ガールズバー、岡山、リアルラブドール展、御殿場、高崎

3月3日〜

  • どの会社にも「三度の飯よりキャバクラが好き」な人はいるものですが、うちの部にもそういう先輩がいて、しかし最近「三度の飯よりガールズバーが好き」に趣旨変えをして、その先輩とたまたま一緒に飲んで時間もいい感じだったので社会勉強やと思ってガールズバーとやらについていきましてね。 posted at 23:03:38
  • 上野で0時から6時まで、2軒ハシゴしまして、俺は酒が飲めないのでソフトドリンクを飲みつつ勉強させてもらいましたが…まあ確かにね、20歳とか21歳とか22歳とかの女の子が目の前にいるので…好きな人にはたまらんのでしょうがね、所詮二次元と違うんでね(当たり前だ)、薄っぺらい話と言いますか、 posted at 23:08:09
  • 「何歳?」「出身どこ?」「この店でいつから働いてるの?」「昼は何かしてるの?」とか雑談するぐらいしかなくて、一方ガールズバー好きの先輩の方は仕事の愚痴を延々言ったり「彼氏いないんだろ、だったら俺と付き合えよ」「金払うからチューしろ」とか言ったりと堪能しておりまして、 posted at 23:11:13
  • まあサラリーマンはそうやって発散するのが普通か、俺みたいに18きっぷ使って地方の図書館やらブックオフに行って喜んどる方が少数派か、世の中色々ですなあ…と大いに社会勉強できたわけです。 ちなみにお会計の方は8万(二人合わせて)でした。高い?安い? posted at 23:14:25
  • そんな事はともかく古本屋本屋・その1・ブックオフMIMANO分倍河原店(ぶばいがはら、と読むのですね) pic.twitter.com/3nAUduZu5W posted at 23:21:17


  • @tarimo99 そんな事はともかく古本屋本屋・その2・ブックセンターいとう分倍駅前店(東京ローカル版ブックオフみたいなものか。勉強になります) pic.twitter.com/YmPzhbiTho posted at 23:29:18


  • @tarimo99 そんな事はともかく古本屋本屋・その3・メロンブックス立川店(そう言えばその先輩曰く、立川にもガールズバーが結構あるらしい) pic.twitter.com/eAaGkH2NYN posted at 23:33:44


  • いやフォローされてもなあ… pic.twitter.com/RnBU52GCZH posted at 23:37:09


  • 【日曜の夜は(古)本で癒されよう】 昨日のブックオフ、ブックセンターいとう、メロンブックスで買ったもの一覧。 右下のモバマス同人誌以外は日本ラブコメ大賞2018用、俺は世界のラブコメ王。 pic.twitter.com/CgywtJB3w6 posted at 22:04:28


  • @knabeo やっぱりそうか。 まあ何事も勉強よ勉強。 posted at 23:34:35
3月9日
3月11日
3月17日
  • 「こどもによくない本」ならここに入れていいのか。 ある意味便利? pic.twitter.com/tp3gd2KCbx posted at 22:32:02


  • 18切符を使って愚直に図書館と古本屋に行けばいい事があるかもしれない・その1・御殿場市立図書館(駅から近いようで遠かった pic.twitter.com/tyNLkXKHAL posted at 23:14:47


  • @tarimo99 18切符を使って愚直に図書館と古本屋に行けばいい事があるかもしれない・その2・ブックオフ御殿場店。カップルの女「なに真面目に読んでんだよー」男「いいじゃんかよー」俺「表出ろコラ」 pic.twitter.com/8fAUAd1G7r posted at 23:20:06


  • @shomotsubugyo 御殿場に行く途中の国府津駅にありましてね。 写真だと何て事はないんですけどね、間近で見ると迫力がありますね。 「青少年への悪影響を許さない」的な、よくわからんPTA的なパワーがぷんぷん溢れてましたね。 posted at 23:27:08
3月20日
  • 上司に「お前もそろそろ管理職になるか」と言われ、はっきり「嫌です」とは言えず「いやそれはちょっと、あのまあ…」とか言ったりして疲れて家に帰ったらポストにこれが入っていた。 ま、9千円ぐらい払いますよ。そちらも大変でしょうからね。 pic.twitter.com/e0yrPYldiy posted at 00:38:14


