舞台「天地無用!魎皇鬼」、自転車でコミケ2019夏、大阪兵庫北海道茨城

2019年7月~

   

  • (腹が立ったので)会社での話。 中途採用で某帝大卒で前職は外資系で意識高い系で顔は普通な女(離婚歴あり)が入社して1年も経たないのに「辞めたい」と言い出して、その女と俺は仕事上でよくやり取りはするものの部署が違うので関係ないのに「同じ年齢だから」という理由で posted at 20:52:41
  • 「話を聞いてやってくれ」と言われ渋々話す事になったわけですが、いきなり「工場の人と話が合わない、というか、地方のドカタみたいな人と話したくない、私はそういう世界の人間じゃない(意訳)」と言い出したので俺も「じゃあ辞めなさい、地方の工場の現場があって会社なんだから」と言うと posted at 20:58:56
  • 何か反論したかったのか「あんたみたいに同じ会社に10年以上いて、サービス残業させられても文句一つ言えないで、結婚も離婚も経験してない男に何がわかる(意訳)」と言われ、こらあかんわと「はいそうですね」とだけ言って席を立ったんですが、今頃になって腹が立ってきたのでツイートじゃ posted at 21:05:47
  • @shomotsubugyo やあこんばんは。 カレーをドカ食いしたらすっきりしました。 やっぱりサラリーマンは最高? pic.twitter.com/gnOnXPb4D1 posted at 23:52:01

   

  • やはり選挙は何度経験してもいいものだ、お祭りみたいなものだからな。 次は新宿のお祭りへ行こう。 pic.twitter.com/v8ROLVHeGz posted at 15:40:10
  • 選挙と舞台と古本屋①新宿村LIVE・舞台「天地無用!魎皇鬼」(後で詳しく書きますが、大変素晴らしい出来でした。天地ファン歴20年でOVA派の俺が言うのだから間違いない) pic.twitter.com/8MLtkxfnKK posted at 20:31:55
  • 選挙と舞台と古本屋②ブックオフ新宿駅西口店(ヨボヨボの爺さんがガンダムのDVDを両手いっぱいに抱えていた) pic.twitter.com/j9NN8WNost posted at 20:34:26
  • ああ、やっぱり参議院選挙が気になる、しかし今日の舞台「天地無用!魎皇鬼」が素晴らしかったのでそっちについて書くか。 posted at 21:18:44
  • 天地無用!魎皇鬼」ですが、控え目に言って俺は1期(1~6話)をそれぞれ10回以上は見ています(2期なら20回以上、「お祭り前日の夜」なら30回以上)。それも10代後半の一番頭が冴えている時に見ているんで、まあ大体覚えているわけですね。セリフも雰囲気も。 posted at 21:26:46
  • だからやっぱり、舞台になると聞いて不安だったわけですね。そらファンなんだから見に行くのは義務というか当然なんだけども、大げさに言うと自分の青春時代に一番大事にしていた作品なんで、それが目の前で展開されて、セリフとかキャラクターの振る舞いとかが編に改変されると困るわなあと。 posted at 21:32:50
  • ところがもう、演者さんが本当に、アニメ通りに演じているんです。一番最初に出てきた天地役の方が、まさにあの、まだ樹雷や光鷹翼とか知らない時の天地、やんちゃだけど心優しい少年の時の天地を演じていて、何となく声も似ていて、おおこれはかなり完成度が高いのではと身を乗り出しましたね。 posted at 21:40:41
  • それから魎呼、阿重霞、と主要キャラクターが出てくるわけですが、セリフは全部、アニメのまんまです。もちろん省略はしていましたが、改変は一切なくて、目の前の舞台を見ながらも頭はアニメのシーンを思い出しているという体験をしているわけです。非常にスリリングな体験です。 posted at 21:47:03
  • で、ストーリーが進んで、砂沙美役の人が出てくるわけですが、この演者さんがもう、声も動きも、完全に砂沙美なんです。見ていると混乱するくらいで、もちろんこれは2次元じゃない、アニメじゃないのはわかっているんですが、これでもう完全に引き込まれてしまって、あとは夢中で見るのみです。 posted at 21:54:14
  • 俺は舞台とか全く知識がない人間なんですが、演者の人も脚本・演出の人も、「天地無用!魎皇鬼」の世界というか雰囲気というか、それを非常によくわかっていて、俺みたいな昔ながらのうるさ型のファンが見ても十分満足するように、練習に練習を重ねてこの舞台を作っていった事がよくわかりました。 posted at 22:02:18
  • 長々と駄文失礼しました。参議院選挙の開票速報等を見る事にするか。いや、しかし、まだ興奮がおさまらないというか何というか。とにかく俺は幸せな人間だ。 posted at 22:08:17

