特別編2017

 この世に生を享けて34年、このブログを始めた3カ月後に上京して12年、兵庫県糞田舎で怠惰と惰眠を貪っていればよかった人間が東京で好き放題の暴虐の限りを尽くしてまだ生きています、皆さんお元気ですか、このブログはもう12年やっておりまして、最近はツイッターの方がメインになりつつありましたがそうではありません、所詮俺はアホの変態のキチガイなのでありまして、それを広く天下に知らしめるためにも今日もどこかの図書館やらブックオフに行くのであります、なぜなら俺は天皇だか(以下略)。
 というわけで今日は土曜日で休み、明日も休みでつまり連休でして、俺のようなアホの変態のキチガイが連休をもらえるとは大変ありがたい話なのでありまして、更に言えば昨日金曜日は会社の人達と飲みに行ってそのうちの一人がキャバクラ好きとあって二次会ではキャバクラにゴー、23時頃より朝の5時までその先輩に付き合って大変面倒臭い目に遭ったのでありまして、そんな事をしとるから読むべき本を読まずに積まれる一方なのだ、そのくせ最近は古書まつりに行ったりしてアホの一つ覚えのように買いまくるので方々から不評を買っているわけですがそれでも俺は天皇だか(以下略)。
 で、家に着いて眠りについたのが6時頃で12時頃にのそのそと起き上って、○○が痛いくらいに×××しているので△△をすれば元気だわっしょい、押せば勇気の泉湧く、指圧の心は母心、あなたはいつでも蝶よ花よ、どうせ二人この世では、で家を出て幸せそうな人々を見渡してマクドナルドで昼飯、隣に座っている40代後半くらいのスナックのママ?2人組の会話に聞き耳を立てよう。
A「束縛されるの嫌だって言うわけよ。いやいやいやちょっと待てよって。別に予定立てるだけだからいいじゃんって。とりあえず書けって」
B「うんうん」
A「大体、いつ休みかお客さんに聞かれるじゃん。ムカタ(ムラタ?ムナカタ?)ちゃん今日は?とか」
B「ねえ、こっちが気を遣ってるのにねえ」
 別に聞き耳を立てる程ではなかった、というより時間の無駄だったとマクドを出て電車に乗って、痴漢に間違われないよう片手は吊革、もう片手は本を持って準備万端だが周りは男ばかりなので別にいいか…と油断して3〜4駅ほど通過して気が付けば周りは女だらけになっていたので口角泡を飛ばして女どもを蹴散らして、まずはメトロ東西線原木中山駅から歩いて2〜3分で市川市立信篤図書館。

 ほう、これはまた…ずいぶんと牧歌的というか懐かしい図書館というか…築30年くらいの建物の味が出ておりまして、清潔で整備された都会的な図書館もいいがこういう図書館もいいものですが…入ったのが16時半頃で17時閉館なので16時50分頃には出て、ここからは何と6年前と同じコース(http://d.hatena.ne.jp/tarimo/20110625)を辿るわけです。2011年6月の俺が今そこに…という事は今から6年後の2023年6月の俺も今そこに…いやそんなんええから京葉道路どこやねん、逆方向歩いてもうとるやんけ…でまず向かうはブックマーケットエーツー中山店。

 店に入ると少年達の声がうるさいのはカードゲームで盛り上がっているからか、そんな大勢で群れて何になる、一人になって図書館に行ったり本屋に行ったりしなさい、大人になれば一人で風俗に行く事にも抵抗はなくなるのだわはははははと口角泡を飛ばしてとっとと買おう。

 自動販売機でオロナミンCを買ってグイッと飲んで元気だわっしょい、俺は日本の捨て石世界の捨て石、闇に紛れて花が散る、あなたはいつでも血と薔薇よ、どうせ二人この世では、で西側に歩けば古本市場鬼高店。

 ありゃ、こんなに清潔で整備された感じでしたかね、もっと雑然としていた印象がありますが何せ6年前の話です、28歳の若さが感じられない若僧は6年が経って更に老けた感じになって大変よろしい。さっさと買え。 7月からのアニメが楽しみですね。ここだけの話、日本ラブコメ大賞2017では結構いいところまで行きそうですが、詳しくはノーベル文学賞予想屋に聞いて下さい。そこから歩いて5分ぐらいでブックオフショップス市川店。

 最近、「本以外にも何でもあります」なブックオフが増えましたが…「本以外」に興味がないんでね、DVDとかBRならともかく…古着とかギターとかねえ、まあ好きな人は好きなんでしょうけど…どうですかねえ、うちの会社でもそうですけど、主要事業が傾いた時にどうするかですな、非主要事業に力を入れるのか、あくまで主要事業に金も人も投資していくか…まあそれは本当に経営判断で、その結果会社が復活すればよし、駄目ならさよならという事で、しかし今日の俺は悩めるサラリーマンではなくてアホの変態のキチガイ天皇だから(以下略)。さっさと買いなさい。
こみっく☆すたじお(3) (ヤングマガジンコミックス)

こみっく☆すたじお(3) (ヤングマガジンコミックス)

 ここだけの話、この作品も日本ラブコメ大賞2017では結構いいところまで行きそうですが、そうは言っても年末にまたあんなわけのわからん事をするのかという…別に毎年やらんでも2年に1回とかでもええんちゃうん…とも思うのですが、まあそれは年末の俺に任せよう、やはり自分の趣味にどっぷり浸かると楽しい楽しい、俺は天皇ではなくラブコメなのだ(以下略)。
 というわけであとは帰るだけだが6年前と同じようにJR下総中山駅まで歩こうと足を伸ばして、5分ほどして足が重くなってああやはりあれから6年経ったのだ、疲れが出るのが早くなったなと実感しつつ「永神秋門」と違って「裏東京毒探偵」シリーズは楽やからええわ、また来月あたりやろうかなと決意を新たにしてまた来週。

特別編2014(下)