  • 神保町のブックスワンダーで生頼範義展があるというのでSFアドベンチャー好きとしては是非とも行かねばならない、とやって来たのが17時40分頃。 撤去中でした(そうか祝日は18時で閉店なのか、19時やと思っとったなあ…) posted at 17:57:12
  • 休日出勤しても午前中で片付けたので午後からエロと古本屋・その1・深川東京モダン館でエロエロ東京娘のトークイベント pic.twitter.com/bqrEHuoZOX posted at 20:47:50


  • @tarimo99 休日出勤しても午前中で片付けたので午後からエロと古本屋・その1の1・会場で売られていた本2冊(たまには俺も新刊で買います) pic.twitter.com/YUgRZLNLEq posted at 21:16:46


  • @tarimo99 休日出勤しても午前中で片付けたので午後からエロと古本屋・その1の2・発禁シール(吉原の古本屋・カストリ書房か、今度ソープランド帰りに行くかなあ) pic.twitter.com/3eBeDrwwrD posted at 21:21:45


  • @tarimo99 休日出勤しても午前中で片付けたので午後からエロと古本屋・その2・神保町ブックス@ワンダー(雨@ワンダー、撤去中…) pic.twitter.com/ff091b0rnJ posted at 21:25:54


  • @tarimo99 休日出勤しても午前中で片付けたので午後からエロと古本屋・その3・中野まんだらけブロードウェイ(左に飛び交うのはフランス語で右に飛び交うのは英語、俺の独り言は日本語) pic.twitter.com/z6MUVa8GyB posted at 21:31:19


  • そんなこんなで休日もあっという間に過ぎて行くわけですが本館の方を更新しました。いつものように「脱走と追跡の読書遍歴」ですがどうぞ宜しく(d.hatena.ne.jp/tarimo/20180321)。やっぱり私立探偵と言えばニューヨークですなあ。 posted at 22:06:54
3月24日

電気通信大学、筒井康隆全集(腰巻付き)、私には役人の頭の構造がわからない

1月21日

1月22日
  • @knabeo 調布でやるんですと。行っとく? twitter.com/bungakureport/… posted at 16:42:11
  • @knabeo お、そうですか、頑張れよ。 後は俺に任せなさい。 posted at 20:46:46
  • もう今日は仕事にならんから帰っていいよで定時の17時半に会社を出て、何とか家に着いたのが18時半、それから「刑事コロンボ」を一本見て、録画していたアニメを見つつ飯を食って、風呂に入って、知り合いとツイートしつつ読書に勤しんで…まだ23時半か。えーとですね、(続く posted at 23:35:06
  • @tarimo99 えーとですね、世間の皆さんはこんな…健康で文化的で充実したアフター5(古い?)な平日を過ごしとるわけですか。 …嘘だろう。嘘だと言ってくれ。 posted at 23:46:50
1月27日〜
  • @knabeo 着いた、寒い、寒い、着いた、寒い。 pic.twitter.com/ggBnydIsCn posted at 11:00:12


  • アホのひとつ覚えのように古本市・その1・電気通信大学で古本市(大阪の三流私大卒の俺が国立大学様の敷居をまたぐ事になろうとはねえ… pic.twitter.com/XXQ2ZfWGjx posted at 22:09:29


  • @tarimo99 アホのひとつ覚えのように古本市・その2・調布の古本市(さっきの電通大で大量に本を買って…鞄がパンパンではなくパッツンパッツンに…) pic.twitter.com/tq9Kc5P0VF posted at 22:13:24


  • @tarimo99 というわけで電通大古本市の戦果。思いのほか良かった、特に「昭和・二万日の全記録」を5冊買えた(各100円)のが嬉しくて今日はもう一日中機嫌がいいね。 pic.twitter.com/NInxoFuMMo posted at 22:19:51


  • @knabeo あんた用に買っておきました。自然科学系。 …自然科学のところは洋書が多くてねえ、いかんせん俺は英語がアレなもんでこんなもんしか見つけられなかったんですがご勘弁。 pic.twitter.com/4bn62OFmar posted at 22:32:57