   

  • よし、日付も変わったし開票速報等も大体見たしまた天地無用!オタクに戻ろう posted at 00:17:41
  • というわけで俺の自慢のレアグッズ・CDドラマ「天地無用!魎皇鬼'」を引っ張ってきた。#天地無用 pic.twitter.com/pkht9ssRqx posted at 00:29:38
  • しまった、これは実家に置いてきたままだった… twitter.com/tarimo99/statu… posted at 00:40:48
  • レアかと思ったらヤフオクで普通に売ってました。 恥ずかしい…。 posted at 00:47:59
  • やあ皆さん、リツイート、いいね、ありがとうございます。天地ファンがいっぱいいて嬉しいねえ。 posted at 22:36:30
  • 一体なぜこんなに楽しいのだろう、とつらつら考えるに、20年前、「天地無用!」に夢中になっていた時って、まあそういう時代ですからしょうがないんですが、オタクが徹底的に軽蔑されていた時代なんで、「天地無用!」に夢中になりながらも、そんな自分に罪悪感があったわけですよ。 posted at 23:04:05
  • しかも当時、俺はまだ親のすね齧っている高校生ですからね、親に申し訳ない、勉強もせずアニメばっかり見てっていう感覚で、まあそういう感覚は誰にでも、青春の一時期にはあるもんだというのはね、おっさんになった今ならわかりますけどね、当時の俺はそんなのわかりませんからね。 posted at 23:07:48
  • ところがそれから20年以上経って、アニメとかオタクがすっかり市民権を得て、もうアニメを見る事に何の罪悪感も抱かなくていいわけです。しかもこちとら大人で一人暮らし、子供の頃のように一家に一台テレビとビデオデッキじゃなくて見放題、更に社会人なので金はそれなりにあるから大人買いも可能だと posted at 23:11:39
  • で、20年前は「天地無用!魎皇鬼」って、所詮1期と2期しかなかったわけです。それが今は3期が出て4期が出て、5期が出ると。これね、20年前の俺が知ったらショックで寝込むレベルですね。しかも罪悪感から解放される、世間はもうそうなっていると。それ知ったら死ぬかもしれんね、昔の俺は。 posted at 23:15:12
  • 第1期1話が世に出てから、27年経って、それでもまだ現役で広がり続けているわけで、しかも「ガンダム」とか「エヴァ」と違って、完全にマイナーなオタク向けの作品で、それでも続いていると。それはやっぱり、いかに梶島正樹がすごいかって事なんですが、それを支え続けたAICやスタッフもすごい、 posted at 23:21:55
  • いまだに衰えを知らない声優陣もすごいわけですが、何と言ってもね、20年以上忘れずに応援し続けたファンがすごいって事で、まあそのファンの中には俺も入っとるなあ、いやあ照れちゃうなあという事でね、だから楽しいというか幸せというかね、色々あったけどこの年まで生きてて良かったなあと。 posted at 23:24:52
  • 長々と駄文失礼しました。 自慢の天地無用!レアグッズ、富士見文庫MAGIUSシリーズの天地本2冊でどうだ #天地無用 pic.twitter.com/38CLEw2WkD posted at 23:33:25
  • うわあ、ヤフオク見たら普通に売っとるがな、昨日に続いて恥ずかしい… ヤフオクってすごいねえ(今更か) posted at 23:52:00

     

  • 会社での話。 子会社で20年近く社長をやっている人と飲んだんですが、その社長曰く「昔は『利益が出ても税金がかかる、じゃあ給与アップとか臨時賞与支給とかしよう』って事だったんだ。それが今は『給料多くすれば税金ちょっと減らします』だろ。何でそんな回りくどい事すんのかねえ、役人ってのは」 posted at 22:24:58
  • 後輩の中には結婚したはいいが奥さんが産後鬱になった、向こうの家族と折り合いが悪い、或いは離婚した、といった事象も起きております。やはり一人で静かに読書が最高よ俺こそが正しいのよというわけで「脱走と追跡」です(tarimo99.hatenadiary.jp/entry/2019/07/…)。半村良はSFが一番面白い。 posted at 22:46:13