 JR中央線鶴舞駅を下車するとポツポツと雨が降り出すも東側の鶴舞公園の木々から蝉の声がうわあんと聞こえてくるので本格的に雨が降るのではないらしい。北へ進んで名古屋高速下の交差点を西へ歩いて、さすがに古書会館の場所は事前に調べているのですぐに見つかった。


 時刻は15時55分。よし16時に間に合ったやはり1時間は確保して本を物色したいですからなとまずは1階の「1冊100円」売り場を物色し、既に名古屋界隈の古本破りな人々の手によってだいぶ荒らされたようで足元の本がぐちゃぐちゃに置かれているがそんな事を気にする俺ではないのでおっさん達じいさん達を蹴散らして縦に見て横に見て、図書館でよく見る「新潮現代文学」シリーズから2冊買う。今日の作戦は「1階の100円均一はパッパッと短時間で見て2階にある古本群をじっくり見る」作戦であるが品揃え的にそそられるものはなかった。いやまあ別に駄目というわけではないが俺が好む「昭和40年代〜平成ひとケタ代までの週刊誌・雑誌」がなかったのでしょうがない。店内に流れるFMラジオでは「平成のトレンデイドラマ・トップ5」という実につまらん事を男1人女1人のDJが話していて、店番のおっさん二人が「法人でやったんだよ」「でも潰れちゃったんだよ、法人にしてもすぐ潰れちゃうよ」「(コーヒーを飲もうとして)砂糖がないよ砂糖」と話すのが聞こえ、FMラジオはいつの間にか「聞き流すだけで自然と英語が身につく、魔法の英会話学習!」に話題が移っていた。5冊買って950円。

 さて今日は名古屋に泊まるので本格的に名古屋を荒らすつもりだがだからと言って6年前のようにただひたすらブックオフに行くのでは能がない、一昔前の俺はただ力に任せてラブコメだけを追い求めていたが「世界のラブコメ王」としての名声を確立したと言われている(と勝手に俺が言っている)今は焦る必要はないそれよりもせっかく名古屋に来たのだから名古屋の図書館に行こうじゃないかと鶴舞駅方面へ戻って鶴舞公園に入って、公会堂の横を通ってうわあんと鳴る蝉の声に囲まれながら名古屋市鶴舞図書館へ。

 日本図書館協会の会員であり図書館の未来について深く憂う俺はこうして名古屋に来て図書館に来て何をしたかというと地下1階の自動販売機でコーラを買って近くにあった椅子に座って今日泊まるホテルとホテルに泊まった後に行くブックオフについて調べて(6年前の名古屋遠征の時に買った文庫判の地図を使った)、第一読書室に入って「図書館雑誌」4月号を読み始め10分もすると眠くなったので特に抵抗する事なく寝たという何とそれだけなのであるが、昔みたいにブックオフ一辺倒ではなくこうやって図書館に足を運ぶところがいいのであり、では何がいいのかと聞かれたら答えられない。お前ひょっとして阿呆ではないのか。
 18時1分に図書館を出て鶴舞駅に戻って、青春18きっぷを見せようとすると眼鏡をかけた神経質そうな銀行員のような駅員が「はいはい」と腫れ物に触るかのように通してくれた。深く考えずに名古屋駅まで移動して、南側に歩いて3分ほどするとメロンブックス名古屋店。

 古書会館で難しい本を買ったので次はエロ漫画を買いましょう、もう8月であり「日本ラブコメ大賞2014」に向けて準備を始めなければならない。仕事がしんどい私生活も落ち着かない中でもこれだけはやらなければならんのだ、それにしてもやたらと「処女作!」の煽りがついたものが多いなあ、エロ漫画界も景気が良くなってきたのだろうか。とは言え俺が求めるラブコメエロ漫画編は絶対数が少ないので関係ないか。19時24分、1,080円。

らぶコロン (ポプリコミックス)

らぶコロン (ポプリコミックス)

 続いて目と鼻の先にあるとらのあな名古屋店へ行こう。

 何でこんな目と鼻の先にあるのだお互い食い潰してしまうだけではないのか、それとも何か棲み分ける方法でもあるのか世の中はわからん事だらけだ、狭い階段を登っていくと降りてくる人とすれ違うもそれが女の場合は身体を端に寄せようともせず我が物の顔で闊歩していた。だから腐女子というのは嫌われるのだ大体君達は「女子」などと言って恥ずかしくないのかね俺は31歳にもなってまだエロ漫画を買うがなまあ男の場合はそんな事をしても大した問題ではないのだうわははははははははというわけで19時44分、1,028円(952円+消費税)。
義妹処女幻想 (富士美コミックス)

義妹処女幻想 (富士美コミックス)

 1,000円超えるのかやっぱり。高いなあ、景気がいいんならもう少し安くすればいいのにねえ、やっぱりエロ漫画もブックオフで買う事を検討するかねえ、しかし「今日はブックオフに行ってエロ漫画を1冊買いました」というのはどうも締まらんからなあやはりこういうのは盛大にババンと買うのがいいのだ、酒池肉林の宴じゃうひひひひひと気持ち悪い笑いを浮かべながら名古屋駅に戻って、金山駅鶴舞駅千種駅と移動してひとまず下車する。

 今日泊まるホテルはJR千種駅が最寄りではなく地下鉄桜通線今池駅が最寄りなのであるが(ホテルの名前も「○○ホテル今池駅前」)そこを何とかするのが大人の知恵というものよ土曜の夜に旅の地でほくそ笑むのが粋というものよと気持ち悪い笑いを浮かべながらビジネスホテルに入ってチェックインして(受付にいた二人の女のうち若い女の前に行こうとすると「あ、こっちで…」と50過ぎの女の前に誘導された。あれは何だ)、部屋に入って古書会館で買った本を鞄から取り出して身軽になってすぐにホテルを出て、小雨とも言えない本当にかすかな雨の中を千種駅まで戻って、一駅先の大曽根駅まで。

