらなければならんのだ。やっと慣れてきた俺の仕事を仕事のできないことには定評のあるあの先輩に渡してその上「育ててくれ」だと。どうして俺が俺より1.6倍は給料をもらっているであろう年上の先輩に教えなければならんのか。俺とて暇ではな(以下略)。ああまた(以下略)を使ってしまった。しかしこれ便利なん(以下略)。
で、さすがに「大破の季節」だけあって仕事は山のように舞い込み早々にリタイアした俺は16時過ぎからインターネットをブラブラと見続け時間はあっという間に過ぎて18時になり会社を出て今日の目的地であるBOOKOFF渋谷センター街店へ行くわけである。最寄り駅は渋谷駅であり、30分もせず着くが何ともすごい人混みである。この前の新宿と一緒で乗り換えでしょっちゅう渋谷駅には来るが駅の外に出るのはほとんどないのであって、まあ「若者の街」みたいなところに俺が行くわけがないのであるがBOOKOFFのために足を踏み入れたのだから道を開けろというのに。
先週行った中野や秋葉原や、はたまた梅田や三宮に比べて渋谷というのはやはり華やかさが違う。それもファッションや音楽といった俺には理解不能な世界の華やかさであって、別にそれを悪いとは思わんが所詮そんなものは刹那の輝きでしかないのではないかな。5年経ち10年経てば道行く若者の誰もが心労の耐えない管理職となりローン地獄に終われ子育てと近所付き合いに頭を悩ます中年となるのであって、男も女もファッション雑誌から出てきたような着飾った若者たちを見ると俺は無性に恥ずかしくなる。そして彼らがどう考えてもいずれは年老い生活の垢にまみれることに気付いていないところを見て更に恥ずかしくなってしまう。まあそれも若者の特権と言えばそれまでか。俺は死んでもそんな若者にはなりたくないからこういう「若者の街」みたいなところが嫌いなのであって、まあ結局大したことないですな。
今日の目的地であるBOOKOFF渋谷センター街店は駅からずいぶんと遠くしかも雑然としたところにあった。店まで歩きながら目立ったのが居酒屋と古着屋であるが、やたらに外人が目に入った。ロシア人らしき外人が怒っているのだろうか女に「チバータ、イグワクノア、ニェット!」と言っていた。そんなわけで毎度おなじみ店の写真。
渋谷らしく地下1階には古着屋が入ってあった。しかし渋谷でBOOKOFFというのはなあ…。駅からここまでだいぶ歩いたが、道行く若者の行き先は居酒屋かライブハウスかマリファナパーティー&乱交パーティーか風俗のどれかであろうからあまりこんなとこ来ないのではないかな。夜だからそう感じるだけかもしれんが。原宿店も閉まったんだろう。客の数も西五反田店とどっこいどっこいというところか。品揃えはわりといい感じ。というわけでこちらを買う。350円。
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さてこれで本日の目的は達成せられたのであるが、「二鷹体制」によりこのあたりのBOOKOFFに寄ることにして向かうは東急東横線・自由が丘駅である。ここのBOOKOFF自由が丘駅前店は東京のBOOKOFFでは5本の指に入るであろうレベルの高い店である。ぎゅうぎゅう詰めの電車に乗っていると俺の前に女が後ろを向いて立っていたので俺は左手を文庫本、右手を吊り革に避難させて何とかやり過ごしてBOOKOFF自由が丘駅前店である。
俺は東京に来るまで自由が丘という名前を聞いたことがなかったが、社内で一・二を争うイケメン(一体どこがやと俺は言いたいが)である係長が言うには「なかなかオシャレな素敵な街」らしい。まあ本と本屋にオシャレを求めてもしゃあないわ。というわけでこちらを買おう。350円。
おそって・オオカミくん (角川コミックス ドラゴンJr. 127-1)
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しかし来週以降本格化する「大破の季節」を考えると、しばらくBOOKOFFには行けないかもしれんなあ。まあそれならそれで溜まっている「脱走と追跡の読書遍歴」の各読書感想文を載せればいいだけか。とりあえず自分から死ぬ気はありません。むしろ渋谷にたむろするような阿呆どもが死ぬのを見届けてから死にたいと切に願っております。それでは。