  • で、今クールは「恋は雨上がりのように」を見ています。何せ日本ラブコメ大賞2015の2位ですから(d.hatena.ne.jp/tarimo/20151220)、当然見ますよ。しかしまあ、何と言いますかね、「時代が俺に追いついた」「最初に俺が評価した」とかドヤ顔で言う感じ?もいいものですね。だだ誰だ恥知らずとか言う奴は posted at 22:46:53
  • そんなわけで寒い日が続きますが皆さん生きてますかヤッてますか、俺は生きていますヤッていますので「脱走と追跡」を更新しました(d.hatena.ne.jp/tarimo/20180127)。原点回帰…というわけでもないですが、今年は基本に立ち戻ってブログの方を活発化させたいと思いますので宜しく恋は雨上がりのように。 posted at 22:51:21
  • 相変わらずブックオフに行ったら、何と、筒井康隆全集(腰巻付き)が108円棚にババーンと!見たまえ、この何とも言えない危険な感じ。 …そら買ってしまうわねえ、文庫版持ってるけど。 pic.twitter.com/ZYeiSWwWv5 posted at 21:01:16


  • たまに早く仕事が終わって早く家に着いたら…ビデオを引っ張り出して悦に入ったりしているのでツイートじゃ pic.twitter.com/mTBavumbn9 posted at 22:32:36




2月3日〜
  • 愚直に古本屋通いを続けたらいい事があるかもしれない・その1・東京古書会館(店番?のおっさんが電話で「無理だよ、無理無理、無理だって、何考えてんだよ、無理」) pic.twitter.com/FPAZHYW3xC posted at 22:18:42


  • @tarimo99 愚直に古本屋通いを続けたらいい事があるかもしれない・その1の2・戦前の出版検閲資料展(なぜか貸切状態、写真撮りまくり) pic.twitter.com/QVxQauSRzC posted at 22:23:49


  • @tarimo99 愚直に古本屋通いを続けたらいい事があるかもしれない・その2・ブックオフ松戸駅東口店(なぜ神保町から松戸まで移動したかは俺が聞きたい。まあ楽しいからよかろう) pic.twitter.com/8pXIP6SCP4 posted at 22:28:15


  • 「検閲の結果は、子供の裸と後ろを向いた裸、それから老人の裸はよろしい、その他は全て消殺せよ」「私には役人の頭の構造がわからない」 pic.twitter.com/w7DkuHEPYO posted at 22:42:32


  • @tarimo99 上→主 pic.twitter.com/vMFsQddrUU posted at 22:44:43


  • そうでしたそうでした、俺は日本図書館協会の会員でした。 いっそ選挙違反でもやって華々しくスキャンダルを起こしたらどうだ、週刊誌が嗅ぎつけてお祭り騒ぎというのも悪くなかろう。 pic.twitter.com/qLFPsWyHRz posted at 22:23:20


  • 後輩2人(32歳と28歳)がほぼ同時期に結婚して、どこで知り合ったか聞いたら2人とも「ペアーズです」と。 俺「ペアーズってあの…ツイッターとかで出てくるやつ?」 後輩「はい」 「大丈夫なん?サクラとか業者とか」 (続く posted at 09:22:01
  • @tarimo99 「大丈夫です、フェイスブックと連動してるんで、どんな人かすぐわかります」 俺「ほほう…(フェイスブックでどんな人かわかる?)…友達が多いとか?」 「はい、あと、スポーツは何が好きとか、ワインが好きとか」 俺「ふーん…」(話が続かないので俺の風俗失敗話へ移行 posted at 09:29:19
  • 長いだけが取り柄の我がブログをとりあえず書籍として(同人誌として)作って、即寄贈するという夢(野望)があったりするんやが…100部ねえ…。 ま、いざとなったらフォロワーさん達にばらまくか。50部くらい。 twitter.com/shomotsubugyo/… posted at 23:46:43
2月11日〜
  • 【日曜の夜は古本で癒やされましょう】スコラ1994年5月12日号 pic.twitter.com/3iCr87sIR1 posted at 23:14:22


  • @tarimo99 「(いつでも・どこでも・誰とでもやり取りができる)ツールが発達し、情報も氾濫し、肉体的なコミュにけーションが希薄になればなるほど、逆に無気力になってしまうかもしれない」 pic.twitter.com/6Glq2bdVEB posted at 23:23:57


  • 故郷から東京へ戻る途中も悪行三昧・その1・まんだらけ梅田店(風俗案内所には寄ってません) pic.twitter.com/IIA25gXFLr posted at 21:57:54


  • @tarimo99 故郷から東京へ戻る途中も悪行三昧・その2・ブックファーストコミックランド梅田店(まんだらけと並んで青春の地の一つです) pic.twitter.com/DlkMDB13xC posted at 22:01:58