     

   

2019年8月~

   

    

   

     

    

  • 9月も帰省しますがとりあえず東京へ帰りますので本屋古本屋①メロンブックス梅田店(大阪駅梅田駅からちょいと離れた場所にありますがそれがまたいいね) pic.twitter.com/XKpFstbhUz posted at 19:47:18
  • 9月も帰省しますがとりあえず東京へ帰りますので本屋古本屋②まんだらけ梅田店(超久しぶりに3階経由で入ったらステージで誰かが歌ってました。まだやっとんのか、俺が初めてここに来た18年前を思い出したわい pic.twitter.com/a6FXYPyIGD posted at 19:52:53

     

  • サラリーマンは辛いよ札幌編・古本屋古本屋①ブックオフ札幌川下店(うわ寒い!) pic.twitter.com/2Mcu2RVGLb posted at 22:15:51
  • ちなみに①と書いていますが、今日はこの店だけです。 明日どこかに行けるといいんですが。 posted at 22:19:15

    

  • サラリーマンは辛いよ札幌編・古本屋古本屋②ブックオフ札幌琴似店(行けた行けた) pic.twitter.com/3AosFNklt8 posted at 22:42:02
  • @gosplan1019 結局、時間がなかったのとお客さんをまかないといけなかったのとが重なって、大通にも美しが丘店にも行けずじまいでした…。 なので、また札幌に来ます。 posted at 22:45:30

 

2019年9月~

   

    

   

   

  • 先週3連休を満喫したせいで今週の休みは今日だけだ図書館古本屋本屋①多摩市立永山図書館(何で図書館のすぐ横でライブしとるんだ) pic.twitter.com/exfSWn3HpF posted at 20:40:39
  • 先週3連休を満喫したせいで今週の休みは今日だけだ図書館古本屋本屋②ブックオフ多摩永山店(いつもワクワクのシャトルバスだよ pic.twitter.com/A0QXiReGLb posted at 20:43:29
  • 先週3連休を満喫したせいで今週の休みは今日だけだ図書館古本屋本屋③とらのあな町田店(雨が降って1階のコンビニで傘を買って…しばらくして出たら雨はやんでいたから買う必要なかったか?うーん pic.twitter.com/ewVEW19gT0 posted at 20:46:56
  • 先週3連休を満喫したせいで今週の休みは今日だけだ図書館古本屋本屋④ブックオフ町田中央通り店(ダースベイダー… pic.twitter.com/CxggD8l6Fy posted at 20:50:15

   

ソ連が満州に侵攻した夏/半藤一利[文藝春秋]

ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)

ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)

 

 

 日露戦争後の「大日本帝国」の国策は満州の発展と不可分であった。満州大日本帝国にとって、「対ロシア(ソ連)に対する国防の生命線」であり、「開拓・収奪が大いに可能な資源地帯」であり、「日本内地からの人口流出先」であった。大日本帝国はこの見果てぬ夢の植民地を維持するために巨大な陸海軍を擁し、国家予算の半分近くを使って整備育成・強大化し、四囲に絶えず牙をむいたような軍事国家となった。

 その軍事国家は次第に軍人による政治支配が跋扈するようになり、暴走を始め、アメリカとの無謀な戦いに突き進むこととなる。そして昭和17年のミッドウェー海戦、翌18年のガダルカナル島の戦闘で敗北を重ね、頼みの綱のドイツは降伏し、いよいよ暗雲がたちこめる。しかし栄光ある「皇軍」は決して敗北を認めない。認めることなどできない。そして太平洋の広範囲に渡るアメリカとの戦いに固執する日本政府は国策であったはずの「満州は日本の生命線」をいとも簡単に変更し、満州に駐留する関東軍主力兵力の南方への大規模転用計画が始まる。もちろんソ連の脅威を忘れたわけではないが、まだ日ソ中立条約は厳存しており、日ソ戦は遠い将来であろう。それよりも目の前の米英との戦いに備えなければならない。満州ソ連戦の前線基地ではなく、太平洋戦争の補給基地となった。しかしそれは関東軍の存在理由である「対ソ連のための軍隊」を否定することになる。事実上、この時に陸軍中央は関東軍を見捨てた。見捨てられ弱体化した関東軍は、満州で生活する居留民と開拓団を見捨てることになる。