 今から向かうブックオフ名古屋大曽根店には6年前に地下鉄名城線大曽根駅から向かったと6年前の「裏名古屋毒探偵突撃古本屋」に書いてある。もう6年前か、この間に多くの人が会社を辞め、何人かの知っている人が死んで、妹は結婚して子供を2人産んで、幸いな事に両親はまだ健在で、俺はこうして阿呆な事ができているがさてこれからどうなるとブックオフ名古屋大曽根店。

 おお、こうやってブックオフの写真を撮って載せるのは久し振りだ、久し振りでも恥ずかしい事に変わりはないな、「ブックオフの写真を撮ったからそれが何なのだ」って言われたら反論できんからね。すみません申し訳ありません俺だけ楽しんですみません申し訳ありませんと謝っておけば後は俺のしたいようにしようとゆっくりじっくり見て21時59分、350円。
プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争- 2 (ビッグコミックス)

プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争- 2 (ビッグコミックス)

 「日本ラブコメ大賞2014」はすぐそこだ準備は万端だ、本当は「2年に一回おきでもいいかなあ…」とか考えたりしたがここにこうして書いた以上はもはややらなければならぬ。どうしよう。
 
 大曽根駅から千種駅に戻って、ホテルまで先程通った道とは違う道を歩いていると「秀英予備校」と書かれたでかい建物が目に入った。予備校ねえ、俺も浪人して一年予備校生活を送るんだったなあ、そうすればもっと本を読めたのになあと考えながらホテルに戻るとロビーにはジャージを着た大学生くらいの男女15人くらいがたむろしていた。昔も今も俺は「大学のサークル連中」を見ると虫唾が走るので無断で写真を撮ってそれを某企業のサイトを通じて流出させて、部屋に戻って「ホテルに泊まる事の特権はとBSが見放題」と言われている(と勝手に俺が言っている)のでBSNHKで「シャーロック・ホームズの冒険」を見て、明日こそは在来線で名古屋から東京まで帰らなければならないのでさっさと寝ようと1時頃に寝て、部屋に備え付けの目覚ましを7時にセットするもの起きたのは7時半過ぎであった。急いで部屋のある10階から1階まで登ってモーニングの食べ物各種を掻き分けて、部屋に戻って大便をして寝て何をしとるんださっさと名古屋に行け東京まで6時間はかかるんだぞと食パンをくわえて千種駅まで走り、名古屋→豊橋→浜松→静岡と移動して、名古屋から豊橋までは座れたので楽勝だったもののそれからはずっと立ちっぱなしだったので静岡→小田原まで新幹線で移動して(すみませんすみません)小田原から再び在来線に降臨する事を選択したのであった。それでもいいのだ千種駅→静岡駅まで3,350円、小田原→東京駅まで1,490円かかるが俺は18きっぷを持っているので2,350円ですんでいるのだ、大体俺の目的は「全国各地の本屋古本屋図書館に行く事」なのであって青春18きっぷなどいいところだけ利用すればいいのだなどと言うと全国の鉄道ファンから怒られるかしかし怒られようが呆れられようが阿呆と言われようが死ねと言われようが俺のこのブログは続くのであり次はどこに行こうかと密かに策を練りながらこのへんで。

特別編2014(上)

 八方塞がり。四面楚歌。給料微増で仕事の量は激増、自らの仕事をやりつつ後輩新入社員の指導を行いつつ上司の顔を立てなければならず工場現場の顔色を窺わなければならない。大株主と主要銀行から派遣された役員達は自分達がいた会社のレベルの高さと今いる会社のレベルの低さに愕然としヒステリーを起こす。一昔前ならば外野から物見遊山で見物できたものの齢31となり中堅となり後輩新入社員の目を意識せざるを得ず今までのようにのほほんと仕事をするわけにはいかずしかし残業はするな休日出勤はするな家にデータを持ち込むな流出する危険があると言われ会社を辞めていった先輩同期後輩達の顔が脳裏に浮かぶもある者は成功しある者は失敗しある者は誰も消息を知らない。仕事は色々ありますわそれよりも土日を堪能すればいいのですと本屋古本屋図書館へ赴き本を買いアニメを見て変態的同人CGをダウンロードして堪能しつつも読んでいない本がどんどんと積まれここ半年ほどは平日いつも22時か23時に会社を出る生活が続いているので土日はゆっくり寝ていたいので更にどんどんと本が積まれていきもしかすると俺は一生積まれていく本を横目に見ながら後悔と罪悪感に苛まれて生きていくのではないかと恐怖に慄きじゃあもう本を買うのは一切やめようと決意するも会社があんな調子なので金があるうちに本を買っておこう一旦買ってしまえばいつ読もうがこっちのものだいつか買いたくても買えない日が必ず来るはずだと自分に都合のいい言い訳をして今まで生きてきてあまりにも格好悪いからこんな事を書くのはやめようやめようと筆を断とうとしてしばらくするとこうして書きたくなるのだから馬鹿は死なねば治るまい。しかし死んでしまったら書く事もできないのでやはり書くしかない。
 というわけでいつものような意味不明の前置きも終わったので家を出たのは2日(土)の8時前で、曇りなのに蒸し暑い東京の街を歩いて幸せそうな恋人達に唾を吐いて熱中症対策で帽子をかぶったはいいが先週土日もずっと帽子をかぶっていたのでそこはかとなく汗臭い、まあ自分の汗だからそんなに苦にはならんが他の人がこのそこはかとない匂いをかいだら嫌やろうなあと思いつつJR新橋駅。

 さてここからどこに行くのでしょうという事ですがまずは「青春18きっぷ」にハンコをもらって駅内に入って、これから長い旅になるので自動販売機で「オロナミンC」を買って飲んで、東海道線に乗ると幸いな事に座れたので先週日曜日朝に「ジョナサン」に行ってモーニングを注文したら付いてきた「讀賣新聞」を広げて読み始めるも眠くなったのですぐ寝て、隣の中年女性二人が「そろそろ決めなあかんねん」「前に、カンツウしたって言ってたで」「ホンマにカンツウしたん?」と言っている。