  • いやあ、偉い人順にしないとねえ…。 気にしない人は気にしないけど、気にする人は本当に気にするからね。 特に中途半端に偉い人(部長だけど役員じゃない、取締役だけど担当業務がない、等)は要注意ですよ、もうすぐ社会人になる人は気を付けてね twitter.com/isaacsaso/stat… posted at 18:08:55
  • @shomotsubugyo ま、お互い、窮屈な組織に身を置きつつ、古本・図書館・エロ漫画、ですな。 話は変わりますが、貴ツイートでご紹介されていた古書会館での出版検閲展、大変面白かったです。 posted at 22:45:26
  • @shomotsubugyo そうですね、また飲んだりしたいですな。 秋葉原で効率良くエロ漫画を買う(楽しむ)方法を伝授したりするのもいいですねえ posted at 23:19:53
  • 最後の、「暗い暖かい夜に」がかっこいいな。 国会図書館の新聞資料室に行って複写してこよう。 twitter.com/oldpicture1900… posted at 18:00:08
2月17日
  • 会社での話。 能力的には同じレベルの女が2人いて、Aはそこそこ美人だが課長部長以上には愛想がいい反面、それ以下の人達には冷たい。 Bはまあ美人ではなく普通、但し誰にでも愛想がいい。 という事は結局、会社の細々とした情報(こういう時はこうした方がいい、この人に相談した方がいい)は posted at 18:48:43
  • @tarimo99 Bは教えてもらえるし、困った時には周りが手を差しのべてくれるわけです。 で、徐々に、「AよりBの方がねえ、いいよねえ」という雰囲気が醸し出されてくると、課長部長もその雰囲気に気付き始めて、Aを以前ほどチヤホヤしなくなってくるわけです。 そうこうしているうちに posted at 18:56:25
  • @tarimo99 何回か人事異動があって、Aを気に入っていた課長部長もいなくなったのですが、そのBが寿退社する事になりまたと。 で、ここからが本番なんですが、寿退社が決まって1週間後ぐらいに、たまたまAもBもいる酒席に俺もいて、偉い人とかいないんで無礼講やと結構飲みが進んで、 posted at 19:09:38
  • @tarimo99 一次会が終わって二次会になって(Bは一次会で帰宅)、何かきっかけがあったんでしょうね、Aは「Bがいなくなって嬉しい」「あんなの愛想がいいだけよ」「私なんか大学でめちゃくちゃモテた」などと話し出して、もう手が付けられない状態になってましたね。 posted at 20:24:48
  • @tarimo99 さあ、4月から新社会人となる貴女は…A、それともB? posted at 20:27:39
  • 年末年始からずっと「絶好調じゃ怖いものなしじゃ」などと調子に乗っていたせいか風邪をひいたので今日はずっと寝ていました。 …とは言うものの夕方くらいからそわそわして、別にインフルエンザでもないし熱もないしなあと気が付いたら近所の図書館に行ってました。こっちの病気を治すべきかな? posted at 22:21:06
  • ま、そんなこんなで本館の方を更新しました(d.hatena.ne.jp/tarimo/20180217)、読書法についての本です。今年は本館(ブログ)の方をちゃんとやりますよ。 それはそうとやはり「恋は雨上がりのように」はいいですね、しつこいようですが日本ラブコメ大賞2015の2位ですよ。 posted at 22:25:03
2月18日
  • 3枚目の、「公衆電話で電話している大人達」こそがね、当時兵庫県の田舎の小学生だった俺がイメージしていた「東京」ですよ。 twitter.com/zaikabou/statu… posted at 00:18:08
  • しかしまあ、1991年から14年後に東京へ引っ越してきて、もう13年が経つわけやから…そら何もかも変わってしまうわなあ。 posted at 00:24:38
  • 思いのほか早く風邪が治ったので図書館本屋古本屋・その1・藤沢市立南市民図書館(臭いおっさんがおったなあ…、ありゃ絶対浮浪者やな) pic.twitter.com/0lmBOiDtbF posted at 22:06:30


  • 思いのほか早く風邪が治ったので図書館本屋古本屋・その2・とらのあな湘南藤沢店(あらこんなところにも「とらのあな」が、これは得したね) pic.twitter.com/4zOeheygdw posted at 22:08:36


  • 思いのほか早く風邪が治ったので図書館本屋古本屋・その3・ブックオフ藤沢駅北口店(寒い…のは近くのマクドで買って手に持っているシェイクのせいか、そうか) pic.twitter.com/1WbazcFDbU posted at 22:11:30