 一方のソ連はドイツでの勝利が確実となった頃から満州侵攻を企図する。連合国のアメリカとイギリスは「太平洋憲章」で領土不拡大の原則を宣言しているが、ソ連を率いるスターリンは独裁者であり古い帝国主義者である。ソ連の安全を脅かす満州を叩き、また領土を拡大する絶好の機会であり、日ソ中立条約など何とでもなる。今の日本はアメリカとの戦いで既に青色吐息であり、第一、アメリカがソ連に対日参戦を望んでいる。昭和20年2月のヤルタ会談ソ連の対日参戦は決定された。ところがその頃日本の指導者たちは日ソ戦を警戒するどころか、日米の和平の仲介をソ連に託そうと最後の期待を本気でかけていた。そればかりではなく「ソ連は日本に好意を抱いている」「スターリン首相という人は、なにか西郷南洲に似ているような気がする」という甘い幻想を大事に大事に抱いていた。なぜかは作者にも、いや誰にもわからない。帝国が今まさに崩壊しようという絶望的状況下で、「この人だけは敵にはしたくない」という思いが「敵にはならない」と変質するほど彼らが追いつめられていたということか。

 日本の指導者たちが甘い幻想に浸っている間にも非情な国際政治は続く。2月のヤルタ会談後、5月のドイツ降伏を経て7月にポツダムで再度連合国の三巨頭(アメリカ、ソ連、イギリス)が集まったが、米ソの対立はもはや誰の目にも明らかであった。ドイツが降伏し、日本の降伏も時間の問題となり、原爆実験も成功したとあっては、アメリカにとってソ連の対日参戦はもう重要ではなくなっていたからで、ポツダム宣言アメリカはソ連に何の相談もしなかった。スターリンは焦った。このままでは日本が降伏するのも時間の問題であり、ソ連が参戦する前に降伏されては何の果実も得られない。こうして満州攻撃の準備は大幅に繰り上げられた。ソ連の当初基本計画では攻撃開始は「8月22日~25日」であった。もしこの通りであればその後の悲劇は全て防ぐことができたが、歴史はソ連満州侵攻の日が「8月9日」であると言っている。既に主要な兵力を移してしまった関東軍ソ連軍の差は兵数が70万対150万であり、ソ連軍は関東軍の5倍の大砲、50倍の戦車、20倍以上の航空機を持っていた。

 しかし実際に攻撃が開始されたこの期に及んでもソ連に期待を抱くしかない陸軍中央の前線への指令は「侵入する敵の攻撃を排除しつつ、速やかに全面開戦を準備すべし」であった。「発動」ではなく「準備」である。グロテスクな感さえするこの指令を受けた関東軍総司令官は「楠公精神に徹して断固聖戦を戦い抜くべし」の訓示を全軍に布告した。湊川足利尊氏軍を迎え撃った楠木正成と同じく、全滅を覚悟するしかなかった。

 もっとも軍人は「断固聖戦を戦い抜」かなければならないが、非戦闘員はそうではない。速やかに非戦闘員を安全な場所まで避難させるのが軍隊の義務であるが、関東軍にそのような事を期待するのは無理であった。なぜなら大日本帝国の軍隊は所詮「天皇の軍隊」であって「国民の軍隊」ではなかったからである。「非戦闘員の安全」という軍の国際的な常識は日本軍にはなかった。またポツダム宣言を受諾した後、今まさに死闘が行われている前線へ速やかに降伏命令や戦闘行為停止命令を伝える術も日本軍は知らなかった。これが更なる悲劇へとつながる。そもそも「降伏」が国際法的に完了するのは降伏文書に調印されてからであり、ポツダム宣言を受諾した段階ではまだ戦争状態は終了していない。8月16日の時点で決定していたのは日本の占領管理の最高司令官にマッカーサー元帥が任命されることだけで、連合国軍の代表がアメリカであるとも、連合国の最高司令官がマッカーサーであることもソ連は認めていなかった。まだ戦争状態は終了していない。そして満州から逃げ遅れた日本人への、ソ連軍の暴虐が始まるのである。

 この後のソ連軍による残虐非道な行いと無残に死んでいった日本人たちについては何度読んでも吐き気が出そうでいちいち書くことはしない。数々の殺人・暴行、また紙幣や産業設備の強奪への抗議に対してソ連は「全部、戦利品である」と言うだけで、なるほど勝者からすればそれはそうかもしれない。それが戦争というものの正体であり、74年前に起こった本当の事なのである。