 上の写真の通り小田原駅に着いたので新幹線に乗り換える…ような事はしない何せ「青春18きっぷ」があるのですからな在来線であればどこまでも行けるのです、若い頃は体力がなかったからすぐ新幹線を使っておったが今や俺はそれなりに経験を積んだ大人なのだ俺とて成長するのだと更に東海道線を乗り継ぐ。



 静岡だ。もしここまで「18きっぷ」を使わずに通常通りの切符で来ていれば3,350円かかるところが2,370円(11,850円÷5回)でいいわけだ。この余った金で本を買えばいいのだと元気が出てきた俺はトイレに行って小便を盛大に解き放って、浜松行きの電車に乗ろうとするとホームで5歳くらいの男の子が大声で泣いていて、5メートルほど離れたところで母親らしき顔が白い女が「うるさい、うるさい」と叫びながら走ってきて男の子の手を取り、そのまま改札口まで走って行った。怖い怖い、俺は一人で気ままに旅を続けようと浜松行の電車に乗って席に座れなかったのでドア付近に立って「讀賣新聞」を読みつつ窓の外の風景を見れば家・アパート・学校・マンション・オフィス・工場・森・山などが横切っていって、一昔前は電車に乗っても本を読むだけで窓の外の風景にほとんど興味なかったが最近は電車に乗って風景を見ていると何となく満足する。行けども行けども家があって会社があって娯楽施設があってそこに人間がいて、1億人以上の人間がこの狭い土地に住んでいるのだなあ俺は1億分の1のどうでもいい存在なんやから小さなことで悩んでどうするのだと感傷的になるも1時間以上立ち続けていると腰が疲れてきてそんな事はどうでもいいから早く着け或いは誰かどけとカッカしてきたのでiphoneのエロ2次元コレクションを見て心を落ち着かせよう。

 浜松駅に着いたのは14時頃で、朝は7時半頃に大きめのクッキーを2枚食っただけなので昼飯にしようと立ち食いそば屋でかけそばとミニカレー丼を食いつつ名古屋に着くのはいつかと路線情報を調べると14時20分の電車に乗れば15時53分には名古屋駅手前の金山駅に着くと出ていた。それでは遅い、まずは名古屋駅でも金山駅でもどこでもいいが一旦改札外に出てゆうちょATMに行って金を下ろして、それから鶴舞駅金山駅の一つ先)で下車して名古屋古書会館に行って古書即売会に突撃せねばならんのだが即売会は17時で終わってしまうのだ、即売会に行くなら1時間は古本を物色したいのだ、何でお前はいつもこう行きあたりばったりなのだ、ええやろが仕事はいつもきっちりしとんのやからプライベートは気ままな方がええんじゃ、仕事でもないのにわざわざ「○○時○○分の電車に乗って、○○時○○分に××駅に着くからそこで△△線に乗りかえて…」などと事前に準備するかアホが(以下略)。

 というわけで新幹線を使いました。まあいいでしょう新橋から浜松まで4,430円ですが俺は2,370円でここまで来る事ができたのです。実は3月に同じく18きっぷを使って甲府に行った時も東京→甲府までは在来線で行きましたが帰りはしんどくなったので甲府→立川まで特急あずさ2号で帰った事があって、18きっぷの素晴らしさを俺に力説してくれた鉄道オタクな先輩にこの事を話したところメチャクチャ怒られました

 さあ名古屋に着いたわけでここからまた18きっぷを使わなければならないので一旦改札を出て、改めて18きっぷを使って入り直して中央線金山駅で下車して改札を出て1分もしないところにあったゆうちょATMでうら若き乙女を脅して金を引き出して、また金山駅に入って(駅員の姿が見えなかったので18きっぷを提示もせずに入った)、すぐに鶴舞駅

 実家に帰省する途中でたまに名古屋に寄る事はあるが今日のように本格的に名古屋で暴れるのは2008年以来6年ぶりだ。あの時25歳、今は31歳。続く。

特別編2013

 しかし時は轟々と流れた。俺の前に立ち塞がっていた人達はいつの間にか姿を消して俺もついに30歳となった。それは基本的にはいい事であって、20代の頃は絶えず「若いくせに暗いな」「若いくせに華がないな」「若いくせに自分の世界に閉じこもっているな」という周りの視線を恐れていたが、今や名実共に「30のおっさん」として自由奔放に振る舞えることになった。とすれば何の負い目もなく自由にブックオフや永田町神保町秋葉原に突撃すればいいわけだが、どうしたわけか昔より家に閉じこもる事が多くなった。もちろん会社には毎日行き家の近くの図書館やファミレスには土日に足を運んでいるが、明らかに昔のように「どこでも行ったる、意味なんぞ考えずにとりあえず行ったる」としてブックオフや永田町神保町秋葉原に行く情熱というかパワーというか、「外に出て暴れまわってやる」という気持ちは薄れてきたようだ。なるほど考えてみればあの頃の俺は若かった。22歳になるまで兵庫県糞田舎でひっそりと暮らしていた典型的な田舎者が東京に出てきて何の遠慮もする必要はないとなれば獰猛な獣のようにゴミを漁る名前も与えられていない生物のように大都会を這いずり回るのは当然の事であったのだ。しかし俺はもう30歳になった。さてこれから先の俺の私生活はどうなるか、変人・変態・異常性癖者の俺は一生独身であることが確実であるからそれを活かせばよろしい。東京での8年に及ぶサラリーマン生活で学んだ事は「ピンチはチャンスになる、短所は長所になる」である。なあに男一人なら何とでもなると豪快に笑いながら結婚して丸三年になるという同僚や3カ月後に結婚式を控えている後輩と飲んで「幸せかボケカス、毎日奥さんとバンバンやれてさぞかし腰が痛いでしょう」と放言して更に三次元の女がどれだけ厚化粧で醜いか二次元の女がどんなに素晴らしいかを力説して帰って枕を濡らしながら寝て、7時頃に起きてパンを食べて寝て、9時頃に起きて自慰をしてまた寝て、10時半頃に起きてそうや昨日東京MXでやっていた「めぞん一刻」を見ようとテレビをつけていやその前に洗濯物を干しとかな昨日寝る前に洗濯機を回したんやったと服・タオルその他を干してああクリーニング屋にも行かんとな先週スーツを出しに行くはずやったのに急に出張が入って行けへんかったからなと家を出てこらいい天気や、絶好の布団干し日和やないか布団を干すか、いや待てさっき洗濯物干してもうたからいったん洗濯物は家の中に入れなあかんのか面倒臭いのう、しかしまだ何か忘れとる気がするなあとクリーニング屋から戻って愛用のメモ帳を見ると「永神秋門or裏東京毒探偵?」と書いてあった。あー、そうやったな、そうやそうや、とりあえずこの日に行く事にしてどこに行くかは後で考えようと自分で決めたんやったな、昔はどこのブックオフに行くかとか3カ月前ぐらいから決めたりしたけどな、23区のブックオフをほぼ制覇して俺も落ち着いたからねえ。で、どこに行きますか、永神秋門はやめとくか、1ヶ月前にお母はんが上京してきた時に「神保町ってどんなんかいっぺん見てみたいわ」と言うので連れて行ってついでに古本買ったからなあ、まあ秋葉原は行きたいかな、今年は3月に行っただけやしな、うーん…と考えてまた眠くなってきたので横になって突然閃いた。ほらあそこができたって何かのニュースでやっとったやん、それで行きたい思っとったんや、何となく三宮の今は亡き「超書店MANYO」みたいなもんかなあそれなら行きたいなあって思っとったやないか、ああそうやなあと眠気がすっ飛んで洗濯物をいったん室内に入れて布団を干してトイレ掃除をして「めぞん一刻」を見て、布団を取り込んで家を出てとりあえず有楽町付近まで歩くことにする。実は最近散歩というかウォーキングが趣味でして、これもまたおっさん的な趣味ですがそれでいいのですというわけで銀座で華やかに闊歩する人達に律義に唾を吐き続けて有楽町に着いて、実は来週この有楽町の「銀座インズ」のある居酒屋で会社の歓送迎会があってその幹事を俺がしないといけないので一応その居酒屋の場所を確認してから(あー、実に面倒臭い)JR有楽町駅前のカレーショップへ入って昼食とする。


