政局好色

番外編 参議院70周年記念特別参観に行ってきました

というわけで久し振りの「政局好色」ですが今回は番外編です。実は先週の「参議院70周年記念特別参観」に行ってきまして、本会議場・委員会室・各政党の控室に入る事ができて写真も撮り放題という事で嬉しいやら楽しいやらで大変でした。いやあ、やっぱり…

解散の理由

前回の解散総選挙から2年以内でまた解散総選挙というのはあまり例がない。あるのはハプニング解散や郵政解散といった、どうしようもなく追い込まれた時(内閣不信任案が可決等)か、政治生命をかけて戦う時での解散である。ところが今回はそうではない。「…

犬には餌をやれ

冷戦に勝利したのは日本だと言われる。米ソ両大国とその属国が互いに睨みあい戦いあう中で日本だけが平和を謳歌しつつ世界最大の債権国となり、アメリカは世界最大の債務国に転落した。第二次世界大戦で瀕死の重傷を負ったはずの日本がなぜ冷戦で勝利したか…

自民党分断工作が始まる

細川元首相が都知事選挙に出馬した事を「殿、ご乱心」「晩節を汚す」と報じているのを見て、やはりマスコミというのは過去の事を振り返らない・物事を単純に(表面的に)しか見ないのだと再認識させられた。20年前、非自民連立政権の首相だった細川は突如…

情報戦

現代の戦争は情報戦であるから、正確な情報を、どこよりも早く入手した者だけが情報戦を制する事ができる。そして情報は漏れてはならない。一部の人間(国)だけが知っている事で他の人間(国)より有利に事を運ぶ事ができる。だから官僚はとにかく情報を隠…

負の連鎖

「休むならば大いに休む」と啖呵を切ったからには1年か1年半は休むつもりであったが、何人かの方から「参議院選挙があったのに何も言わないのはさすがにどうなんだ」と言われ、それもそうやなあ何か書かないかんかなあと思いつつも相変わらず仕事その他の…

政治は踊る2012

「解散総選挙の先送り」を企図していたはずの野田首相が突然解散総選挙に踏み切った狙いを考えてみる。それは「第三極」の勢力が予想以上に強まってきたからである。決して自民党に脅威を感じたからではない。民主党と自民党・公明党が消費税増税で協調した…

遠隔操作ウィルス事件の本質

インターネットを使って犯罪予告を行った疑いで逮捕された容疑者は皆、容疑を自供した。「就職試験に落ちて、むしゃくしゃしたのでやった」「楽しそうな小学生を見て、困らせてやろうと思ってやった」等が犯行の理由だという。ところがその後、真犯人からT…

ダブル党首選の意味

9月の民主・自民両党のダブル党首選挙をマスコミは「国民不在の政局闘争」と冷ややかに評したが、実態はそんな単純なものではない。両党首選を観察すれば今の両党の問題と今後の方向性が鮮やかに浮かび上がってくる。 まず民主党の方であるが、戦う前から野…

決められない政治

消費税増税が成立して「これから『決める』政治が始まる」と言われたが、それから一ヶ月も経たずして参議院では首相問責決議が可決され、赤字国債法案や「一票の格差」是正問題については「決められない」ことがはっきりした。決める政治とは所詮「将来の消…

政策よりも政局

「政局より政策が大事」と言う人がいて、俺にはそれが不思議でたまらない。政策は官僚や学者や専門家でも作ることができるが、複雑な利害が渦巻く人間社会と謀略が渦巻く国際社会においてその政策を実現させるためには政局という権力闘争を勝ち抜かなければ…

国民の敵

消費税増税をめぐる政治の動きやマスコミの反応を見て、「国民の敵」がはっきりと見えてきた。今や政界は「国民の敵」だらけである。にもかかわらずほとんどの人間は「自分たちこそ『国民の味方』」と思っているところに日本政治の病理がある。 そもそも参議…

政界再編

政治は単純なものではない。ニュースの表面だけを読んでわかったようになっていては本当の動きがわからない。権力者や腹に一物持つ政治家はマスコミがどういう反応をするかわかった上で行動しているのであり、マスコミによる表面的な解説は「本当の目的」の…

国家の敵、国民の敵

衆議院議員任期満了の半年前に野党第一党党首の秘書が突然逮捕されてから3年が過ぎ、「警察は犯罪者を捕まえる組織だが、検察はそうではない」ことがよくわかった。検察は犯罪者ではなく「国家の敵」を捕まえる組織であった。そしてその「国家の敵」とは誰…

消費税と苦悩の歴史

話は1979年まで遡る。この時の総選挙において、首相であった大平正芳(元大蔵官僚)はいわゆる「一般消費税」について発言した。財政悪化の立て直しと将来の少子高齢化を見越して国民から薄く広く税を徴収する構想を表明したものだったが、唐突さゆえに…

