日本ラブコメ大賞2018:Ⅰ

 何と。もうすぐ終わる、2018年が終わるのか。去年同様・一昨年同様・いつもと同様、俺の人生はひたすら惨めで哀れで惨憺たるものであったのにもう終わるのだ、しかし今年の俺は管理職になった関係で色々なところへ飛びまわった、札幌支店、旭川の子会社、仙台支店、栃木工場、名古屋の子会社、博多支店、等、等で、そのせいで今年は更新が途絶えがちだった…ん。あれ。なぜ言い訳モードになったのだ、言い訳など言いたくない、ツイッターは所詮ツイッターなのであって俺の原点、基本は常にこのブログなのだ、ラブコメ政治耳鳴全日記は無事にはてなダイアリーからはてなブログに引っ越す事ができたので心機一転俺充填、あの人は死んだ、あの人は去った、俺は生き残った。今年も日本ラブコメ大賞だ。

    

<一般>

・中原くんの過保護な妹/ほっぺげ[竹書房:BAMBOO COMICS WIN SELECTION]

・家政婦はママ/真鍋譲二[竹書房:BAMBOO COMICS COLORFUL SELECT]

・からふるはーべすと/ぽんこつわーくす竹書房:BAMBOO COMICS DOKI SELECT]

・24時のイタズラな彼女/活火山・コブネ[TOブックス]

・光速シスター/星里もちる小学館ビッグコミックス

夢で逢いましょう/ジェームズほたて[少年画報社:YKコミックス]

・たわまん/ポン貴花田少年画報社:YKコミックス]

・妹たるもの~えっちぃ妹はスキですか?~ アンソロジーコミック[一迅社:REX COMICS]

・人嫁といちゃいちゃする  アンソロジーコミック2[一迅社:REX COMICS]

・年下女子にマウントされる アンソロジーコミック[一迅社:REX COMICS]

・ひょっとしてギャルは俺らに優しいのでは? アンソロジーコミック2[一迅社:REX COMICS]

・ギリギリアウト/ソウマトウ[KADOKAWA:電撃コミックスNEXT]

・やんちゃギャルの安城さん/加藤雄一[少年画報社:YKコミックス]

・間くんは選べない/板倉梓双葉社:ACTION COMICS]

・今宵、妻が。/佐野タカシ日本文芸社:NICHIBUN COMICS]

・Re:まりな/原田重光瀬口たかひろ白泉社:JETS COMICS]

・ギャルごはん/太陽まりい[白泉社:JETS COMICS]

・うちのヨメはん/小島巧[三月書房:ダッシュコミックス]

・初情事まであと1時間/ノッツ[KADOKAWA:MFコミックスフラッパーシリーズ]

民法改正~日本は一夫多妻制になった~/あかほりさとる竹内桜白泉社:JETS COMICS]

・恋はママならない/片桐兼春[秋田書店ヤングチャンピオンコミックス]

・姉×妹ラビリンス/夏目文花竹書房:BAMBOO COMICS COLORFUL SELECT]

・塩田先生と雨井ちゃん/なかとかくみこ[イースト・プレス

・なんでここに先生が!?/蘇募ロウ[講談社ヤンマガKC]

・俺と姉妹のドキドキ同居生活/神藤みけこジーウォーク:ムーグコミックスピーチコミックス]

・抱き枕とは結婚できない!/だーく[KADOKAWA:MFコミックスフラッパーシリーズ]

      

<成年部門>

・純愛まにあっく~RePure~/あゆま紗由[文苑堂:BAVEL COMICS]

・宵はじめ/こっぽり生ビールワニマガジン社:WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL]

・君想ふ恋/ゲンツキ[文苑堂:BAVEL COMICS]

・あいとかえっちとかね/榎本ハイツコアマガジン:ホットミルクコミックスシリーズ]

・ギャル姉社長とハーレムオフィス/辰波要徳ジーウォーク:ムーグコミックス]

・隣のJKエルフさん/なるさわ景ヒット出版社:SERAPHIM COMICS]

・義妹とスル?/志乃武丹英富士美出版:富士美コミックス]

・てんぷてーしょん/Reco[ワニマガジン社:WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL]

・ふにちちている/かいづか[ジーオーティー:GOT COMICS]

花園の雌奴隷/肉そうきゅー。ジーオーティー:GOT COMICS]

・人妻奥突き乳悶絶!/英丸[エンジェル出版:エンジェルコミックス]

もののけ彼女/SeN[キルタイムコミュニケーション:アンリアルコミックス]

・お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き/水無瀬さんご[フランス書院フランス書院美少女文庫

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90年代の証言 野中広務 権力の興亡/五百旗頭真・伊藤元重・薬師寺克行 編[朝日新聞出版]