 唐揚げカレーを食べていると横に俺と同じ年くらいのブサイクな女と50代後半くらいの天然パーマの中年女が話していて、ブサイク「それで、もう昼には出歩けなくなっちゃって、夜に何とか外に出る、みたいな…」天然パーマ「そうなの」ブサイク「それで、お母さんが、そっち方面に詳しい人、知ってるって言って、車で迎えに来て、お寺に行ったんです」天然パーマ「お寺?」ブサイク「はい、お寺です。そこで、あの、お祓いしますって、お坊さんみたいな人が」。何の話をしとるんだ、土曜の昼にカレー食いながら話すような話かと急いでカレーを口に入れて店を出て、地下の国際フォーラム経由でJR東京駅まで歩いて京葉線の改札口から東京駅に入って、山手線までの長い長い道を歩いていると周りにはキャリーバックやボストンバックを持って旅行に行く人達や旅行から帰ってきた人達でさっきの銀座と同じくらい華やかで楽しそうだった。ああこいつら皆幸せそうやなあ、世の中暗いニュースばっかりっちゅうのは嘘やったんかなあ、カップルも家族連れも老人夫妻も楽しんどるなあ、まあ俺も休日を楽しむつもりでここにおるわけやが、こいつらの楽しさとは根本的に違う気がするなあ、どうも納得できんのよなあと懊悩に苦悩しながら山手線に乗って、日暮里駅まで。

 お、日暮里駅まで来ると人もまばらで都会の喧騒から離れた気がして落ち着きますな。まあこれからもっと離れるわけですが、暑いというより湿気がどんよりと漂っているので自動販売機でオロナミンCを飲んで常磐線の特別快速土浦駅行に乗る。つまり茨城へ行くわけですが、茨城に行くのは生まれて初めてであります。関東における茨城がどういう存在なのか兵庫県糞田舎の人間である俺にはよくわからんのですが、関西における和歌山みたいなもんですかな?まあそれはともかく本を読みながら時々窓の外の風景を見ると華やかではないがさびれた感じでもないという地方都市独特の微笑ましさに癒されて、ああ楽しいなあ、東京駅におった奴らにはこの楽しさはわからんのやろなあと思いながら我孫子あたりで眠くなったので寝て(寝てばっかりやがな)、気が付けば土浦駅に着いたので降りて、はあこれは見事な地方都市ですな、何もないなあ、駅から徒歩1分って書いてあったけどなあ、りそな銀行を右折とか書いとったけどないなあ、東横インがあるだけやしタクシー乗り場に金髪のいかにも頭の悪そうな女が二人だらしない格好で座っとるしなあ…としばらく毒づいてここが東口であることに気付いたので改札まで引き返して反対側の西口を出て、すぐにりそな銀行が見えたので陸橋の階段を降りようとすると地元のお祭りの準備をしているのが見えた。

 この手作りの貧乏臭い感じがいいねえ、それでこそ地方都市というものだよ親しみが持てるのだよと思いながらりそな銀行を通って30秒ほど歩くと更に貧乏くさい、まさに地方都市という感じのパチンコ屋が見える。


 ここが「つちうら古書倶楽部」ですか。「関東最大規模の古本屋」とか書いてあったが、インターネットのニュースで見た感じだと俺の青春の思い出の地・三宮の「超書店MANYO」っぽい感じがしたが…どうなんやろうと店内に入ってまず目に入ったのは客の少なさで、なるほど本棚はかなり広く配置されているがこれほど広いのに俺の目に飛び込んできた客は男一人だけで、見回すと他に着物を着た女が一人いるだけだった。店内に流れるジャズ調の音楽がその寂しさを更に身に沁みさせようとしているかのようだったが、周りに人はいないしベンチがあったのでそこに座ってとりあえず写真を撮る。