もうあきらめよう

俺はただ政局を楽しみたいだけなのだが、最近は柄にもなく「〜でなければならない」と偉そうな事ばかり言っているようなのでこれからしばらくは少し距離を置くことにしよう。というのも「2月25日に野田首相と谷垣自民党総裁が極秘会談」のニュースでマス…

守る気はない

福島原発事故を受けて設置された政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されていなかったというニュースを聞いても俺は特に驚かなかった。もちろん「業務が忙しくて作成できなかった」という理由を信じたからではない。政府に限らず、その組織の今後を…

「情」と「理」

政治は国民の生命と財産を守り、国家を運営することであるから、合理的且つ理性的に動くことが求められる。ところが政治を行う人間は感情の動物であるから、合理的且つ理性的に動くとは限らない。景気が悪いのも失業するのも病気になるのも全て「政治が悪い…

TPP、消費税、大阪

今年最後の「政局好色」なのでこの歴史的な2011年について振り返ってみようと思ったが、最近TPPや消費税や大阪ダブル選で騒がしいのでそちらについて書くことにする。 TPP交渉参加と消費税増税はいずれも海外へ向けてのメッセージであるが、特に重…

税金の無駄使い

国民が自分達の力だけでは自らの生命と財産を守ることができないと判断した時に国家が生まれる。国民は税金や労働力を投入して国家の基礎を作り、実際にその国家を運営する人がいるために人を雇う。その「人」が官僚である。官僚は国民の税金によって雇われ…

続・戦いは続く

4億円の虚偽記載について小沢元民主党代表の秘書の罪が問われた裁判で、東京地裁の登石裁判長は「有罪」の判決を下した。また水谷建設から1億円の裏金を受け取ったことも「推認」されるとも明言した。これは贈収賄事件であると東京地裁が断定したのである…

戦いは続く

未曾有の大震災に直面しても与野党協調はおろか与党内もまとめきれず、「クリーン」と「脱原発」だけを無責任に主張し続ける首相は当然のことながら去ることになった。そのため次の首相に求められるのは震災の復旧・復興に向けて与党は当然のことながら野党…

政治音痴だらけ

何が政治音痴なのかと言えば「政治家の仕事は政策を作ることだ」などと堂々と発言する者を誰も疑わないことである。政治家の仕事は第一に国民を守ることであり、第二に様々な利害や対立が溢れる人間社会にあってその対立を解決に導くことである。解決のため…

追い詰められる

どれだけ権勢を誇った首相や権力者も結末は哀れなものである。長く政界に隠然たる影響力を誇った竹下登は「政治家は花束をもって迎えられ、石をもって追われる」と言ったが、権力という「力」を得て政敵を倒した者もあっという間に倒されてしまうものである…

政局と権力闘争と

政治は情報戦である。当事者たちが本当のことを言うとは限らない。そこには自らを有利に、反対勢力を不利にするための仕掛けが必ず施されている。悲しいかなマスコミはその情報戦の片棒を担がされているだけで、大事なことは政局を「分析する」ことである。…

常に「現場が優秀」な国

卑近な例を出す。「この会社の部長は役立たずばかりだ!現場のことを何にもわかっとらん!」と激怒した我が社の社長が大幅な人事異動を敢行して、工場や営業所や支店の部長・所長クラスと本社の部長クラスを入れ替えたのは1年前であった。そして1年が経っ…

「天罰」ではない

地震が起きてから1週間も経たない時に石原東京都知事が「この震災は我欲に溺れる日本人への天罰だ」と言って激しい反発を呼んだ。被災地で苦しんでいる人たちが天罰のせいで苦しんでいるとは俺は思わないが、政府や与野党やマスコミの混乱ぶりについては「…

シンプルな話

相変わらず「日本の政治はわかりにくい上にレベルが低い」「首相がコロコロと代わって情けない」「政治家は国民の声を聞かない」というそれこそ低レベルな不満ばかりを垂れ流すマスコミによって日本の政治は誤解され続けている。「首相がコロコロ代わる」に…

期待すること

「政策論争を期待する」はずのマスコミが連日連夜「政治と金」について叫び、それを後ろ盾にしたい、或いは金を集める能力もなく、選挙に強くもない、ただ耳障りのいい言葉を発するだけの人達による政権によって通常国会は既に末期症状である。毎度のことな…

参議院を忘れるな

去年の秋に書いた通り、この国は「スキャンダル狂い」の国である。マスコミも国民も血に飢えた鮫のようにスキャンダルに飛びつく。ウィキリークスがまかり間違えれば世界を混乱に陥れようとしている時に歌舞伎俳優の酒乱による事件について連日放送され、来…