第5シリーズ 全てが終わり全てが始まる(1)BOOKOFF池尻大橋店

 というわけで人生最期と思われる夏が終わって人生最期と思われる秋がやってくるのである。それにしても振り返れば8月はビッグサイトに行ったり広島へ一人旅に行ったりと大変忙しかった。これでは「怠惰と惰眠と情欲の権威」ではなく「自分探しが好きなどこかの阿呆OL」のようであり俺本来の姿では断じてないのであり今年の残る3分の1はいつものように愚痴を言いながら低空飛行の最低の糞人間としての使命を全うしたいとこのように考えております。
 でありますから今日は五反田の風俗へ行くのである(おいおいおい)。まあほら、25歳の東京一人暮らしで滾るアレを何とかしないといけませんのでね。最近行ってないからね。実は先月同僚数人と一緒に有楽町からタクシー走らせて池袋北口付近のイメクラに行ったのだが、まあそんなわけで13時過ぎに家を出てあっという間に都営浅草線五反田駅に着きます。

 あまり詳しく書くと生々しくなってしまうので省かないが「人妻とか熟女とか」を売りにする店に行ったら「29歳と、35歳と、41歳がいます」と言われ迷うことなく29歳を選び、1時間ほど待たなければならんというので1時間ほど時間をつぶすことにする。ここ五反田は何故かでかい本屋が結構あるので暇つぶしには持ってこいである。そうまでして風俗に行きたいのかいやらしい、と言われたらまあいやらしいんでしょうねえと言うしかあるまいな。
 東急池上線が入っているビルにあるブックファーストに寄り、新刊の本を見たりするが相変わらずの低レベルにうんざりする。昔はもっと難解で、複雑で、魅力的だった気がするのだがなあ。そういう「難解で複雑」な文芸というものに憧れていた俺の青春時代がそもそも間違いと言われたらそれまでだが、それにしてもねえ。「図書館戦争」なんて、あんなもんカスでしょう。いや、読まんでもわかるでしょうがそんなん。俺の人生はそれほど暇ではないのだ。それよりも「オーパーツ・ラブ」が完結していた方がショックであった。あれは第一次大病戦争・経済恐慌真っ只中の2001年に始まった記念碑的作品なのだ。何てことだ。
 時間が来たので指定されたホテルへ行く。403号室である。ノックした。
 
(中略)
 
 ま、顔はともかくサービスは良かったね。積極的だったし。しかし最近寄る年波かそんなにハッスルできないのが悩みの種である。時刻は既に16時頃であり、まだ昼飯も食べてないので松屋でカレー大盛を食べる。そして向かうはいつものようにBOOKOFF西五反田店である。

 ここはいつも人が多い。そして人が多い店は基本的に品揃えが良いのであり、2回出してちょっと元気がない俺はじっくりとノロノロと本棚を彷徨うのである。今年もあと3ヶ月ちょっとしかないのであり、日本ラブコメ大賞2008のための購入作戦もいよいよ大詰めを迎えているわけであるが、考えるところあって今日買ったのはこれである。350円。

新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画 (04) (角川コミックス・エース)

新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画 (04) (角川コミックス・エース)

 日本ラブコメ大賞2006・第5位コミケでも何冊かLASの同人誌を買ったが、やっぱりLASはいいですねえ。そう言えば新劇場版ってどうなったんでしたっけ?ここまできたら学園エウ゛ァもアニメ化してほしいですなあ。
 さてここからが本番である。「東京23区を全て行こうついでにBOOKOFF等にも行って本を買おう」という言語明瞭意味不明瞭なこのシリーズが始まって既に二年が経過し、この第5シリーズがその最後となる。もはや俺は東京23区全てを制覇しついでに地下鉄もJRも東急も小田急つくばエクスプレスも西武も知り尽くし当初の目的は達成せられたのであり、BOOKOFFめぐりもとうとうその役目を終わろうとしているのである。東京に住みはじめて丸三年と半年が経ち、もはや俺は新参者ではないのだ。
 JR五反田駅から山手線で渋谷駅まで行き、その後東急田園都市線に乗り換えて池尻大橋駅で降りて玉川通り三軒茶屋方面に歩いて途中右折してすぐに今日の目的地であるBOOKOFF池尻大橋店はあった。

 住宅街のど真ん中にあって見るからに小型店舗である。思わず同じ世田谷区の三軒茶屋太子堂店のような品揃えの貧弱さを想像したが、入ってみると意外に品揃えはしっかりしていた。とは言え先の「広島特攻作戦」により戦果を上げすぎて正直買う本がかなり限られていることもあってここでは普通の文庫本を買うことにする。今後しばらくは「一つラブコメ、一つラブコメ以外」体制を取ることにしよう。しかし来週は永田町神保町秋葉原門前仲町で華々しく暴れるだろうし、来々週は念願の夏休みにて故郷・兵庫県糞田舎に凱旋することになるので、ああどうしましょうかねえ。というわけで105円の文庫本を買う。
死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 何だか無性に海外ミステリーが読みたくなってねえ。しかし既に十冊以上も積んだままにしているこの阿呆は一体何ヵ月後に読むんでしょうかねえ。
 まあこんな感じで、しばらくはぼちぼちやっていきます。また次回。