 まあ…こう言ってはなんだが土浦やもんな、俺のようにわざわざ東京から来るような奴がどれほどいるか、また東京からのリピーターをどうやって確保するかだが…俺がそんな事を考えてもしょうがないとして物色する。もちろん探すのは「ブックオフ古本市場等では買えない本」であって、具体的には「昭和40〜60年代の週刊誌や雑誌」「SFアドベンチャー」等であり、一つ二つ三つと本棚を見渡していくと早速昭和40年代の「週刊ポスト」「週刊文春」があったのでホッとする。まさか土浦まで来て何も買いませんでしたでは話にならんからな。ただしそれ以外は「ブックオフでは売っていない」が「神保町では売っている」ような古本が大半で、また広さも「関東最大規模の広さ」ではあるが「超書店MANYO」ほどの広さではなかった。それに「超書店MANYO」ではコミック本もかなり多かったが、「つちうら古書倶楽部」ではコミックはおまけ程度でしかなかった。まあ俺が勝手に「超書店MANYO」と比較しているだけか、文庫本や文学・ミステリー・SF等の娯楽系よりもオーソドックスな「古本」を中心にした感じで、結局下の写真にあるように「週刊ポスト(昭和46年)」「歴史読本(昭和63年)」「歴史への招待22(昭和57年)」を買う。計1,100円。

 ま、古書会館でやっとる即売会を広い会場でやってみましたという感じで、ここに来るまでの電車賃を無駄にしたとかではなかったですが、土曜だというのにあんなに人が少なくて大丈夫なんだろうかというのが正直な感想です。とは言え1時間以上も真剣に本棚を見て回ったのでやや疲れてきて、まだこの先もあるので駅ビルのロッテリアで「シェーキのバニラとメロンソーダ」を頼んでしばし休憩する。冷たいアイスクリームが身体の中に入ってきてしゃきっとして俺もまだまだ若いと思うが、調子に乗ったら馬鹿にされるのでやめておこう。

 土浦駅から上野駅行きの電車に乗って東京へとんぼ帰りする。2年ぶりの「裏東京毒探偵突撃古本屋」特別編なのだから茨城のブックオフ等を周るぐらいすればいいのだろうが、まあそういうわけにはいかんのです、若い時みたいに後先考えずやるわけにはいかんのです。いや若くなくなったからこそ後先考えずにやってもいいという事も…と思いながら本を読み窓の外の風景に目を転じ眠りに落ち(よう寝るなあ)、土浦駅から1時間と少しで終点上野駅について、山手線に乗り換えて秋葉原駅へと移動する。どうです、土浦から秋葉原ですよ。そしてエロ漫画を買いに行くのですよ、俺もまだまだ若…やめとこう。しかしここも昼の東京駅と同じく人が多いのにあまり腹が立たないのは俺と同じか俺よりも悲惨な人達がいっぱいいるからでしょうね。俺はいつも「俺はただのオタクではない、世界のラブコメ王だ」などと言って偉そうにしてますが、所詮はオタクの亜流でしかないわけですからなあというわけでとらのあな秋葉原店A。

 地下1階のエロ漫画フロアに入って(前は3階か4階がエロ漫画フロアだったような…。いつの間に戻ったんだ)「俺はオタクの亜流ではない、世界のラブコメ王だ」とでかい声で叫びながら見本誌をパラパラとめくって我が「日本ラブコメ大賞」にふさわしいエロ漫画を選定する。去年中止となった「日本ラブコメ大賞」は今年の年末には「日本ラブコメ大賞2012&2013」としてやる…予定ではあります、やる気はありますが、もう若くない俺にはどうなるかわかりませんというわけでこれを買おう。1,050円、19時12分。

つくろう!オナホ姉 (MUJIN COMICS)

つくろう!オナホ姉 (MUJIN COMICS)

 1,050円ねえ、相変わらず高いよなあ…。こんなもん840円やろが、若い君達が怒らないからこんなに高くなるんだよと説教してメロンブックス秋葉原店へ移動。

 もし若い奴が「どうしてとらのあなメロンブックスしか行かないんですか」と言ったら「いや、そんな事ないよ、ブックオフにも行くよ、最もとらのあなメロンブックスブックオフにしか行かないけどね」と言ってやろう、そしてそいつが目が点になるのを見て楽しむのだガハハハと声を上げて笑い周りの若い人達は気付かないフリをしたので俺も気付かれていないフリをしてこちらを買う。1,050円(またか…)、19時32分。
好きだらけ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

好きだらけ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

 さて最後はBOOKOFF秋葉原駅前店。

 ところで俺が肩にぶら下げている鞄はと言えばビジネスバッグを一回り小さくしたぐらいの大きさであって、そこに土浦で買ったやや分厚い本3冊とA5判の薄いとは言えないエロ漫画本2冊が入って今やパンパンである。そのせいなのか土浦まで行って帰ってきたせいかやや疲れが出てきて、そうは言っても「永神秋門」の時ほど疲れているわけでもないのでやはり「日本ラブコメ大賞2012&2013」を念頭に本と本の間を泳ぐ事にする。そうすると身体は疲れているのに楽しくなってきて、それはいい事なのだろうがしかしいつまでこうやって楽しめるのかなあ、いつまでも楽しみたいがなあ、俺も30歳になってどうなるかわからんしなあ…と思いながらこちらを買いました。350円、20時31分。 というわけでブックオフを出てメトロ日比谷線秋葉原駅まで歩いて俺は家路へと帰るのでありまして、「裏東京毒探偵突撃古本屋」2013年版は滞りなくつつがなく終える事ができました。昔に比べると淡白な感じもするが、淡白であろうと「そんなんいいから『政局好色』を書け」と言われようとこの「裏東京毒探偵突撃古本屋」を通じた俺の戦いは俺が生きている限り続くのであります。来年はどこへ行こうかと楽しみを抱きながらまたお会いしましょう。

特別編 裏博多毒探偵突撃古本屋(2)