野中広務 権力の興亡 90年代の証言

野中広務 権力の興亡 90年代の証言

 

  「政治家の自伝は難しい」と前回書いたが、では政治家のオーラルヒストリーはどうかと言えばこれも難しい。もちろん自伝と違ってインタビュアーがいるわけだから独りよがりの自慢話にはならないが、「自分を正当化する事を生業としてきた百戦錬磨の政治家」に対するインタビュアーはただの政治学者・歴史家・政治評論家等なのであって、「真実にせまる」「これまでになかった新事実」を引き出せるかと言えば、まあ期待できない。田原総一朗のような、ガンガン攻めていって新しい情報を引き出せる人間がいればいいのだが、田原のような人間が5人も10人もいるわけではないのだから、結局はその政治家が「今だったら話してもいい」という範囲内で「これまでになかった新事実」が出るだけの話である。

 もちろん、だからと言ってそのインタビュー等が無駄かと言えばそうとも言えない。「話していい範囲」の事柄にだって相応の価値はあるし、誰にでも墓場まで持っていく事の一つや二つはあるものだ。但し彼らは国民の税金によって仕事をしているわけだから、少なくとも公務については国民にできるだけ開示しなければならない。国家機密や外交案件に触れるならば30年後もしくは50年後に公開すればよろしい。

 どうも「政局好色」のようになってきたが、本書で証言している野中広務は90年代中頃から後半にかけての日本政治の主要人物の一人である。前回の「YKK」が活躍していた時期、地方議員からの叩き上げであり、57歳で初当選した遅咲きの苦労人であり、被差別部落出身で弱者の期待を背負った野中広務もまた活躍していたのであり、野中が属する経世会小渕派橋本派)・YKK・その他の勢力は「三角大福中」時代の派閥華やかなりし頃とはまた違った権力闘争を展開し、日本の政治はまだまだ余裕があった。しかし2001年に登場した小泉政権以降、政治は極端に「白か黒か」「勝つか負けるか」、そして気まぐれな世論に全てを委ねる殺伐とした世界に変質していくのであるが、本書後半ではその変質していく時代の渦中で野中がいかに悪戦苦闘していたかもよくわかった。「政局政治家」としての才能を遺憾なく発揮する小泉との戦い、そして経世会橋本派)内部の軋轢の実態は第一級の史料として言ってよい。かつて絶大なる権力を誇った野中も小泉との戦いに敗れ、政治の表舞台から寂しく去っていった。野中の師・竹下登はこう言った、「政治家は花束を持って迎えられ、石を持って追われる」。

   

野中 副知事としての仕事が終わったので、これからは重度障害者の施設に残った人生をかけようと思ったら、(中略)補欠選挙という事になったわけです。

 (竹下登に)私は「もう57歳ですよ。こんな歳なのに今から国会に行ってどうするんですか」と言うたんです。竹下さんは「俺は県会議員をやったが、地方自治体の理事者をやっていないから地方自治の仕組みを知っているようで知らん。しかし、ひなびた島根の痛みは体で感じている。ところが最近は周りを見ると、この苦しみや痛みを感じない二世、三世の政治家ばかりで、選挙区は地方でも本人は東京で育っているため東京以外の事を知らない。野中さんは町会議員をやり、町長をやり、府会議員をやり、副知事もやり、議員と理事者を交互にやってきた。あなたのような地方自治を歩んできた人間が国会にいなければこの国はおかしくなる。だから出てほしい」と言うんです。それでとうとう説得されたんです。

   

――野中さんは永田町でも情報通で知られていますが、一体どうやってあれほどの情報を集めるのですか。

野中 もちろん自分も努力しますが、一つは内部告発ですね。京都府議をやっていた頃からそうですが、権力に対して勇敢に闘おうとしたら、それに対する声援として必ず内部から情報が入ってきます。そして、その情報のウラを取るために自分も努力します。(中略)僕の経験では、誰が危篤だとか亡くなったというような情報は公明党共産党が一番早いですね。病院の中に党に関係している人がいるから、そういう人から情報が入ってくるんでしょうね。

   

野中 細川政権が誕生して野党になった時、自民党は本当に哀れなものでした。党本部は閑古鳥が鳴き、議員も職員もシュンとしていました。

――「55年体制」で政権にあぐらをかいてきた人は、きれいな横綱相撲しか経験がなくて、野党になった時の闘い方がわからなかったわけですね。

野中 そうなんです。地方政治で野党経験のある僕らが見直されるようになったのはこの時からですよ。細川政権を叩く事で、同時に自民党がやってきた負の部分も叩いたつもりです。

   

――(加藤の乱で)加藤さんの将来はないと思っていたんですか。

野中 将来がないとは思わなかったけれども、加藤さんは自分で自分をつぶしていくと思っていました。そして、このままつぶれたら再び立ちあがる事は難しくなるぞという気持ちが強くて、僕も古賀さんも泣いていましたよ。幹事長室で2人で「たまらんなあ」と言うてました。