中国笑話集/駒田信二・編訳[講談社:講談社文庫]

中国笑話集 (1978年) (講談社文庫)

中国笑話集 (1978年) (講談社文庫)

 

 さすが中国、4千年の歴史を誇り世界に冠たる大帝国を築いただけあって、ユーモアの数も規模も日本とは一味も二味も違う。時に壮大、時に重箱の隅をつつき、多種多様な笑い話、ほら話、失敗談を堪能すれば我らの祖先も我らとちっとも変わらぬ人達であった事が如実にわかる。しかし一番面白いのはいつの時代も艶笑譚だ、いやはや愉快愉快。

   

足袋

 夫婦喧嘩をして、互い違いに寝た。夜中に女房はきざしてきたが、口に出しかね、亭主のものをつかんで、

「これ何なの」と言う。

「足だよ」

 と亭主が言うと、

「足なら足らしく、足袋の中に入れたらどうなの」

 

理屈

 親父が息子の嫁を手篭めにしようとしているところ、息子が見つけて、

「いくら何でもひどいじゃないか」

 と怒ると、親父は

「何がひどいものか。お前は子供の時、ずっと俺の女房と寝てきたじゃないか。俺がお前の女房と寝るのがなぜ悪い!」

 

犬取り

 犬がつるんでいるのを見て、幼い娘が母親に尋ねた。

「あの二匹、どうして一つにつながっているの」

「たぶん寒いからだろうよ」

 と母親が言うと、娘は

「違うよ」と言う。

「どうして、違うと言うの」

「だって、いつだったか暑い日に、お父さんとお母さんがああやっているのを見たよ

 

高望み

 陰萎(インポ)になった男、神様に牛、豚、羊の三牲を供え、巫女に頼んで祈ってもらった。

「どうぞこの男のいちもつが鉄のように固くなりますように」

 巫女がそう祈るのを聞いて、男が

「それほどの高望みはしないよ」

 と言うと、女房が衝立のかげから亭主を呼んで、

「おまえさん、せっかく大金を使ったんだから、それぐらいしてもらわなければ、損じゃないか」

  

三突き

 ある道学先生、房時を行う際には、下着を脱いで一礼し、大声で言う。

「わしは色を好んでかような事をしようとするのではない。先祖の供養をする者を絶やすまいと思ってするのじゃ」

 そして一突きすると、また言う。

「わしは色を好んでかような事をしようとするのではない。お上のために人口を増やそうと思ってするのじゃ」

 そして一突きすると、また言う。

「色を好んでかような事をしようとするのではない。天地のために万物の生成を願ってするのじゃ」

 そしてまた一突きする。

 ある人がそれを聞いて、

「四突き目には何と言うのだろう」

と聞くと、物知りが言った。

「道学先生は三突きでもうおしまいなんだ。それ以上、何を言う事があろう」

 

精をつける

 蝦を食べると精がつくと言われている。

 ある母親、息子が蝦に箸をつけようとすると、慌ててとめて、

「それはお父さんに取っておきなさい」

と言うので、息子が

「どうして?お父さんは蝦が好きなの?」と聞くと、

「それほど好きじゃないけど…。お前も嫁をもらえばわかるようになるよ」

平成最後、急転直下、G20

2019年4月~

  • 平成最後の出張も無事に終わったので空港でソフトクリーム、やっぱりサラリーマンは最高? 次は令和で会いましょう pic.twitter.com/NBragMmptv posted at 20:37:07

   

  • 会社での話。 「何で最近のアニメに出てくる女の子はみんな胸がでかいのよ」とブツブツ言う派遣のおばさん(50過ぎ)に、貧乳の女が活躍するアニメを紹介したらハマったらしく「アニメもまあ、いいわね」と言われた。 貧乳ですよやっぱり。 posted at 14:16:32

  

  • 新入社員だからって「明るく元気に頑張ります」などと言うから嫌われるのだ。「自分は暗いです、おとなしいです、だから皆さんの立場を脅かしません。寝首を掻くような事はしません」って言ってみたまえ。めんこがられて好かれるぜ。 posted at 23:52:24

   