 3時、5時、7時と起きるたびに喉の奥が痛い気がして洗面所でうがいをしてまた寝て、はて大丈夫だろうかと心配になったものの8時過ぎにはっきりと起きた時には喉の奥の痛みはピタリと止んでいた。ほほう、そういうこともあるのだなと思いながら1階のレストランで朝食バイキングを頂く。一昔前の俺ならば「バイキングこそ贅沢の極み、大人の特権」と大騒ぎするところであるが、ここ1〜2年で出張の数が飛躍的に増えたのでホテルの朝のバイキングごときでもう騒ぐことも馬鹿のように大食いすることもない。大人になったのかねえ。その後ロビーで新聞を読むと「今日は9・11テロから10年、東日本大震災から半年」と書いてあった。俺はこんな時に何をしておるのかと一瞬考えたが、考えたところでもうどうにもならんお前は既に博多に来とるやないかと我に返った。部屋に戻って「ホテルに泊まる楽しみはBSを自由に見れること」なのでBSを見るも、民放はショッピング案内ばかりで最後の砦のはずのNHKも「外国人から見た日本のクールさ(かっこよさ)」を紹介するという実に平和的でどうでもいいものをやっていた。外国のニュースとかドキュメンタリーとかはないのか、ないな、そんならもうええかとまた寝て11時頃に起きて部屋を出て受付で昨日やたらとでかいペットボトルを渡しよった女に部屋の鍵を渡して(ニコッと笑って「いってらっしゃいませ」と言われて惚れそうになった)、博多駅まで歩く途中で大きなホテルの前を通りかかったらウェデングドレスが3〜4着ほどショーケースに並んでいて、結婚予定のカップル2組がそれぞれ従業員と話しているらしかった。恐らく結婚式の打ち合わせか何かであろうが、スタート早々何というものを見せるのだ、俺を鬱にする気かと思いました。
 というわけで500円の1日乗車券(エコちかきっぷ)を買って地下鉄空港線博多駅から西新駅へ移動して、地上に出るとやたらと人だかりが多いので何事かと周りを見渡すとどこかの学校が運動会をやっているようであった。何という微笑ましい光景だ、俺を鬱にする気かと思いながら西側に歩いて、明治通りの裏に入ってBOOKOFF西新店。

 巣鴨あたりにある寂れたラブホテルのような外観であるが(そんなことを言うのは日本広しと言えどもお前ぐらいじゃ)、輝かしい俺の偉業の輝かしい第一歩だと輝かしい目をして本棚を物色する。などと言って悦に入ってどうするのだ、俺はもう28歳なのだと思いながら12時42分、350円。

ハッピーネガティブマリッジ 1巻 (ヤングキングコミックス)

ハッピーネガティブマリッジ 1巻 (ヤングキングコミックス)

 今日が「日本ラブコメ大賞2011」選考用の作品を買う実質的に最後の機会なので俺の輝かしい(以下略)を存分に発揮してくれよう。店を出て脇目も振らず西新駅に戻って赤坂駅へ移動して、地上に出て東側に歩けばまんだらけ福岡店。

 このまんだらけ福岡店に天神駅からではなく赤坂駅から向かったのはなぜかというとこれから天神界隈を歩き回るからで、こうやって赤坂→天神へと歩くことで天神内をグルグル回ることを防ぐのです。何のために。ひとえに俺の輝かしい(以下略)。13時53分、367円。
妹だ~りん (ヤングコミックコミックス)

妹だ~りん (ヤングコミックコミックス)

 店内は明るく清潔感があっていい感じで、それなのに昔の「ガロ」や「週刊マガジン」が置いてあったり文庫やハードカバーが置いてあったりしてラブコメよりそちらの方に気を取られてしまった。ここはいつか、もっとゆっくり来たいですな。
 その後まんだらけを後にして北側の昭和通りに出て、東に歩いて県道602号線に突き当たって左側を歩けばメロンブックス福岡店。


 2枚のうちの下の写真を見ればわかるように消費者ローン会社が入るような若干いかがわしいビルの3階にメロンブックスはあって、もちろん俺はこういう薄汚れた雰囲気が大好きなので大いに満足する。3階に入ると壁全体に所狭しとポスターが貼ってあって、秋葉原も三宮もここも大して変わらんねえと思いながら物色、見本誌が秋葉原や三宮より充実しているようなので安心して買う。14時40分、1000円。
美人な義母と強気なクラスメート (TENMAコミックス)

美人な義母と強気なクラスメート (TENMAコミックス)

 三宮と同じくここでも「こちら成年コミックとなりますので、何か年齢を確認できるものを…」と言われたが、意味あるのかねこれは。俺が買ってそれを18歳以下の奴らに配ったらどうするんだ。まあ「企業の社会的責任」が問われる時代ですから形だけでもやらんといかんのでしょうが。
 続いてとらのあな福岡店。

 こちらの店も見本誌、というかビニールカバーがついてない本が多かったので非常によかったが、今年はまだエロライトノベルを買っていないので調子のいい今日に買ってしまおう。15時4分、662円。
デキる妹はイヤですか?2 (二次元ドリーム文庫 194)

デキる妹はイヤですか?2 (二次元ドリーム文庫 194)

 おおもう15時ではないか。これではあと5店ぐらいしか回れないのではないかと焦りを感じた途端に疲れが出てきて、こういう時はどうすべきか、まだ昼飯を食べていないので食べながら作戦を練ることにしよう、朝あんなにいっぱい食ったではないか、いや歩き回ったから消化してもう腹が減ったのだと自分に都合をつけて「松屋」で大盛りカレーを食べて、天神橋口交差点、天神交差点を抜けて向かうはジュンク堂書店福岡店。

 んー、どこからどう見ても見慣れたジュンク堂書店ですね。何となくホッとしますな。それにしても日曜の昼に本屋に行って本を買うとは何という贅沢なことをしとるんだろうね俺は。15時48分、693円。
キャサリン (富士見ドラゴン・ブック)

キャサリン (富士見ドラゴン・ブック)

