そんなわけで今日も諸君は仕事に恋に充実した毎日を送っとるわけですか。俺のほうは相変わらず今この瞬間にも死にそうでありますがまあ生きております。どうしてお前は今すぐ死なんのかという声が四六時中聞こえてきてぐっすり眠れます。でありますから本日は3ヶ月に一回の国家的大イベント・永田町神保町秋葉原門前仲町が行われるわけであります。いやもう飽きたとか言わないでください。
ちなみに前日金曜日の夜は後輩数人に連れられて有楽町で飲んでいたわけである。俺はひきこもりではないしそれなりに社会適応能力もあるのでそのようなものにも参加するのであるが、いかんせん酒が飲めないのでいまいち場の雰囲気に馴染めないのである。やっぱり俺みたいなもんにサラリーマンは無理だろうなあと思いながらコーラとジンジャーエールばかり飲んでいたので案の定今日は朝から腹の調子が悪く、寝ては起きてトイレに行って寝て起きてトイレに行ってを繰り返しいつものように昼12時に家を出るわけである。会社を辞めるということはこのように土曜日に永田町神保町秋葉原門前仲町へ自転車飛ばして行けなくなるということか。
銀座・有楽町・日比谷を抜けて向かうは混迷の永田町である。国会議事堂や首相官邸のその巨大さと、それを運営する政治家や官僚の脆弱さには改めて驚愕するばかりである。そして自民党総裁選真っ只中ということもあり、自民党本部に寄ってみる。
うーん。二年連続で首相の座を放り投げておきながら「総裁選はじまる!」とか言われてもなあ。郵政解散の時のようなワクワクドキドキは望むべくもない。何というか、痛々しささえ感じてしまう。まあ何にせよ当分退屈せんわな。
で、お決まりの国会図書館である。いつものように中の写真を撮ったら怒られるから外の写真を載せます。
しかしこれでは「本当は写真撮っただけで満足して、中には入ってないんだろ」という輩が出現するので(しないか)今ひとつ納得いかないのである。大体俺は3ヶ月に1回しかここに来ないのであって、じゃあ12月にまた来れるかと言えば来れない可能性は無限大なのだ。だから要するに中の写真も撮らせろということだがまた暇で退屈な国家公務員殿が先制パンチを繰り出してくるかもしれないので結局どうしたかというとエレベーターの中の写真を撮りました。どうぞ。
意味のないことをしとるって?そんなもん俺が一番わかっとるわい。しかしこれでまた国家公務員から果たし状が来たりして。その時はkanme1980さんに相談しよう。
時刻は13時過ぎである。朝飯を食ってないデブでブタで包茎な俺はもちろん新館1階の喫茶店へ行ってカレーを頼んだのであるが、「すいませぇん。カレーはもう終わっちゃったんですよ」ということなのでホットケーキを頼むことにする。うーん。俺の横のテーブルにいる40過ぎの男は今まさにカレーを食っているのだが仕方がないか。それとも俺がデブでブタで包茎だから「カレー運ぶの面倒くさ。うわっ。デブでブタで包茎が来よった。カレーて言われたら断ったれ」と…最近被害妄想がひどいな。
その後新聞資料室へ行って過去の新聞を読んで(今日は83年12月の総選挙後の新聞記事を読んだ)、1階の隅のフカフカのソファーでいつものように読書をするはずが寝てしまうのである。お前は阿呆じゃ。それで今日気付いたのだがソファーのそばに公衆電話が置いてあって、且つやむを得ず携帯電話を使うときはここで話せということらしいのだ。であるからして盗み聞きの癖がある俺は30過ぎと思われる男の会話をここに書くのである。だって聞こえちゃったんだからしょうがないよねえ。
「ああ、はい。ハタオカ(カタオカ?タカオカ?)です。どうしたの?…え。うん。へー、そう。うん。じゃあいつ?…24日。えーと、じゃあモドシイレが何日になるの?…20日?そんなに遅いの?だってそんなに時間かからないでしょ。うん。…うん、だってコウセイに丸二日もあればさ、大丈夫でしょ。それでこっちアガッテ来たらさ、もうやっつけ仕事でやればさ、こっちは2時間で済む話でしょ。いや、最初楽勝だって言ってたじゃん。うん。そう、そうだよ。ははははははは。楽勝だって。ねえ」
16時となったので国会図書館を出て、向かうは神保町である。社民党本部前を通ると「衆議院総選挙闘争本部」の看板が立ってあった。闘争ねえ。まあ民主党が過半数にあと5議席ぐらい足らんとかなったらこの党もそれなりに存在理由というのがあるんでしょうが、今や「諸派」でしかないからねえ。
英国大使館に唾を吐いて靖国神社にドロップキックを決めて靖国通りの下り坂を上ってあっという間に神保町、三省堂書店の前に自転車を止めてホットケーキだけのみじめな飯に警鐘を鳴らす腹の要求通り三省堂書店の隣りにあるロッテリアに行ってフレンチフライポテトとシェーキのバニラを頼んだところインド人女に「すいません、シェーキは今機械の調整中なのでできないんです」と言われてしまう。何だそれは。俺はマクドナルドのシェイク及びロッテリアのシェーキが大好物なのであって、シェーキがないロッテリアなんぞ存在価値なしの死に体でしかないではないか。畜生めカレーもないシェーキもないとなれば一体なぜ俺は苦労して月曜から金曜まで働いとるのだということになるではないか。かといって道路を挟んだ向こう側のマクドナルドまでわざわざ行くのも阿呆らしいので(阿呆はお前や)しょうがなくコーラを頼むことにする。二階に上がって食べようにもゆとり世代の阿呆高校生数人が騒いでいて未来はこいつらのものかと思うと腹立たしいことこの上ない。しかしそこは天性の狩人と言われる俺であるから、この怒りを利用して今日は一つ華々しい購入術を見せるとしよう。まずは小宮山書店のガレッジである。いつもはちまちまと100円の文庫本を買っていたが今日こそは。というわけでこちら。