  • 何でいつもいつも、買った本の写真を載せずに店の写真ばっかり載せるかというとですね、まだ読んでないからですね。で、お恥ずかしい話ですが読むのは1週間後とか1か月後とかひどい時は半年後とかになるのですね。とは言いつつも今日は日曜なので…載せてみましょうかね、エロ漫画ばっかりやけど posted at 22:19:32
  • 【日曜の夜は(古)本で癒されましょう】 とらのあなで買ったのが上の2冊 ・君想ふ恋/ゲンツキ ・モバマスの同人誌(高垣楓で18禁) ブックオフで買ったのが下の1冊 ・今宵、妻が?/佐野タカシ 日本ラブコメ大賞2018は今年も絶好調です pic.twitter.com/3iZzd0pnTr posted at 22:29:24


  • さっきのツイートですが、ある上級者から「まだ読んでない?当たり前じゃん、本は買ったら積ん読だよ積ん読積ん読こそ人生だよHAHAHAHAHA」的な感じでアドバイスをもらいましたので、今後は積極的に買った(けどまだ読んでいない)本の写真も載せていく方向でいきます。エロ漫画だらけになるかな… posted at 22:59:34
  • @shomotsubugyo 使ってちょうだい。 posted at 23:50:55
2月24日

罠から逃げたい/パーネル・ホール[早川書房:ハヤカワ文庫]

罠から逃げたい (ハヤカワ・ミステリ文庫)

罠から逃げたい (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「おいでなすったな」スタンリー・ヘイスティングズは俺の顔を見るなりそう言った。俺がドアを開け、ヘイスティングズは俺を見た。と同時に言ったのだ。
「何がだ」
「おいでなすったな」
「それはもう聞いた」
「じゃあいい」
 どうやら機嫌が良くないようなので、アメリカ人がよくやるように両手を上げて「俺ほど安全な男はいないって」と言う事にした。
「は?」
「いや、この前の事件で、君がそう言ったらしいから」
「どの事件?」
「ええと…君が撃たれたやつじゃなくて…何だったかな、総会屋のおっさんが突然やってきたとかいう…」
「総会屋?」
「総会屋…じゃないな、うん。ニューヨークに総会屋はいないな。あれだ、投資会社の副社長がやってきて…ハニートラップにかかったから調べてくれとか…」
「ハニートラップじゃない。ただバーで女と飲んでただけで、その女を調べたんだ」
「それそれ、その事件の事を書こうと思うんだよ」
「楽しそうだな」
「そりゃ、人の不幸ほど楽しいものはないからね」
「それで…どうやって書いたらいいか聞きにきたわけか」
「聞きにきたんじゃない。相談に来たんだ」
「君には借りがあるから断りはしないが…読んだんだろ、本は」
「読んだよ。実家に帰る時に、新幹線でゆっくりと。でも俺は文章を書くのが下手だし、面倒臭がりだし」
「それでよくブログを10年以上も続けてこれたもんだ」ヘイスティングズが感想を述べた。「他に諸々の素質が備わっているからいいようなものの」
「いつになったら、俺のブログが閉鎖するかしないかって話が出なくなるか知りたいね」
「言い出したのはそっちだぞ」
「有罪を認めるよ。実を言うと、俺も少々疲れているんでね」
「じゃあ、君はここへ来るべきじゃない」
「他に行く場所はない」
「おい、はっきり言ったらどうなんだ」ヘイスティングズはついに嫌な顔をした。「君も事件を抱えているんだろ」
「その通り。そこで数々のピンチを切り抜けてきた、天才的私立探偵の英知をね」
「『天才的に不運な私立探偵』だろ」
「誰がそんな事を」
「忘れたのか。前に君が言った」
「足元をすくわれそうなんだ」俺はようやく椅子に座った。「それも、10年以上やっているブログのせいでね」
「楽しそうだな」
「ちっとも楽しくない。それに、大体の事はもう聞いているんだろ、あのマコーリフとかいう刑事経由で」
「殺人事件の被害者が男の場合、犯人の9割方は、その女房なんだ」
「それもマコーリフから聞いた」
「じゃあ話は早い。事件を解決するのさ。警察が頼りにならないんなら、君の手で」
「だからここにやってきたのさ。君にアホ呼ばわりされるのも承知で」
「アホ呼ばわりじゃなくて、現にまるっきりのアホだ」
「ほら、それだ」
「すねるな。簡単な事じゃないか。君は犯人じゃない。という事は君以外の誰かが犯人だという事だ。後はその犯人を見つければいい」
「なるほど。その犯人を見つける事がどれだけ簡単か、教えてくれるかい。1時間20ドル払うよ」
「簡単な事さ」ヘイスティングズは言った。「君のあのブログを使うのさ」