  • 「男に負けてらんないわよね、私達」と言って結束を固めた女達も10年以上経てば、昔ながらの専業主婦になった人、結婚を機に辞めて気楽なパートで働く人、理解あるパートナーのおかげで子育てしつつバリバリ働く人、お局おばさん化した人…と会社はネタの宝庫なので、いずれツイートしてやろう。 twitter.com/keilawyer/stat… posted at 18:48:46

   

  • とりあえず、明日も明後日も仕事ですが、月見そばとご飯を食うぐらいはできます。 やっぱりサラリーマンは… pic.twitter.com/O3sigufeke posted at 23:56:35

 

2019年5月~

・4月は結局休みが1日しかなかった、しかし今日は休みだったので平成の本を20冊ほど売りに行きました。 705円…。 pic.twitter.com/YslEGVCPHC posted at 20:43:52

   

   

   

    

    

   

   

   

   

 

2019年6月~

 

   

  • うーん…こんな風に置いとったら危険という事はわかっとるんですが pic.twitter.com/oq3BmhVhcN posted at 00:23:03
  • 会社での話。 「仕事一辺倒じゃ駄目、プライベート、趣味を充実させないと」と力説する先輩がいて、この先輩は草野球が趣味でして、休みの日は必ず草野球という事で、会社の若手や後輩を誘って練習したり、草野球の対抗試合に出たりして、それはもう充実しているように見えました。 posted at 23:55:56
  • でもこういう時代ですから、先輩が「草野球に来いよ」と言ったから皆が皆、来るわけではなくて(俺はオタクなので最初から誘われなかった)、そうこうするうちに会社は昔みたいに若手を採用しなくなる、他のメンバーも地方の支店に異動したり結婚したり子供ができたりして野球に来なくなる…で posted at 23:59:53
  • 草野球は徐々に縮小傾向となっていって、しかしその先輩にとっては「プライベートを充実させる趣味」がなくなるのは死活問題というわけで、今までは「草野球、見に来いよ、面白いよ」と言っていたのが次第に後輩達に「草野球、来い」となって、それでますます後輩たちは来なくなる…の悪循環で、 posted at 00:03:15
  • それでもまあしぶしぶ後輩達は参加したわけですが、ついにというか時代の流れというか、後輩達の一人が(冗談か本気かは不明ですが)「これは事実上、強制参加だ。休日勤務的な手当が欲しい」と言いだして、ついに会社側からその先輩に「地位を利用して後輩を誘わないように。あくまで自主参加で」 posted at 00:08:55
  • のお達しが出て、先輩はショックを受けて会社を休みがちになってうつ病寸前までいっていた…という話を同僚から聞いて、まあ趣味に力を入れるのもいいけどホドホドにしとかんとなあ、俺みたいにいい加減にラブコメじゃエロ漫画じゃ図書館古本屋本屋じゃとかやっとるのが一番ええんかなあ…と。 posted at 00:14:49

  

  • 会社での話。 海外支店の駐在歴10年、現地の女性と結婚して子供もいるバリバリのグローバル社員が一時帰国して、何やら偉い人と話をしているので、我が社の英語力の低さに文句を言っとるのかなあ…と思ったら「ただ英語ができるというだけで安易に海外出張させないでほしい」と言ったという。 posted at 00:45:46
  • その人曰く「英語ができても仕事の中身がわからず、相手先と当社の立場、力関係、交渉できるところできないところ、業界特有のやり方、がわからなければどうしようもない」「そもそも、英語云々は駐在員の仕事だ。英語ができなければ駐在員が翻訳して相手に伝えればいいだけの話だ」 posted at 00:54:21
  • 「学生時代に留学経験があると言っても、留学と取引は全く違う。留学なら英語力は必須だが、ビジネスの取引に必要なのは英語力ではなく、お互いがいかに安心して経済的・合理的・永続的に物やサービスを売る・買う事ができるかであって、相手は高い英語力など望んでいない」 posted at 01:07:58
  • 「先方は『英語、お上手ですね』と言う。次に『それで、我が社との取引について、そちらはどう評価していますか。我が社のサービス内容に不満な点は』と言うが、そこで『その点は別の担当者から別途連絡します』などと言う。先方からすれば『だったらその担当者を連れてこいよ』となるのは当然だ」 posted at 01:17:34
  • グローバル化というのは結局、海外の会社といかにうまく付き合っていくかであって、英語ができる事ではない。国内の支店や工場に出張に行く理由に『英語ができるから』はありえないのと同じで、海外出張でも『英語ができるから』はありえない。こちらが来てほしいと思った人を寄こしてほしい」 posted at 01:27:29
  • 「というわけで、また出張でこちらに来てくれ」 俺「はあ。でも、俺、英語できないんですけど」 「俺の話を聞いてたのか」 俺「そうは言ってもねえ…」 posted at 01:32:37