――これが権力闘争というものなんでしょうね。

野中 そうかもしれませんね。

   

野中 (森政権の幹事長を辞めた頃)いずれ経世会がつぶれていくだろうという事は僕にはわかっていました。実権は青木さんが握っていたが、あの人は経世会の役員はしませんでした。しかし、経世会の役員会には必ず出席した。参議院自民党幹事長として出るわけですよ。そして、幹部会を開くと必ずあの人がいて、発言するわけです。

 (中略)青木さんは官房長官になってだんだん権力を持つようになってくると、役員会なんかでもグサッと発言するようになってきたんです。それが皆を威圧してしまい、誰にもものを言わさないようになった。僕は青木さんの下で参議院が従来の参議院とは違った状態になっていくのをこれでいいのかなと心配して見ていました。

      

――藤井さんが総裁選に出る事を派閥として支援する事に青木さんは反対したわけですが、こんな事は昔は許されなかったでしょう。

野中 そう、許されなかったですね。

――なぜ、そんな事になったのですか

野中 橋本さんにはね返すだけの迫力がなかったんです。

――かつての野中さんなら、裏の情報もちらつかせながら抑えこんだのではないですか。

野中 いや、負けるかもしらんけど、うちの派閥で決めた事と心中する以外にないと思っていました。青木さんと正面から闘う事はしなかったですね。

――それはなぜですか

野中 竹下さんの陣営の中で、青木さんと僕とは一番古い仲だったから、正面から喧嘩しようとは思わなかったな。青木さんは参議院議長を目指したらいいような人だ、僕は当選回数の少ない人間で、年を取ってから国会に出て、やるべきポストをみなやらせてもらった人間だから、去るべき時期を間違わないようにしようと思うぐらいの悟りきった心境だった。

――最後まで闘い抜いて、青木さんに勝とうとは思わなかったのですか。

野中 思わなかったな。僕は参議院の青木さんに近い連中から、「あなたが小渕政権の官房長官を辞めた時、後任に青木さんを選んだのが間違いなんだ。青木さんに力をつけさせたのはあなただ」とキツく言われた事がある。これが僕にはこたえた。

筒井康隆、びっくりした、書泉グランデ

2018年10月

ツタヤ図書館、万歩書店、透明ブックカバー

2018年9月~

  

  • 故郷へと18きっぷで帰る途中で図書館と古本屋・その1・周南市徳山駅前図書館(なるほど、戦後日本の図書館人達が目指した図書館像を根底から否定している、全く考慮していないのがよくわかるね) pic.twitter.com/NsuVbjYjfn posted at 21:30:50
  • 故郷へと18きっぷで帰る途中で図書館と古本屋・その2・ブックオフ福山野上店(まあ何も考えず気軽にブックオフに行っとるうちが華よ) pic.twitter.com/55pz8wd7gq posted at 21:33:55
  • 故郷へと18きっぷで帰る途中で図書館と古本屋・その3・岡山の万歩書店本店(昔、三ノ宮にあった超書店MANYOを思い出しましたが…密度はこっちの方が断然濃いねえ) pic.twitter.com/fkXvLLyLbV posted at 22:05:05
  • 今日行った徳山の、いわゆるツタヤ図書館ですね、せっかくなので1時間くらいじっくり見て回ったんですが、ありゃ異様でしたね。 というのは、今までの図書館って、「誰でも無料で借りられる」プラス、 posted at 22:18:45
  • 「誰でも無目的に入る事ができて、本棚からどんな本でも借りる事ができて、その場で何時間でも滞在する事ができて、無料」という、まあ夢みたいな空間だったわけですが、当然蔦屋書店にしたってスタバにしたって、商業施設なわけですから、金がなけりゃ入ってくるなですし、 posted at 22:25:26
  • 金があったって、「本買ったらさっさと出ていけ」「コーヒー飲み終わったらさっさと出ていけ」な場所なわけですね。 で、問題なのは、そういう根本的に違う空間が、物理的に仕切られていないんですね。床にこんな感じで↓分けられているのみで、続いているわけです。 pic.twitter.com/FK7TlyLfMn posted at 22:30:28
  • そうするとですね、商業施設が醸し出す、「お客じゃないなら(金がないなら)来るな」という雰囲気がですね、図書館側に伝播してるんですね。 だから、いわゆる図書館、我々が慣れ親しんだ、いつでも暖かく迎え入れてくれる図書館とは似て非なるもので、それが異様なんですね。 posted at 22:37:12
  • 要はね、簡易な、薄っぺらいベニヤ板でもいいんで、はっきり空間として分けてしまえばいいんです。で、「こっちは商業スペース、こっちは公共スペース」みたいにすりゃあね、俺も気を遣わずに済んだわけですよ。 posted at 22:44:16