「反」読書法/山内昌之[講談社:講談社現代新書]

「反」読書法 (講談社現代新書)

「反」読書法 (講談社現代新書)

 昔は作家や学者の「読書法」「読書日記」等を読む事を意識的に避けていた。生意気なことに、若い頃(特に20代)は「俺独自の読書法を確立し、俺は俺なりの『読書と人生』を歩まなければならない」と息巻いていたので、彼らの「読書法」や「読書習慣、読書生活」を読む事で彼らの考えが俺に影響を与える事を恐れていた。
 ではそんな俺が他人の「読書法」から逃げ回った結果確立した「読書法」は何かと言うと「ラブコメや政治に限らず、読んでみたいと思った本は何でも読む」という教科書的というか当たり前というかひねりも何もないものとなったが、この読書法のおかげで俺は死ぬまで退屈しない人生を保証されたのだから良しとしよう。本を読む事で俺は他人の人生や思想を体験し、遠く離れた土地や異国の地を訪れ、空想と妄想の世界で戯れる事ができるのだ、ブックオフで108円を出すだけでそんな事ができるのだから生きるというのはそんなに悪い事ではない。
 そのようにして「読書法」を我が物にして自信ができた頃から他人の「読書法」や「読書と生活」を知りたくなってきた。俺が俺のちっぽけな人生の中でそれなりの歳月と苦労をかけて「読書法」を作り上げたように他の人にもそれなりの苦労があったはずであるから、それを知りたいではないか。また「読書日記」というやつも面白い。人が何の本を読んでいるかというかなりプライベートな事がわかるし(電車で本を読んでいる人が皆ブックカバーをつけているのはそういう事である)、本を紹介する際に挿入される何気ない生活の断片(出張に行った、職場で意外な人から意外な本を紹介された、仕事が忙しかった、体調を崩したので本を読んだ、海外の出張先で本を読んだ、連休でゆっくり本が読めた、贔屓にしていた小説家が死んだ、等)が他人のプライベートを覗き見しているようでほのかな罪悪感がある。というわけで本書に書かれている「反」読書法で、俺が共感できたものを紹介して、ついでに俺独自の読書法も一部紹介して(無料で全部紹介するわけにはいきませんからなあ)、さっさと本を読もう事にしよう。
<「反」読書法>
・他人がどういう本を読んでいるかを全く気にしない。
・自分が気に入った本を楽しく読む。
・自分にとってどうしても興味が持てない本、読む必然性が感じられない本を無理して読む必要はない。
・あれこれの大家や権威がこれこれの本を読むべきだとか、学生時分にはこの本を読まなくてはならない、といった啓蒙主義じみた読書法ほど、あてにならないものはない。
・一冊だけでなく、二、三冊を同時並行的に読む。ただし、本の性格によって、通勤途中、自宅、勤務先などに振り分けて読む。
・難解な本については、自分が理解できる箇所を突破口に全体に迫ればよい。
・この作家の書いたものなら、すぐ本屋に飛んで行って買いたくなるという風にある作家に惚れ込む。そうすれば、限られた時間と書籍購入の予算を有効的に使える。
・読書はすべからく楽しむべし
<読書法(俺)>
・本を買った時は、買った日時と店、値段をメモする(そのため、レシートは重要。必ずもらう)。
・旅行先や出張先では必ず本を買うべし。時間がなければコンビニか駅のキオスクで買えばよい。必ず記憶に残る。
・本は読み終えた順に「読書備忘録」に書き残して行く。単なる「備忘録」でよい。感想を無理して書く必要はない。なお、単純に読み終えた順に書いていく。歴史の本→エロ漫画→ミステリー小説→ラブコメ→昔の週刊誌→政治評論→、という具合に。
・体調を崩した時にはこの本を読む、と決めておく。体調が悪い時は必ず読む、体調が悪くない時は絶対に読まない。体調が悪くてもその本を読んでいると何となく安心できる。
・自分が本当に好きな本は、2〜3年に1回の周期で、繰り返し読む。「2〜3年に1回」だと「繰り返し読むに値しない」のなら、その本は「本当に好きな本」とは言えない。
・自分独自のジャンル分けや限定条件を作って楽しむ。「ラブコメ」「政局」「SF(国内のみ)」「ミステリー(海外のみ)」等。