   

   

  

  

戸隠伝説/半村良[講談社:講談社文庫]

戸隠伝説 (1980年) (講談社文庫)

戸隠伝説 (1980年) (講談社文庫)

 

 「戸隠ってどこか知っとるかね」

「知らない」

「長野県にあってね、まあ山が多いところらしいけどね。聞いた事はあるだろ、『岩戸伝説』とか。日本神話で」

「ああ、はい。名前だけは」

「ストリッパーがね」

「うん?」

「その日本神話でね、出てくるんだよ」

「ストリッパーが?」

「はい」

「その『岩戸伝説』ってやつに?」

「うん」

「殴るわよ」

「もう殴ってるじゃないか。天照大御神アマテラスオオミカミ)がお隠れになったんだよ。だから出てきてもらわないといかんと。そこで天宇受売女命(アマノウズメノミコト)が巧みな踊りを披露して、観客が騒いで、アマテラスオオミカミは何や何やと出てきたわけです」

「その巧みな踊りが…ストリップ?」

「巧みな踊りって言ったらそうだろう」

「いや、そうとは…」

「天細女命(アマノウズメノミコト)も同じよ。『妖艶な舞』を踊ったと。昔、浅草のストリップ劇場に行った事があって痛い痛い」

「さっさと進めなさい」

「まあそういう伝説の舞台である戸隠が舞台です。そして半村良。壮大な伝奇ロマン。謎の美女。もう読む前からワクワクでした」

「ふーん」

「武器は土偶と埴輪です」

「は?」

土偶と埴輪ね。そりゃ神話の世界なんだからそうなるだろう。刀や鉄砲っちゅうわけにはいかんがな」

土偶とか埴輪を…どうするの。投げるわけ?」

「いや、そこに魂を与える。そして『雷電』を放つ力を与える。で、山の中で戦うわけだから、火事になると。敵を追い詰める事ができると」

「うーん…」

「いや、それだけ聞いたら滑稽な感じがするやろうけどね、神話の世界やからね。神様同士の対決やから、そんなに不自然やないし、この作者はSFの大家だから、やっぱり引き込まれるよ」

「ああ、じゃあ戦闘シーンがこの小説の読みどころ…」

「いや、正直な話、土偶と埴輪だと切迫感がなくてね」

「梯子外さないでよ」

「後半の神々の争いの場面はどうでもいいんだよ。それよりも前半よ。普通の平凡な29歳の主人公がなぜか美女と出会う。そして意気投合する。と同時に主人公の職場でただならぬ事が起きる。この主人公はある作家の助手をしているんですが、その作家が『戸隠伝説』という本を書いた事で戸隠の神々が動き出すのです」

「…」

「更に主人公の恋人となったその美女も戸隠と関係があったのだ。こうして主人公は戸隠の伝説、戸隠にまつわる神々の思惑に巻き込まれていくわけですが、その『徐々に巻き込まれていく』感じが非常に手に汗握るというか、ワクワクしましたね。特にこの恋人というのが歳は22か3で、『しなやかそうな身体つきの、清潔な感じ』で、まさにストリッパーに最適で痛い痛い痛いって」

「で、最後はどうなるの。神の戦いとやらに勝つわけ?」

「勝ちます。主人公側神々チームの住処を奪った敵側神々チームを周到な土偶作戦で倒すんですが、敵の神々チームの背後には黒幕がいますから、敵を倒した後はいよいよ敵の黒幕と対決しなければならないと」

「まさか」

「そう、戦いはこれからが本番なのですが、それは本当にこれからという事で、『しばらくは平和な日々が続くだろう』という事でめでたしめでたし、しばらくは夫婦で仲良く暮らしていけるだろうという、非常に読後感の良いものでした。例えるなら、満腹というわけではないですが、うまいお菓子を食べたなあ、良かったなあというところでした。しかし本書の良さはこれだけではなくてですね」

「はい」

「千葉県の、とある図書館のリサイクル本コーナーから取ってきたという事でした。本っていいね、図書館で無料で読めるだけじゃなくてもらえるからね、電子書籍じゃこうはいかんよねという事でさようなら」