   

  • 結構リツイート・いいねをもらった徳山のツタヤ図書館の事ですが、結局ね、俺みたいに無目的に、ただ図書館に行きたいから行く、じゃ駄目なんですね。「本を借りる、返す」ためだけの場所なわけですよ。だから「ツタヤにやらせたらいいじゃん」となるわけで、 posted at 09:05:49
  • それはつまり、ひたすらに貸出業務をアピールしてきた戦後日本の図書館の行き着く先でもあったのだなあと思うわけですよ。 まあでも、俺はそういう図書館にもガンガン行ってしまうけどね。 posted at 09:11:53
  • さっき、会社の会議室で仮眠していたら、「東京オリンピック開催中に台風がやってきて、更に大地震が起きた」という夢を見て、飛び起きました。 疲れているのかな…。 posted at 22:07:42

   

  • 北海道の地震で、会社の札幌支店も北海道工場も停電で操業停止だ何だと大変だったわけですが、金曜には停電も復旧してほっとして、ツイッターを見たら「大阪南部はまだ停電しているところがあります」、で大阪南部の貝塚市の親戚に電話したら、 posted at 11:03:22
  • 「こっちは昨日(土曜)やっと復旧した」「北海道ばかりニュースになってたから親戚から電話があったのは○○(俺)が初めてや、ありがとう」となぜか感謝された。 ツイッターやってて良かった。 posted at 11:08:40
  • 嘘だろ、おい…。 またツタヤ図書館に来たのか俺は…。 pic.twitter.com/8JPvw4uHh0 posted at 16:12:52
  • そんなわけで博物館と図書館と古本屋・その1・横浜市立歴史博物館(まあたまにはこういうところにも行きますよ) pic.twitter.com/CL53Y2MTCy posted at 21:38:39
  • そんなわけで博物館と図書館と古本屋・その2・海老名市立中央図書館(そんなアホな…なぜまたツタヤ図書館なんだ…) pic.twitter.com/7fVUjJRymU posted at 21:43:13
  • そんなわけで博物館と図書館と古本屋・その3・ブックオフ茅ヶ崎駅北口店(「BOOKOFF×SURF」? ああ、茅ヶ崎だからか) pic.twitter.com/SpODTHqsN7 posted at 21:50:23
  • それでまあ海老名のツタヤ図書館なんですがね、先週の徳山よりはマシか…と思ったんですが、「ハーブティー」「日本茶中国茶」の上に「松本清張全集」ですよ。駄目だこりゃ。 pic.twitter.com/xAhNFYtQw8 posted at 22:13:57
  • @dellganov へえ、そうなんですか。勉強になります。 海老名図書館、全集類が棚の上の方に、いかにも「その他」って感じで置いてあったんで、思わず写真を撮ってしまいましたね。 posted at 22:43:04

   

  • 何と言いますかね、そりゃ海老名のツタヤ図書館に呆れたのは確かですが、あんまりネガティブな事を言ってもいかんかなと。今更ですが。 何せ世の中には、ツタヤ図書館どころか「図書館なんて税金の無駄、全部なくしてしまえ」とか言う人が一定数いるわけで、 posted at 22:06:16
  • そういう人達と対峙することが大事なのであって、図書館関係者(及び俺のような図書館マニア)内で内部抗争してもしゃあないかなあ、図書館がなくなったら元も子もないしなあ…と思ったりね。 posted at 22:12:27

   

   

   

   

  • 家の近くのゴミ捨て場にあったんですが、こういうのも何十年も持っておけば立派な資料になるんやろうなあ、でもこんなかさばるもんずっと家に置いておけんわなあ…というところですねえ。 pic.twitter.com/qvR3wcWbDp posted at 19:35:00
  • @shomotsubugyo 結構きれいな状態で捨てられてまして、トランクルームに持っていったろうかなあ、そんでまんだらけ辺りに売りに行こうかなとも思ったんですが、トランクルームも満杯の状態なので結局あきらめました…。 posted at 20:24:17
  • ダイソーで買った透明なブックカバー、かなりいいですよ。 さっきからずっと作業中です。 pic.twitter.com/CZ4CQmHLrm posted at 21:56:19

コミケ、姫路、三島

2018年8月~

[https://twitter.com/tarimo99/status/1026098216998076416:embed#あのーですね、7年前にガラケーからアイフォンに変えてですね、それからずっとそのアイフォンを使ってたわけですが、もうさすがにええやろと機種変更をしてですね、ソフト

バンクの親切な店員さんが「アイパッドもつけられますよ」と言うので「じゃあそれも買います」と言いまして、今、俺の手元には]