 日本ラブコメ大賞は基本的に書籍に与えられるものであるが、書籍という形であれば原作がゲームでも問題ない。あらゆるラブコメを貪欲に九州、じゃない吸収するのが俺なのだ。ラブコメとは俺にとって希望なのだ。
 さてここから少し歩くことになる。まず602号線を南に進んで西鉄天神駅三越を突っ切ったら右に曲がり(右に曲がったら20人ぐらいの警官がたむろしているのが目に入ってきたので俺は思わずポケットに手を突っ込んだ。いや、ハンカチがあるだけです)、国道202号線を10分弱ほど歩くとBOOKOFF福岡天神店。

 店の外観を撮る時は極力周りの人に見つからないよう目立たないよう撮っているが、出稼ぎのベトナム人が着るようなヨレヨレのシャツを着たデブがそんなことをして目立たないわけがない。恥ずかしいなあもう。しかしその恥ずかしさすらもラブコメを探求する俺のパワーとなって光り輝くのだ。ここで(以下略)を使おう(以下略)。16時47分、350円。
魔界天使ジブリール4 (チャンピオンREDコミックス)

魔界天使ジブリール4 (チャンピオンREDコミックス)

 またしばらく歩きますが、南側を歩いて西鉄薬院駅まで向かう途中に擦れ違ったカップルの女が「いや、知っちょる。でも、どうしてもやれって言うたけん…」と言っていて何やこいつらと思うも、しばらくしてああそうかあの言い方がここでは普通なのかと気付いた。いかんいかん、メロンブックスとらのあなジュンク堂書店ブックオフと馴染みの店に行って自分が家からも故郷からも遠く離れた地にいることをすっかり忘れておるようだ。色々ありますなあ。
 西鉄大牟田薬院駅から高宮駅に移動して、若久川に沿って北東に歩いてまたしても602号線に出ればBOOKOFF日赤前店。

 さて時刻は17時半を過ぎ、俺の体力はというともちろん疲れております。ただし疲れにも良い疲れと悪い疲れがあって、仕事による疲れは後者ですがこういう自由気ままな遊びによる疲れは前者であります。つまりちょっとしか疲れていないということで、日本ラブコメ大賞2011のための活動は続くのです。ラブコメとは最後の希望なのだ。18時2分、350円。
つぼみな奥さん (アクションコミックス)

つぼみな奥さん (アクションコミックス)

 さてしつこいようですがまたしばらく歩きます。次の目的地は高宮駅の一つ先の大橋駅だが、たかが一駅のために電車を使うなど俺のプライドが許さんので県道602号線・国道385号線を南東に歩き、昼間の暑さはどこへ行ったか天気は見るからに悪くなっていた。これは一雨来そうですなあ。

 20分ほど歩いてさすがに疲れてきたところで南区役所前交差点が見えてきたので右に曲がって、雨がパラパラと降り出してきたので早足で歩いてまずは大橋駅のショッピングモールのようなところに入って小便を済まし、雨はすぐに止んだようなのでBOOKOFF大橋駅西口店。

 あのー、俺はよく「品揃えがいい」と言いますが、それは「日本ラブコメ大賞」の選考のために買おうと思っていたものやこれは買ってもいいなというものが豊富にあることを意味します。ですから「豊富」にない、つまり一冊や二冊ぐらいしか買うものがないのであれば「品揃えがいい」とは言いません。ですからこの店も品揃えは良くないのですが、それでも一冊は買いたいものが見つかりますから、結局問題ないわけです。19時18分、280円(350円の20%引)。
LOVE LOOP (ヤングコミックコミックス)

LOVE LOOP (ヤングコミックコミックス)

 ああもう19時を過ぎたか。腹減ったなあ(15時に昼飯を食べといて何を言っとるか)というわけで西鉄大橋駅から薬院駅に戻って、地下鉄七隈線に乗り換えて六本松駅へ移動して地上に出て目に入ったマクドナルドに入ろうとすると曇り空の天気がピカッと光るのがはっきりと見えた。これは必ず一雨来るぞさっさと次の目的地へ行った方がいいのではないかと思うも腹が減っては戦ができないのでマクドナルドに入ってチキンマックナゲットとポテトとシェイクのバニラとコーラを食う(だから太るんだ)。痩せないといかんのだがなあ、健康診断で血圧が高いって言われたしなあ、もう若くないんだからなあ。大食いの早食いなので10分ほどで平らげて外へ出ると雨がどしゃ降りであり、且つこちらは風邪気味であり明日は仕事なのだから近くのローソンで一番安いビニール傘(450円)を買う。どうせ通り雨なんだろうがなあ…。BOOKOFF福岡六本松店。

 時刻は20時半頃でありこの店で博多編は終了となる。ここまで見事に煩悩にまみれたラブコメばかり買ってきたので最後は真面目になろう、外はまだ雨が降っているのでゆっくり見て回ろうとねちっこくいやらしく本棚を観察してこちらを買う。21時5分、210円。    
 店を出ると雨はピタリと止んでいたので傘は六本松駅で捨てて、六本松駅から天神南駅まで行って地下鉄天神駅に乗り換えて博多駅まで移動する間にこの「博多・天神」というのは「神戸・三宮」みたいなものか、だからスイスイ歩き回れたのかなとふと考えた。ホテルに着いて早速今日の戦利品や着替えの服をリュックに詰め込んで、フロントに頼んで一足先に東京に送ってもらうことにした。その整理をしながらTVを見ているとアメリカの「9・11追悼式典」が同時中継で放送されていて、字幕で「黙祷」が「MOMENT OF SILENCE」と書いてあった。不謹慎ながら、「MOMENT OF SILENCE」という言葉は深みがあっていい言葉であると思った。
 次の日は7時に起きて朝食バイキングを馬鹿のように大食いして7時半にホテルを出て、俺は工場へ向かった。工場での会議は予想通り形式的なもので、その日の19時頃にはもう羽田空港に着いていた。急いで帰ってこのブログに文章を書かなければならない。楽しかった土曜・日曜を記憶が新鮮なうちに記録しておくのだ。そして「俺にとってラブコメとは最後の希望なのだ」と書くのだ。