協奏曲/遠藤周作[講談社:遠藤周作文庫]

協奏曲 (講談社文庫 え 1-18)

協奏曲 (講談社文庫 え 1-18)

 まず読む前に「この小説は中間小説である」と意識した方がよいわけだが、では「中間小説」なる言葉の意味をまず解説しなければならんですな、昭和40年代までは特に解説しなくても通用していたんですが、まあこの小説は昭和40年の作ですからまさに「中間小説」を説明するのに打ってつけでして、要するに
(1)純文学ではない
(2)大衆小説(ミステリー、SF、官能小説、等)ではない
 というのが中間小説となりますが、大衆小説の括りにミステリーを入れてしまうと例えば松本清張とかの社会派推理小説等はどうなるんだという事になりますが、イメージとしてこんなもんだという事を言いたいだけですのでご勘弁下さい。俺が言いたいのは中間小説というものは「難しく考えたり深い感銘を受ける必要はないが、さりとて肩の力を抜いて読めるほど軽い小説でもない」事を前提として、作家が書き、読者が読んでいたものであるという事です。
 なので本作では二人のヒロインのうち若い方(22歳のヒロイン)の若さを称えるだけではなくて若さゆえの無神経や周りに迷惑をかける事を若者の特権だと勘違いしている愚かさ・奢り・誤解を苦々しく描く事もあり、主人公と年上の方のヒロイン(共に35歳前後)の「表面上は『もう若くないんだから』と事を荒立てまいとしながら、それでも揺れ動く感情に逆らえない」愚かさや哀しさを描く事もあり、しかし三者の心理を底の底までえぐるのかと言えばそうでもなかったりするのですが、だから中途半端で終わっているという事もなくて、そこはさすが純文学作家で「事象としては中途半端に終わってはいるが何となく一つの区切りがついた」読後感を感じる事ができますので、ディスコもゲームもない昭和40年代頃の「娯楽」としての中間小説を体現していると言えましょう。
 あと、22歳ヒロインが35歳前後主人公及び35歳前後ヒロインに向かって「私達の世代は、好きなら好き、嫌いなら嫌いと、はっきり言うんです。行動するんです。それが新しい世代の生き方です」と言う場面があるんですが、それから53年経ってますからね、今の75歳の老婆と88歳の老婆がかつてこんな青春を送ったと想像すると慄然としませんか。時間は残酷です。長生きはしたくないですなあ。
 
「そうさせて頂きますわ。でも、お邪魔じゃありません?」
「そんな事、あるもんですか」
 淑子はこの若い娘に、既に軽い嫉妬を感じていた。巴里に着いたばかりなのに、すぐに病院に駆けつける事自体が、千葉とこの娘との親密な関係を示しているように思われたからだった。
「で、よくおわかりになったわね。この病院が」
「ええ。千葉さんのホテルをお訪ねしたら、ここだと教えられたものですから。先生、どうなんです」
「大した事ないわよ。かすり傷とお考えになっていいわ」
 すると、今までこわばっていた娘の表情に初めて朝の草花のように幸せそうな笑いが浮かんだ。それは、淑子もハッとするほど、新鮮なかわいい笑いだった。
(ああ、この娘は千葉さんを愛している)
 と彼女は直感的にそう思った。
 女としての本能から、淑子は冷静に自分のライバルらしい志摩弓子を観察した。旅の疲れはこの若い肉体のどこにもなかった。もうすぐ千葉に会えるという悦びのせいか、この娘はしきりに壁にかかった電気時計の方に目をやっている。
「奥さまも千葉さんとお親しいんですか」
「ええ、もう、ずっと前からね。あの方がまだ留学生としてここに来ていらっした時から存じ上げていたわ。あたしもコンセルバトワールの生徒だったから」
 あなたよりも、ずっと昔から千葉さんとは親しいのよ、という事を言い聞かせるように、彼女はこの言葉を口に出した。
「そうですの」
 すると、弓子の目に、初めて勝気な光が浮かんで、
「でも、千葉さんは、東京で一度も奥さまの事を、あたしに話して下さいませんでしたわ」
「まあ、そう」
 淑子はわざと微笑みながら、その言葉の刃を受け止めた。