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しかしここはいつ来ても心躍るいいところですな。秋葉原もいいが、ここはそんなに人が多いわけではなくさりとて少ないわけでもないという絶妙な居心地の良さがある。しかし本を買ったところで読むのに2ヶ月も3ヶ月もかかるというのではやはり3ヶ月に1回が妥当なのよなあ。
続いて行くのはブックス@ワンダーであり、ここでは新書を買わなければいけないという意味のない前例主義に立ち向かった俺が買ったのはこれ。315円。
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入ってみるとこの前来た時より整理されている感じである。ここでは絶対100円の文庫本を買おう、俺にとって古本とは安いが全てであり、且つワンルームの収容能力を考えれば文庫本にすることは絶対なのだ。というわけでこちら。
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古書モールを出たのが17時50分前後であり、いつもならここで三省堂書店のトイレで用を足してついでに新刊たちのご機嫌を取ってから秋葉原に行くのであるが前述の通り腹の調子が悪い俺はさっき飲んだコーラのおかげで10分は臭いトイレで悪戦苦闘し、ろくに本も見ず次なる目的地・秋葉原へ向かったのである。まあ楽しいからいいでしょう。これぞ休日の醍醐味というやつである。
時速80キロ出せば5分くらいで秋葉原である。ここらへんが一番テンションが上がる時であって、自転車走らせながらB′zの歌をがなり立てている奴がいたらそれは俺である。火は消える前が最も燃え上がると言いますからね。
まあそんなわけでいつものように秋葉原です。特に変わりはないのであって、スカート姿の男がいたりブサイクなメイドがいたり「DVの被害に遭っている友達を見かねた女が代わりにそのDV彼氏と別れ話を切り出していて、その女の後ろで小さく蹲っている女がははあDV彼女だな」と思わせる光景があったりしたがそんなことは別に我がふるさとである三宮や梅田でもままある事である。というわけでメロンブックスに入り、おっと珍しくラブコメが充実しているのかいやいや内容を確認しないと何とも言えんなと悪い気はしない。それで珍しく今日は何を買うか決まっているのである。
2100円。おおLOVERS。若い人は知らんだろうがちょうど5年前この「LOVERS」というエロゲーはかなり話題になったのだ。ただし話題になりすぎて(確か発売延期を4回ぐらい繰り返した)実際にプレイしたらただのエロゲーじゃん大したことねえよということでセールス的には失敗だったらしいが、とにかくこの絵はいいですよ。エロいっすよ。
続いて向かうはとらのあなである。ついこの間も行った気がするが、あれは広島店か。広島店と違って最初から最後まで試し読みができるので助かります。そしてどれを買おうか迷ってしまったので結局これにする。
安全・安心・読後はニコニコすっきりのポプリクラブである。いやあもしポプリクラブが廃刊にでもなったら俺はとりあえず三日三晩泣き続けると思うね。
続きましてBOOKOFF秋葉原店である。日本ラブコメ大賞2008のための購入戦線も残すところ3ヶ月であり、また来週の兵庫県糞田舎凱旋も考えて買っていかなければならないのである。ところが今日は品揃え的にあまりいいものがないので、普通の文庫本を買う。105円。
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秋葉原を脱出したのは20時半頃であり、既に家を出て8時間以上が経っているわけであるから疲れがのしかかってくるのであるがそこは25歳のほとばしる情熱で自転車を走らせ、すぐにパワーダウンをして自動販売機でサイダーを買ってちょっと体力が戻ったかなと思ったらいかん俺は腹の調子が悪かったのだと公衆トイレに駆け込んで一体俺は何をやっているのでしょう。
上の写真は永代橋から見える夜景である。そう言えば二年くらい前に接待でタクシーに乗って銀座まで行く時にやはりこの永代橋を通った時に会社のお局(30代後半、負け犬)が俺に「○○君はいつもこんな素敵な夜景が見れるんだね〜」と言っていたが、あれは何か「いつもこんな夜景が見れる○○君と結婚したい」という意味だったりして。いや、だから何ということはないのですが。大体これ素敵なのかね。神戸の夜景とそう変わらんと思うがなあ。
で、門前仲町に着いて松屋でようやく大盛りカレーを食べてほうれん草を食べたポパイのようにはなれないがとにかく最終地・BOOKOFF江東門前仲町店に着きました。
は。もう見飽きたと。やかましい俺の方がもっと見飽きとるわ。というわけで、えーともういいや買ったのはこちら。
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そんなわけで今日という日も終わりを告げるわけであります。まあ死んでたら死ぬし、生きてたら生きてまたダラダラとこのように書き続けていくでしょう。色々なことが色々とあってよくわかりませんが、恐らく死ぬまで俺はこの糞駄文を断続的に書き続けることでしょう。それもまた、それだけのことですな。ではまた。